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西野 夏葉 presents アドベントカレンダー2022冬の陣

https://adventar.org/calendars/7870

 日付変わってもう12月。2022年も残り1ヶ月となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。かきぴーです。

 本日より12月25日までの間、西野さんの声掛けに集まったクリエイターの皆さんがお一人ずつ、素敵な作品を引っ提げて登場するこの企画。アドベントカレンダーというか、登場する面々を見ていると、アベンジャーズカレンダーと言いたくなるラインナップ。そこに、何を思ったか私トップバッターを志願いたしました。

 と申しますのも、こういったイベントごとに参加させていただくのも初めてなので、逆に方向性がわからない状態のうちにどさくさと作品を投稿してしまおうという企みです。うまくいけばいいのですがw

 さて、クリスマス。皆さんどんな思い出をお持ちですかね。いい思い出、悲しい思い出、人それぞれに様々なドラマがそこにはあるのでしょう。私は基本長文の書けない人間として長年生きてきました。バンドで作詞担当になったこともあり、詩を書くことがメインの人生でした。クリスマスが題材になったものも数多くあるかと思い、今回の企画に向けて数えてみたら、わずか3%(12作/約400作品)だったことに驚きました。なので、それをいくつかこの場で紹介させていただきたいと思います。

 詩を書くうえで、やはり悲しい詩の方が共感得やすく、ラブラブな内容を書くと、書いているときはいいんですが、何年かして読み返すと、リア充爆発しろ、と言いたくなる作品になってしまっております。

 そんな悲しいクリスマスから一作。

ブルークリスマス

いつもクリスマスはブルーになる
きっと瓜二つなミラージュ見る
うかれたヤツらがうろつく街
見つかるあてなどないっていうのに
お前の姿 探してる

細い肩のぬくもりがこの手のひら
俺の胸をしめつけるこぼれた未来
いつまで俺だって子供じゃないさ
お前はどこかの男の腕の中

街に流れるクリスマス・ソング
お前にとってはバースディ・ソング
2人で口ずさんだ あのメロディ
想い出してはくれないのかな

いつもクリスマスはブルーになる
でもどっちつかずなメローになる
イカれたヤツらがイラつく街
見つかるあてなどないっていうのに
1人で答 探してる

 ちょっと拗らせ系の面倒な未練たっぷりテイストでお送りしましたが、さらに拗らせて、完全に自分のワールドに閉じこもってしまうとこうなります。

TAROT

恋人……二人の思い出
塔……何がいけなかったのか

クリスマス・イヴにシャンパングラスが倒れる
木漏れ日色の液体が床にこぼれる
ゆっくりと受話器をおろす

運命の輪……できるならば
吊るされた男……それでも良い

フランス人形の君の瞳に映っていく
暗闇にむせる心
あの冬の夜が白い霧

月……臆病な心
星……信じたくなかった

激しくゆさぶられ負けた心
後悔しても戻れない
黒い底にたまったひとすくいの水

節制……忘れれば楽だろうに
愚者……彷えど君の影

 全く意味がわからなくなります。ちょうどタロットカードを買った頃だと思われます。自分の中では意味が通じているんですね。完全な独り上手です。
 次は、リア充撲滅せよ! といった、幸せ満開クリスマスパーリナーイっ!

チャペルにて

キャンドルの灯がゆれる
くすぐったげに
キャロルに合わせて
あたしの影もゆれる
はにかみがちに
あなたに合わせて

 短いです。なぜか。長くなると、ラブラブ感が鼻に付いてきますのでw と言いながらこれは友人がイブに告白するんだと息巻いていたことを受け、きっとこんな感じだったのではと想像しながら書いたものであり、私自身がハッピーだったわけではなかったことを先ほど思い出しましたw 35年以上前の話、記憶も曖昧ですw
 さて、最後になりましたが、このような企画をぶち上げていただき、快く参加させてくださった、西野 夏葉さんに心よりの感謝を申し上げて、私の投稿を終わりたいと思います。本当にありがとうございます。
 それでは、最後にこの詩をお読みいただきながらお別れの時間です。お相手は、かきぴーでした。

 Have a Amazing Xmas, and a Happy New Year!

君のいないクリスマス

君の長い癖のある髪
木枯らしにもてあそばれてた
去年のクリスマスは
二人キャンドル見つめてた

あれから一年が流れて
僕の心変わらないのに
君はもうここにいない
心が震えてる

愛は永遠に変わらないものと
信じていた
信じていたかった

君のいないクリスマス
一人きりのHoly Night
涙こらえて見上げる空には
ホラ、白い雪

楽しかった想い出だけが
今もこの胸あふれてる
あの日唄ったメロディ
ふいに口をついて出る

君のいない毎日だけが
何事もなく通り過ぎる
そんな普通が妙に
心をしめつける

新しい恋を見つけろよなんて
友達はみな
口をそろえて言うけれど

君だけが好きさ
心から愛してる
涙あふれて見上げる空には
ホラ、白い月

この想い届け
Please tell her,Mr.Santa Claus
祈りを込めて握りしめた手に
白い雪

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