見出し画像

人生は30,000日。また365日が終わった。来年も、楽しく生きていこう。

80歳まで生きるとしたら、人生は30,000日。

これは2013年6月、Dropbox社のCEOであるドリュー・ヒューストンがマサチューセッツ工科大学の卒業式で行ったスピーチの一部。
とても好きなスピーチの1つ。


彼はこの人生30,000日と言う言葉に出会った時、既に9,000日を消費していることに気づいた。
時間は何もしなくても過ぎていくし、いつか終わりが来る。
悩んでいる暇はない、前に進まねばと。

そして、大晦日の今日。今年の365日目が終わる。
自分も、このnoteを読んでくださっているあなたも「365日」を消費したということになる。

これが意味することは何だろうか?
自分なりの考えを2023年最後のnoteにしたいと思う。


終わりを意識して、過ごす

私たちには必ず終わりがくる。それがいつかは誰にもわからない。
もしかしたら、今日かもしれないし、明日かも、ずっと先かもしれない。

そんな終わりを意識して、1日1日を過ごすことは想像しえないパワーを時にもたらしてくれる。

たくさん失敗し、壁にぶつかり、1日1日を走ってきた2023年。
去年からどれだけ前進できたか、正直そこまで自信はない。

そんな中でも。

今、目の前の一瞬を"全力で"生き切ること。
今、目の前の出来事に"意味"を見いだすこと。

を忘れずに、走り続けてきたなと思っている。
終わりを意識すると、目の前で起こる出来事に対するとらえ方、
1日1日の過ごし方が変わる感覚がある。
この考え方になることで、1年振り返った時に「いい1年だった」とより感じるのではないだろうか。

そして、もう1つ言えることがある。

それは、今年"も"いい1年だったな。ということ。

今年”も"と言える1年を過ごせているのは、白潟総研のメンバー、そしてお客様、色々な場でご縁を頂いた方、家族と周りの支えあってのこと。
この場を借りて深く感謝したい。

「人生で起こること、全てに深い意味がある」

限られた人生の中で、人生には色々起こる。
大変なこと、うまくいかないことの方が多い。
そんな時に、目の前の出来事の「意味」を考えると道が拓ける。

田坂広志先生の言葉で、自分が大切にしている言葉がある。

「人生で起こること、全てに深い意味がある」

目の前のことが自分にどんな意味を語っているのか。
これを考えることは、喜怒哀楽という感情の前に大事なことだと今年は強く感じた。

田坂先生の著書では「正対」して向き合うという表現がされている。

「その偶然の出来事に「正対」する  そう処するべきです。すなわち、起こった「不運な出来事」を、「なぜ、この最悪のタイミングで……」「なぜ、よりによって、自分が……」といった後向きな姿勢で見つめるのではなく、前向きな姿勢で「正対」することです。

—『人生で起こること すべて良きこと: 逆境を越える「こころの技法」』田坂広志著

そして、もう1つ興味深く示唆に富んでいる考え方。
自分に起こっている出来事の「意味」は後から気づくことがあるということ。
大晦日に振り返っていると、「あの出来事のおかげで、頑張れてたんだな」と今になって気づくことも多い。

「起こった出来事の「意味」が見えてくるのは、その出来事の「直後」とは限らないのですね。それなりの期間を経て、その「意味」が見えてくることもあります。 人生において挫折を体験し、悪戦苦闘をして道を歩み、挫折を乗り越え、その時代を振り返るとき、ふと、気がつくこともあるのです。

「あの挫折は、あの頃の自分の成長にとって、必要なものであった。あの挫折があったから、大切なことを、学ぶことができたりそして、その学びがあったから、今日の自分が、ある」

—『人生で起こること すべて良きこと: 逆境を越える「こころの技法」』田坂広志著

1日1日、人生の時間を消費する私たち。
その時間に意味がないなんて日はない。
「どんな意味があるか?」を問い続けながら、
その時に気づくこともあれば、人生の終わりに気づくこともある。

