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お金のロードマップ67話 夢と金vol.3 富裕層を取り込む!目を背けていけない領域

前回のまとめですが、
①知識不足は貧困を加速させる
②原因のもとは最終的にお金であることが多い
③低料金を提供するためには高価格帯が必要である
でした。
知識や情報を持つ者と持たざる物の格差は今後より加速していくように思います。
料金に対してどのように設定されているのか正しい知識を身につける必要がありますね。

プレミアムとラグジュアリー

本書から引用して結論から言うと
プレミアムとは競合がいる中での上位の体験
ラグジュアリーとは競合がいない体験

プレミアム商品の値段を決めているのは『お客さん』。
ラグジュアリー商品の値段を決めているのはラグジュアリー商品を『取り扱っている人』。

ではなぜ、プレミアムとラグジュアリーの違いを知らなければならないのか。
それは今まで目を背けてきた富裕層がいる層を理解する必要があるからです。
基本的に人は『楽しい』や『美味しい』といったその場限りの欲望を優先してドーパミンを分泌する事象に影響されがちです。
お金を使うときに関してもそれに価値ががあるのかということよりも楽しいからという理由でパチンコや競馬をしたり、給料日後だから少しは贅沢して焼肉や寿司にしようなどと快楽を求めます。
しかし、そのような感情は長続きせず、一過性のものにすぎません。
一過性だからこそまたその快感を味わうべく、投機をしてみたり、美味しい食事を求めるのです。
それが悪いというわけではありません。程度の問題です。そればかりでは人生は豊かになりません。

逆にお金持ちは何に価値を感じるのでしょうか。
本書にある自動車の例え話がとてもわかりますいと思ったので、紹介いたします。
『役に立つ・立たない』『意味がある・ない』を縦軸・横軸にして展開してみる。
トヨタや日産の日本車は『役に立つが、意味がない』、BMVやベンツなどの外車は『役に立ち、意味がある』。
ランボルギーニやフェラーリはどの分類でしょうか。『役に立たないが、意味はある』という我々には少し『?』な分類になります。
BMVやベンツは動力性能や静粛性など性能は日本車となんら遜色はありません。
ランボルギーニやフェラーリは時速350キロ出せたり、ドアが上に開いたりと通常使わない機能が多いです。しかし、移動車としてランボルギーニやフェラーリを買いに行く人はいません。主にお金持ちは鑑賞用やインテリアとしてランボルギーニやフェラーリを求めにいきます。
日本車の場合は性能や自分の納得のいく価格で購入できる車を探します。
ランボルギーニやフェラーリは便利な車を探しにお客さんが来るのではなく、『それ』を購入しにお店にいきます。

1番安いのは『役に立つけど、意味がない車』
次に高いのは『役に立つし、意味がある車』
最も高いのは『役に立たないが、意味がある車』
という矛盾をはらんだ結果となっていますが、前述したとおり競合がいるかいないかの差です。そしてこれはお客さんが決めている価格なのか、取り扱っている人が決めている価格なのかということです。
富裕層向けの商品はラグジュアリー商品にどうやって納得感をもたせるかにあります。

夢の計算式

プレミアムとラグジュアリーの訳を見ていきましょう。
プレミアム=高級
ラグジュアリー=

西野さんの言葉でまさにそうだなぁと思ったのが、『皆が知っているけど、誰も持っていない』というものが『夢』。
たしかに!!と思いました。

かなり学びが多いので、もう一つご紹介します。
夢(ラグジュアリー)=認知度−普及度
これは認知度と普及度の差が大きければラグジュアリーの価値が高くなるというものです。
モナリザはどうかというと、
モナリザ=80億人−1個
だからこそモナリザは価値が高いということです。

価値が低いということは高く売ることができないということです。
利益が一度で得られないということは数多く売らなければいけないということです。
普及度をあげるのではなく、認知度をあげて、希少性が高い商品をたくさんの人に宣伝したほうがいいということですね。

夢が尽きないためにも学ぶべきことがたくさんありますね。

まとめ

①プレミアム商品の値段を決めているのはお客さん、ラグジュアリー商品の値段を決めているのは取り扱っている人
②皆が持っているけど、誰も持っていないものが夢
③ラグジュアリー商品の価値を高めるには認知度と普及度の差を大きくする

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