見出し画像

フルコミまん127連休入った

月1500円でオーディブルの契約ができる。たいがいの書籍は無制限に聞き放題だ。

このサブスク契約をしてから、10冊近く聞いている。本屋に行って本を買う時代からアマゾンで本を買って届く時代に、さらにkindleでオンライン上での読書時代となり、いよいよ聞く読書時代だ。

さて、2015年にドラマ化された下町ロケットは阿部寛主演でTBSに放映された。ご覧になった方もいるだろうが、私は見たことがなく年末休みに入ったので聞いた。

もともと宇宙開発に携わっていた主人公が挫折し、家業である小型エンジンの製造業を継ぐものの、上場企業からの裁判攻勢を受ける等苦難を乗り越えながら、持ち合わせていた特許技術を活用して宇宙開発系の上場企業にバルブの部品供給を勝ち取るストーリーだ。

もともと特許技術の買取という打診に対して、それでいいのかと自問し、部品供給という言わばリスクも伴う方針(不良品が出た場合のコストもあるため)に舵を切り、社員からはリスクなく特許利用料を享受することをなぜしない?自社部品でロケットを飛ばしたいなどは社長の身勝手だ、と非難を受けながらも、次第に社員達も自社の技術力を馬鹿にされたくない!という想いに変わっていき力を合わせ勝利を勝ち取るサクセスストーリーである。

主人公のセリフにこんなものがあった。

仕事は一軒家のようなものだ。1階は生活するためのスペースが必要だ。ただそれだけだとつまらないだろう。だから2階がある。それぞれの部屋があったり体を休める部屋や趣味の部屋があるわけだ。

そんなセリフだったと思う。

くしくも従業員達は残業代のためではなく、自分達の仕事に対する誇り、プライドのために働いて力を発揮していく様が描かれている。

私が経営者だったらとっとと特許料をいただく算段をして終わりだろう。従業員の生活も考えると尚更だ。

ただしかし、仕事とはお金を稼ぐためだけのものなのだろうか。本当に力が出る時はそれ以外の何かに燃える時なのだろうな、そんな中学生のような感想だがそう感じた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?