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AI画像生成で女装官能小説の挿絵にトライしてみた。

 かなりニッチかつこじれた嗜好のAI画像作成トライなので、タイトル見てAI画像情報の最新情報をご期待の方にはそういう内容ではございませんので、悪しからず。

 それにしても便利な世の中になりました。noteを始めた3年前には女装官能小説などというニッチかつ拗らせ気味の嗜好にあった内容につける挿絵はかなりいろんな「ギリギリ」の作業が必要でクオリティも到底満足いくものではありませんでしたが、今やそれなりにそれ風の美しい画像がアップできるようになったのですから、本当にAIさんには感謝しかありません。

いくつかのソフトをトライした結果、Bingのimage creatorが比較的好みにあいました。とはいえ、理想の画像を作るためには、プロンプト(呪文と呼ばれたりもしてますが)と呼ばれる文章をあれやこれやいじって、20回から30回くらい工夫を重ねてたどりついた感じです。

女装官能小説「蛹と蝶」の主人公=明美ちゃんこと明君が、紺色のワンピースで女装して、床に正座してお相手に挨拶している画像(なんとなくソープ嬢のご挨拶をイメージ)を生成してみたかったのですが、理想形に近づくまでの道のりを公開してみたいと思います。
2番目くらいにいくつか出てきた画像のひとつがこれです。

袖の透け感が素敵です。

意外と最初からクオリティが高くてビックリ!女装テーマを掲げておりますので、ワンピースの質感とかには拘りがあるのですが、お袖の部分の透け感の完成度が期待以上で驚きました。ただ、正座させたいのに椅子に座っているところとか、なぜか桂文枝の「いらっしゃ~い」みたいなポーズになっているところを修正したかったので、「日本伝統の正座をしている」を加えてみたり、「挨拶」という言葉をカットしてみたりしました。

なぜか合掌。

するとなぜか仏教徒感のある合掌ポーズになったので、「日本伝統の」もカットして「部屋の中で正座をしている」という表現に変更。

可愛い!けど、なぜか変な畳の部屋に。

だいぶ近づいて来たのですが、なんか明るすぎますし、畳の部屋、しかもいつのまにかワンピースがミニに。そこで「薄暗い部屋の中で」という設定を加えてみました。

なぜか正座しないで、アンニュイなポーズ

だいぶ雰囲気は淫靡な空気感を醸し出すことに成功していますが、なぜか勝手に正座を崩したり。

勝手に分裂、しかも袖の透け感がなくなるという残念な結果

勝手に正座を止めて、分裂する輩まで現れましたが。そうこうするうちにタイトル画にも使用し、本編23話でも使用した「明美ちゃん」画像の生成に成功しました。

改めてこちら。

うん、本当に可愛いし、満足。
 みんなかわいいのですが、女性的な感じと男性的な感じのブレンドも難しいポイントで、採用した画像については独断と偏見で少しカワイイ系の女性の雰囲気の顔のものにしております。どの画像も「男性的な顔立ちのアジア系女性」という文章表現は共通なのですが、男性的な顔立ちの解釈の仕方がいろいろとAI的にもありそうですね。生成された画像で一番男性的な顔立ちだと思ったのは。この子。これはこれでありですが、最終的に「女性」であるというところで「男性的な顔立ち」に振り切ることはあまりなさそうです。

少し男性味が強い子

逆に「女性的な顔立ちの男性」とすると同じことでむっちゃ男感が強くなるので、美しくてかわいい女装子ちゃんにはなりませんでした。

そこから発展させて、ベッドのへりでパートナーと一緒に座っている画像もトライしてみました。

なぜか男が着物

不思議なことにパートナーが着物になっていたり。

なぜか少女漫画風

なぜか突然の少女漫画風になったり。(服の質感表現はなぜか素晴らしい)

このワンピースすてき。

だいぶ近づいてきたけど、表情が明るすぎる。でもワンピが素敵。そして、やっとこれに落ち着きました。男がなぜかこれも勝手にジローラモいたいなことになってたので、大胆にカット。う~ん、なかなかに奥が深い世界です。丁寧に表現を細かくすることが再現度の高さにつながることはなんとなく分かってきましたが、ネット上に画像データが少ないものはなかなか表現がうまくいかないように感じました。「透け感のあるバルーンスリーブの紺地のワンピース」の情報がネット販売も含めて画像データが豊富にあることが美しい表現につながった理由ではないかと思いました。

このニッチかつ拗れた嗜好性のAI画像生成チャレンジに興味をもっていただいた方は是非、下記にある小説「蛹と蝶」をご覧ください。


皆様からのサポートで、皆様に期待に添えるものをかけるようになりたいと思います。