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私の根っこ、あなたの根っこ

温泉って好きだな。。ただ自分の体をひたす、あずける。
そこに私の根っこってあるように思う。

こんばんは、アリス食堂です。

温泉の恋しい季節へとなりましたね。
いかがお過ごしですか?

最近の私、いっぱい伝えたいことはあるのだけれど。。
焦らずに徐々に文章にしていきたいと思っています。

さて、今回は私の親愛なる息子の運動会の話を交えながら、私の根っこについてのお話です。

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この状況下、久しぶりに沢山の人と会う機会でした。
久しぶりの会話、挨拶だけでも、姿を見ただけでも、
この数ヶ月、この数年で色んな事があったのだろうなと感じる事ができました。

私にも色んな事がありました。
日々一定ではなく、うねり動き続けている。

でも、以前と違うのは自分の根っこを感じられるようになったこと。
私のうねりは前より軽くなっていると思います。
それは、楽しささえも感じられる。
舞い踊っているようでもある。

ふわふわと浮遊しているようにしなやか、だけどしっかりと落ち着いている。安定感がある。
そこには私の根っこの存在があるから。

私の根っこ、それは私の生まれ育ってきたもの。
そこで感じた経験や思い。
私はそれと十分に向き合ってきた。
これからも向き合い続けていくことでしょう。

私という木にある根っこ。
雨に打たれ、強い風にきしむ状態にばかり目をむけていた。
だけど、私という木の根っこはどんな時も柔らかな土の中にいたのです。

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子供という存在は、ありがたいと思う。
様々な感情をくれる。
より深く私の感情を揺さぶる。
どう表現したらよいのか私にはまだ分からないけれど、きっと私の根っこにヒントがあるのだと思う。

最年長となった息子は運動会の間、あちこちに走り回っていました。
皆の前に立っている場面では、同級生の子たちの表情がゆるむ。
どうやら、息子にチョウチョがとまっていたらしい。
そういうものを持っているのが息子らしい。

運動会が終わった夜、地元の温泉に入りに行きました。
数年前に一度だけ入りに行った場所。
ばあちゃんの生まれに関係があるのだと聞いたことがあります。
生前、ばあちゃんがよく口にしていました。

懐かしい匂いがしました。
この温泉の近所の温泉にはよく入りに行っていたので、
同じ源泉なのだと思う。

この源泉の特徴は独特の匂いと熱さ。
小ちゃい頃は熱くて泣いた事もあった。
少し大きくなって、熱いという私を気遣って水を入れてくれた方に
母が平謝りしていたのを思い出す。

日曜の夜によく行っていたので、明日は学校だなぁ、なんて思いながら入っていたのも思い出す。
運動会で頑張っていた息子と、あの頃の私とが重なる。

先客のご高齢の方たちが私が入ると同時に上がって来られた。
「お先に、さようなら」
老いも若きも、この言葉で温泉を出るのがここ地元の挨拶。
「さようなら」と私も返した。

相変わらずの熱さ。
癒やしとは違うこの温泉は、何かをさっぱりと洗い流してくれると感じる。
身が引き締まる、そういう気持ちにもさせてくれる。

帰り、ただ脱いだだけの靴がきれいに揃えて履きやすい方へと向きが変わっていた。私もこうありたいものだ。ありがたく履かせていただいた。

家に帰ると母が「おかえり」と言ってくれた。
「ただいま」と伝える。

今日も私は私の根っこで、安心して眠りにつく。
そして、私の今目に見えるものがゆっくりと確かに私のなりたいものへと繋がっている。

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あなたの根っこは何ですか?

あなたの根っこは、あなたの今一生懸命に向き合っている事の理由を教えてくれ、何よりもあたたかな優しさをくれ、大きな力をくれる。

私はそう思います。

お読みいただき、ありがとうございます。
また次のアリス食堂にて。




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