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色彩とやさしさが素敵な世界観 / 今夜、ロマンス劇場で

2021/05/01

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5月1本目は『今夜、ロマンス劇場で』を観ました! 昨年7月の3本目で鑑賞した作品。宝塚歌劇団月組で来年上演されると発表され、これはもう一度観なくては…!!と早速鑑賞しました。

一緒に月組を観てくれている友人と、Prime Videoウォッチパーティーという機能を使って観ました。ホストが再生をコントロールできるし、チャットが画面脇についているしでとっても便利! これまで、オンライン観賞会をするときは、「3、2、1、はい!」とアナログな方法で同時再生していましたが、これからは使っていきたいなと!

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◆ときめきポイント

レトロな世界観で、セットも衣裳もいちいちかわいい。登場人物も、みんなやさしい心の持ち主で、あたたかくなる物語でした。

タイトルも台詞も、きちんと回収されるところに胸がときめきます。

特に、美雪(綾瀬はるかさん)が健司(坂口健太郎さん)の家で見つけて、口にした赤いサクマドロップと健司が美雪に贈った指輪がおんなじ形なんです。こんなことされたらもう離れられなくなっちゃいますね・・・

"触れられない""恋が叶わない"とわかってしまったあとの、美雪と健司と塔子(本田翼さん)のやりとりが、切なくてくるしくてあたたかいです。瞳にエネルギーがぐっとこもっているのとか、力が入るあまり顔が赤らんでいるのとか、どうしようもなく切なくて愛おしいお芝居でした。

ラストの舞踏会の、色がつく瞬間は何度観ても"わあ!"と声が出てしまうくらい素敵です。

個人的MVPは龍之介(北村一輝さん)。あの性格って、絶対ちょっと嫌なやつかなとか恋敵になるのかな、とか思うじゃないですか。なのにスペシャルポジティブで果てしなくいい人。あれは大物と称されるわ~と納得のキャラクターでした。ラストの舞踏会での表情もめちゃめちゃよかった!

◆相手役が素敵に見える女優さん

綾瀬はるかさんって綺麗だし、お芝居もなんでもこなせちゃうし本当にすごい!と終始友人と絶賛しておりました。

完全に宝塚脳だなと自覚しているのですが、どんな方と組んでも相手役の方がより素敵に見えるんですよ。今回のお芝居でも、坂口健太郎さんと並んでいるときのあの素朴なあたたかさや優しさが素敵だったし、北村一輝さんと並ぶと一気に華やかになる(相手役じゃないですが)。素敵な女優さんすぎます!

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◆月組版に想いを馳せる・・・

月城さん、海乃さんのお披露目公演がこの作品だと先日発表され、発狂レベルで喜び倒しました。お二人のコンビってすごく大人だから、きっと古典作品とか悲劇とかが多いのかなって(それも素敵すぎますが)思っていたので、切なくもハッピーエンドな作品がくるとは個人的に予想外でした(笑)

発表された瞬間似合いすぎる!と思いましたが、やっぱり最高に合うと思います。月Pと解釈一致すぎる。

「あなたと一緒に生きたい」とか「見つけてくれてありがとう」とか、おふたりがそんな台詞のやり取りをすると思うと今からときめきが止まらない。

なんなら、月城さんのお声で開演アナウンスで『今夜、ロマンス劇場で』と言われるとか思うと震える。

ギャラリーにとびます。とっても綺麗な写真ばかりなのでぜひ。

ただ、映画なので役は少ないですよね。オリジナルキャラクターとかつくられるのかな。龍之介はちなつさんかな、塔子はじゅりちゃんかな、ロマンス劇場の館主はるうさんがいいな、とか想像をしながら観ていました。

そして、この作品の見どころである、モノクロからカラーへの変化! これをどう表現するのか…! 宝塚の技術力の進歩はすごいのでめちゃ期待しています。

本公演は来年の1月が初日、おそらく1/1初日なので初めて宝塚で年越し&お正月を過ごすことになりそうです。友達、一緒に行ってくれないだろうか。

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なつ。

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