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〈犬たちの飛行機パニックへの対応〉

コロナも終息期を迎え、海外渡航も少しずつ再開して来ました。ドッグスポーツの一年の締めくくりである日本代表選考会も各競技が各地で開催され、見事世界大会にエントリーするペアも。
そこで課題となるのが、犬たちの飛行機移動です。欧州や米国への渡航は、クレートに入って10時間以上貨物室に入ることになります。中にはパニックになって暴れ、到着した際に破損したクレートで飛行機から出て来たという事例も珍しくありません。不幸にも飛行中に命を落とす事例も。これは比較的カラダの大きな犬たちの課題です。
飛行機パニックは、基本的に回数を重ねるほど重症化していき、「慣れる」ということはないと言われています。
何人かの飼い主さんからご依頼をいただきましたので、飛行機パニックを起こさない・軽減させる催眠術を研究、構築したいと思います。

かつて飛行機に乗る度にパニックがエスカレートして行ったSくんが、当時何に怯えていたのか?をリーディングしてみたところ、もっとも大きかったのが
「飼い主と離れて密閉された部屋(貨物室)に閉じ込められることが怖い」
という気持ち。さらに
「気圧と音の変化に戸惑った」
というものも比較的恐怖の要因になっていました。
すべての飛行機パニックの犬たちが同じ気持ちかどうかはまだ分かりませんが、そのあたりから紐解いて、催眠術を組み立てて検証して行きます。

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