ありがちょんまげ💫
3ヶ月前?
くらいに、本を出しますた。
『へんなの』
という本で、
少年時代にあれだけ
「文字とはオサラバ」
「文章だけの本って、マジ☆キモ」
「将来ぜったい関わらないで賞」
と謳っていたあたくしが、本を出しました。
どうなってるんでしょうか。
本を出すにあたって
出版社さんや編集さんと話してくうちに、
「どうやらこれは皆さん、素晴らしい本になることを望んでいるな?」と気がつきました。
あたくし以外、関わってくれた方々が一丸となって「素晴らしい本を作りましょう!」と頑張ってくれていたのです。
「やりましょう!」
「いいものを作りましょう!」
「頑張りますよ〜!!」
「エイエイ、オー!!!」
と張り切っていましたが、
正直あたくしは、「ウンコみたいな本」を作ろうと目論んでいました。
だれもがガッカリする、ウン本。
みんながみんな
『ウンコだな、これは』と認める、
そんな本を作ろうとしていたのです。
理由はさっぱりわかりません。
ただ、「そうなれば、ウンコ☆」と思っていました。
しかし
日々、なんとか我が本を「ウンコ」に近づけようとしますが、なかなか近づきません。
会議で、
「全部同じ話しだと怒られますかね?」
とか、
「全部真っ白だとどうなりますかね?」
とか、
全部〇〇だと〜系の
少しでも「うんこ」につながる話題を提案しますが、ちゃんと却下されて、みんなの情熱よろしく、本は素晴らしいものになっていきそうです。
このままだと本当に素晴らしいものができる。
このままだと本当に素晴らしいものができる。
このままだと本当に、、
数日が経ち、
そうこう流れていくうちに
出版社さんの1人が、
『漫☆画太郎』先生と知り合いだということがわかりました。
「、、、、、そうですか、、、」
ここでようやく、うんこの匂いがしはじめました。
「そうですか、そうですか、、、
先生と、知り合いなんですね、、?」
「はい、昔担当してたんですよ〜懐かしいなあ」
「先生と、、今でも連絡は取れますか、、?」
「はい、とれますよ!」
「先生の、、先生の漫画を載せることはできますか?」
「え、、?」
「先生の、漫画を載せることはできますか??」
「はい、、?」
「先生の、漫画を載せましょう?絶対に。」
「え、、?」
漫画界の特大糞、漫☆画太郎先生の漫画が
載るかもしれない。
先生の漫画さえ載れば、
どんなに綺麗な話を載せようとも、ウンコになる。
先生の漫画さえ載れば、ウンコになる!
先生の漫画さえ載れば、ウンコになる!!
先生の漫画さえ載れば、ウンコになる!!!
なぜなら、
先生の漫画は!特大の!ウンコ!!!!!!
子どもの頃から知っている!
特大の!ウンコ!!!!!!!!!
子どもの頃から見ている!
特大の!
ウンコ!!!!!!!!!
そうと決まれば、話はスムーズでした。
画太郎先生のご許可を頂き(超♡最高)
また我が本に載せる先生の漫画が、
秋田商店さんから出版されている漫画だったため(我が本は太田出版)
いろいろな垣根をこえて、大人たちが動きに動き、最高の形(うんこ)になりそうだった。
そして、ついに漫画太郎先生の漫画が、
「へんなの」本誌に載ることになった。
「作者じゃない」とか、
「出版元が違う」とか、
「文章ではなく漫画」だとか、
すべての垣根を越えてくれて
特大糞の漫画が、我が本に入る、、!
「あの、先生の漫画なんですけど、冒頭の2ページだけにしませんか?💦」
「かなりページ数ありますし、国崎さんの話が、1話削れてしまいそうなんですよね💦」
「ちょっと、ね?💦」
まわりは、少しでも「うんこ臭」を消そうと躍起になってくれた。
皆の願いは、きっと同じだったはず。
『頼むから乳首丸出しのバニーガールの肛門に、画太郎がロウソクをさして、嬉しそうに火を吹き消すシーンだけはカットしてくれ、、!』
載る漫画は
特大糞ホームラン漫画だった。
これがすべて載れば、ウンコになる!
そんな漫画を削るわけにはいかない。
絶対に。
絶対に。
絶対に。
自分の話など、もうどうでもいい!
なんとしてでもあの特大糞を載せるのだ!!!!
「僕の話はいくらでも削っていいです。先生の漫画だけは何としてでも、すべて載せましょう!必ず。この漫画だけは、すべて載せます、、、ええ!」
「・・・。」
編集さんが、真顔だが、心の中で白目になるのがわかった。
「あとね!最後の最後に載せましょ!!!最後に、みんな『読後感‥!』とかなってるとこに「これ」でガッカリさせたいです、、、ええ!」
「・・・。」
編集さんが、真顔だが、心の中でゲボを吐く。
それからは、
すべてが特大糞への生贄になるようにした。
あたくしの話はすべて、前座!
できるだけ、綺麗で、センチメンタルな、話!
アッハッハ〜!!!
皆、生贄だ!!
すべては特大糞までのジェットコースター!!!
そこからが!本編!!!!!!!
そこからが!うんこ!!!!!!
「アッハッハ〜!」
気分がノッてきた。
母親は「親戚や友人周りに配らなきゃ!」と息巻いていた。自慢の息子にしたいのだろう。
そ う は さ せ ま い
何も言わずに配らせたあとに、本編を見てゾッとしてほしい。
特大糞を見て、ゾッとしてもらうのだ。
ゾ ッ と し て ね ☆
子供の頃に母親と行った本屋で、
漫☆画太郎先生が描いた『道徳戦士ギーガー(中身はスーパー非道徳漫画)』という漫画を
「道徳漫画」だと思って間違えて購入した母親。それを読んで、スパークした息子。
あの頃間違えて購入した「特大糞」漫画が、息子の本に載るのだ。
おそらくは有害図書になるから、学校の図書館には置けないだろう。
最高✨
うひょひょひょ!
ひょーーーーーーーーーーーー!
さて、本が出てしばらくの、最近。
漫☆画太郎先生から、プレゼントが届いた。
宮崎駿と自分の絵だった。
迫力満点に描かれたその絵はまるで、
『君たちはどう生きるか』
と問うてくるようだ。
さらに、画太郎先生が最近出した本に、、!
粋な演出まで、、!
粋な、、
粋な、、
演出、、!!!!
絵はがき(これも直筆)まで添えて、、!
最高のプレゼントだった。
画太郎先生、
この場を借りて感謝を伝えさせてください☆
田舎の、今はなくなった本屋で見つけたあの本が、
ここに繋がりました。
いまも文章はでぇ嫌いですが、漫画は大好きです☆
中でも先生の漫画は、とびきりに大好きです。
今作も腹&腹を抱えて笑いました!!!!!!
💫💫先生は本当に素晴らしく、最高です💫💫
先生に、
感謝感謝の日々で生きていこうと思いますよ
あたしゃ〜!
これからも特大糞を、ひねり出してくださいな〜〜
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