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自分の真ん中。

こんばんは、アリス食堂です。

本日もお付き合いのほど、よろしくお願いします。

最近、テレビの方たちに会う機会がありました。
息子も大好きな人気番組の人たち。
遠くで見ていただけで、直接会話したのは、タレントさんのお世話をしていた方と、一言二言だけ。
だけど、そのお世話をされていた女性の方がとても感じの良い方でした。

軽やかだけど、とても落ち着いている。
そういう方がいらっしゃる、だからこその人気番組へと繋がるんだと感じました。

落ち着いているとは、軸が定まっている状態と思います。
自分の真ん中を知っている。

私のこの数年は、自分の感覚に意識を向け、それはとても軽やかで楽しくもあったけれど、何かがあれば自分でも制御できかねるほどに翻弄され、深く落ち込むことがありました。

私は落ち込むたちです。
だけど、落ち込んでも最近は立ち直りが早いのです。
私なんて・・・イジイジ、という事が早くになくなります。

代わりにやってくるのは、今の自分を信頼しているということ。
軸が定まっている。自分の真ん中を感じるのです。

自分の真ん中に小さな明かりを灯してくれたのは、これだなぁと、思う物があります。
この色紙の文章との出会いです。

10年近い前だったように思います。
大きな商業施設での出会いでした。

「あなたを見て、書を書きますよ」
そう言って話かけて来らた、その方は何だか目立っていました。
今ならわかる、それをオーラがあると言うのだという事を。

それまでのように、いつものように通り過ぎるはずでした。
だけど、その時の私は違っていました。
一度は通り過ぎたものの、引き返してまでも書いて欲しいと思ったのです。

作務衣に草履、坊主頭のその方の笑顔は優しかった。
真向かいに座ると私の名前を聞いてくれました。
色紙と筆を持つと、鋭い目つきで私の目をジッと見られました。

それまでの私は人の目を見ることが苦手でした。
だけど、その方の目は恥ずかしいながらも見ることができた。
なぜなら、とても綺麗だったからだと思います。

出来上がった文章は、その日から私の宝物となりました。
だって、とても嬉しかったから。

文章内でもあるのですが、
「願いは何ですか?」と聞かれたように思う。
そして、私が言ったこと。
「皆に悪いことが起きないように」だった。

なんちゅう、ネガティブな願いなのだろう・・。

だからこその文章だとも思うけれど、嬉しかった。
「順子がいたら、皆にも悪いことは起きません」

そして、最後の言葉が何よりの私の宝物
「気が向いたら、己の道を」

私には私の道があるということを。
私は私の道を行っていいのだということを。
指し示してくれた、最初の人だった。

稲葉 尊治さま、あなたの表現が今の私へと繋がっています。
ありがとうございます。

自分の真ん中、感じるって気持ちいいですよ。

お読みいただき、ありがとうございます。
また、次回もよろしくお願いします。



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