三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』の感想(読書メーター)

『ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫)』三上 延

息を吸うように本を読んでいないと気が済まない古書店主の篠川さんと、過去のトラウマから本が読めないが、聞き上手な店員の五浦くん。そんな対照的な2人が古書を巡って数々の謎を解き明かすお話。昨今はブックオフやアマゾンが台頭してきたことにより、古書の扱いや価値が変化してきたかもしれないが、どんな本にしたってそれを読んだことによって何とも感じなかった人は殆どいないと思うから、1円であろうが100円であろうが、古書には読んだ人の思いが詰まっていると感じた。私はこの本を読んでから、紙の本をもっと大切に扱おうと思った。

#読書メーター

https://bookmeter.com/reviews/120367780

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