大事なのは「人生で起こること、全てに意味がある」という心の在り方で出来事に「正対」すること。
来年も大事にしていきたい。

人は「解釈」で現在を見ている

これは書道家であり、現代アーティストである武田双雲さんの言葉。
人は同じ出来事に対しても、異なる感情を抱き、行動が変わる。
ポジティブに感じる人もいれば、ネガティブに感じる人もいる。
それは「解釈」という眼鏡で現実世界を見ているから故。
※以下のPIVOTはかなりオススメ。

仕事でも同様のことが言えると思う。
仕事は99%はしんどくて、大変で、壁にぶつかることことばかり。
その時に、起こった出来事を「どうとらえ、解釈するか」で仕事は幾分にも楽しく、やりがいのあるものになる。

まだ若輩者ではあるが、往々にして世間を見渡したりSNSを見ていると。
仕事を心から楽しんで、幸せに生きている方々は「とらえ方」が上手い。

同じ職場、同じ環境でも、「楽しそうに仕事している人」とそうでない人の差はこういった部分にあるのではないだろうか。
(もちろん、これが全てではないが、実は本質的な部分でもあると思う。)

この1年は仕事を「心から楽しむ」ことができた。
成果が出たから、表彰されたからとかそういう理由ではなくて、目の前に起こった出来事の「とらえ方」のおかげで充実した1年になったのかなと思う。

起こること、すべて良きこと。出来事は必然

365日、ほんと色々なことが起こる。
「今日は何も起こらなかった」なんて日はない。
それは仕事でもプライベートでも、スポーツしてる時も全て。

生きていれば、嬉しいことも悲しいこともある。
その1つ1つは自分に起こるべくして起こっている。
決して偶発的に発生しているわけではなく、
意味があって"必然的に"起こっている。

そして、起こることは、全て良きことであると思えるか。

人生は限られた時間しかない。

であれば、他者と比較して悩んだり、クヨクヨしてる時間はない。
その時間で自分が少しでも前に進めるように、
自分にベクトルを向けて過ごす方がよい。
悩み続けるそんな日も、30,000日しかない人生の1日だ。

よりよく、自分"らしく"生きよう。
起こることは、全て良きこと。

そう思うことが、少しでも毎日を楽しく生きるコツなんだと今年はすごく学んだ。

人生は30,000日。
ただ何もせず、何の感情も持たず生きるなんてつまらない。
せっかくこの世に生まれたなら楽しく生き、楽しく仕事したい。

素直に、前向きに生きる

1年を振り変えると、ここに書ききれないくらい色々なことがあった。
その1つ1つ、どれを取っても「意味」があるんだと思えるようになった。

これは自分にとって、とてつもなく大きい変化。

また新しい365日が始まる。
人生は30,000日、限られた時間だ。
だからこそ、目の前の出来事に「正対」し、素直に受け止め、前向きに生きていきたい。

ゲームみたいに、人生にリセットボタンはない。
今日という日は二度と戻ってこない。
だからこそ、ワクワクして"生き切る"2024年にしたい。

そして、仕事も今年以上の成果を。
今年以上の成長を手に入れられるよう、励んでいく。
日本を少しでも良くできるようなコンサルタントになり、
人としても更に成長していこう。

2024年も、今年以上の壁にぶちあたることもたくさんあると思う。
心折れそうな時も、歩みが止まりそうになる時もきっとくる。

でも、それが人生であり、その一瞬一瞬に意味がある。

繰り返しになるが。
「人生で起こること、全てに深い意味がある」
そして、その意味の「とらえ方」で行動も思考も変わる。

行動や思考が変わると、前向きに物事を捉えられる。
前向きになれると、毎日の仕事が、人生が彩りあるワクワクした時間になる。

そんな時間を生きれる人が、世の中に少しでも増えるといいなと思う。

今年"も"いい1年だった。
たくさんの出会いがあり、皆様、本当にお世話になりました。

人生は30,000日。
また明日から、365日が始まる。
明日はその1日目。

来年"も"いい1年だったと言える年にできるよう、
高め合っていけると嬉しく思います。

そして、楽しく生きていきましょう。

それでは、皆様よいお年をお迎えください。

2023年12月31日
白潟総合研究所株式会社
永田 圭


この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?