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【福島 浜通りの記憶】 請戸漁港 ヒラメの稚魚放流

情熱クラブの大杉遥です。
こちらの記事では、福島県 浜通りで出会ったものや、体験したことをお届けします。

2023年7月25日、福島県浪江町の『請戸(うけど)漁港』にてヒラメの稚魚の放流が行われました。今回は、放流の様子を見学させていただきました。

請戸漁港は、東日本大震災の津波と原子力災害の被害を受け、復興を目指す場所の一つです。2020年4月には9年ぶりに競りが再開されました。
若い人も多く、笑い声が聞こえる明るい雰囲気の漁港です。

ここの競りでは、大きなヒラメが定番です。活きが良く、水槽から飛び出しては漁師さんに拾われる光景をよく目にします。
一方、放流する稚魚は約10cmと普段の見た目からは想像できない可愛さです。

陸送で運ばれてきたヒラメの稚魚たちは、漁師さんたちに運ばれて船に移動します。その後、放流に適した沖で放たれます。

今回放流したヒラメの稚魚は、2日間で11万匹。
量は多いですが、全てが生き残れるとは限りません。

水槽で大事に育てられた稚魚にとっては、サバイバルの始まりです。
ここから自然での生き方を学んで行くのでしょうか。
沖にヒラメを放ったとたん、さっそく鳥たちに狙われます。

「あんたらの餌じゃないんだぞ」と言ってしまう気持ちにも共感できます。

それでも、大きく育ち戻ってくるヒラメもいるとのこと。
青年部の部長さんは、「元気に育ってくれたら嬉しい」とお話してくれました。

「請戸」という土地から旅立つ稚魚を前に、私も困難に負けずに強く生きていこうと思えました。

本記事の写真は請戸漁港の方にご提供いただきました。
見学やお話をしてくださった請戸漁港の皆さんに感謝いたします!

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