見出し画像

身体能力低いサッカー少年のチーム選びは慎重に…

遅い、小さい、弱い、消極的…
様々な個性を持った子達!
今から、きっと伸び代だらけの子供達。

その中の1人は私の息子ですが…

チーム選びは、慎重に選んだ方がいいかもしれません。

様々な環境で、金額の問題だったり、送迎が出来なかったり色々な方がいるかもしれませんが、もし子供が本気で悩み、子供が本当にサッカーに打ち込んでいて、少し余裕があるのならぜひ参考に…


チーム探し

まず、我が子は卒団したジュニアチームに入団する前に、5チームに体験に行きました。(その内、2チームは入団しました)

入団したチームのうちAチームは、息子の足が遅いと言う理由だけで、当時小1のTRMであまり出場させなかったり、キーパーにさせたりしていました。

この5チーム全て、勝利至上主義のチームだったのです!
子供達が、目標を持ち勝ちを目指して頑張っていく…のではなく、指導者が、親が勝つことを目的にしています。

なので、このようなチームにいては身体能力が低い子はまず大切にされないと思います。

だって、大人が勝ちたいんですよ…笑
そりゃ、小学生の小さいコート短い試合時間のような試合は速く走れて、大きくて強い子が大活躍するもんなんです!

なので、身体能力低い子たちはベンチです。
酷いチームは、TRMすら出場させてもらえないこともあるようです。

勝利至上主義のチームは辞めておいた方がいいかもしれません。

サッカーのスタイル

私はあくまでも、サッカー素人。
活躍できなくても、中々上達しなくても、サッカー大好きな息子のために軽ーく勉強しただけなので、経験談として聞いてください。

➀スピード、パワー重視の走るサッカー

そのままですが…
とにかく、走る走る走る💨
負けたら罰走もある。
大きい子や速い子が集まっているイメージです。
なので、強いです!
強さ重視です。
大きくボールを蹴れる力があり、蹴ったら走る!
このようなサッカーは、体格やスピードが揃った時何もできなくなる可能性が高いです。

でもきっと小学生年代ではめちゃくちゃ強いチームです。


こういうチームは身体能力低い子供には辛いです。

➁ドリブル、テクニック重視サッカー

これもそのままですが、個人技やドリブルを重視してるチームです。
➀のスピード、パワーのサッカーよりマシかもしれません。
けれど、私的にあまり好きではありません。
せっかくみんなで集まって練習してるのに、リフティング何百回とか、下を向いてコーンを置いてジグザグドリブル…
こんな事、今しなくても自主練でもいくらでも出来る事だと思います。

息子もドリブル個人技を磨くスクールに2年通っていましたが、確かに足元を磨かれます。
けれど、サッカーは1対1でするスポーツではありません。
一つのボールに対して、敵がいる、仲間がいる。
プロの試合を観ていても、1対1のシーンなんて本当にペナルティーエリア付近でしかみません。
ドリブルが悪いとは言いません。
時と場合、そこを判断できるようにならないといけないと思っています。
そう言うチームは、敵に対してわざわざ仕掛けます。

ちょっと周りを見ればフリーの仲間もいる。
そもそも、数的優位を作るように動けば1対1なんてしないでいいようです。

息子はそのスクールに通いましたが、結局抜けても足が遅いから追いつかれるんです…

身体能力の差がある相手に賢い戦い方ではありません。

➂組織的にサッカーするチーム

これは息子が通っていたチームです。
止める蹴るを重視し、運ぶという基本技術を大切にしています。
また、ボールを扱いながら見る、判断する、実行するという事を自然に身につけるトレーニングをしていました。

小3からしかチームに入団できませんでしたが、小2から入団させてもらった息子。
トレーニング初日は、体もだけど頭も疲れた!
と驚く発言をしていました!笑

監督は、スペインサッカーの育成を学び、常に新しくトレーニングを取り入れる方で、メニューも新鮮で楽しかったようです。

私達が住んでいる地域だけかもしれませんが、こんなチームほとんどありません。

このチームは目先の勝利ではなく未来のために育成しているので、小学生年代では中々結果が出ません。
中学、高校、その先へと活躍できる選手をと育てているため勝てないんです💦

勝てない🟰弱いということで、中々部員数も集まりませんでした。
でも逆に、そんなチームで活動させる事ができてラッキーと思っています。

スペインでは認知•判断•実行!身につけるには7歳くらいまでにトレーニングをするようです。
息子は飛び級で参加させてもらった上に、早生まれだったため7歳という1年間をしっかりトレーニングしてもらう事ができたのです。

そう言うチームなので、デメリットも多少はありました。

•罰走や走りのトレーニングが無い分体力強化は自分でやらないと付かない。

•数的優位を作り、攻撃していくため、ガツガツ身体を強く当てたりするのに時間がかかった。

でもそれは年齢とともにできていくことも増えてきましたが、他のチームよりはそこが弱かったところだと思います。

試合は基本全員出場。

全日予選など、トーナメントで6年生のためにどうしても勝ちにこだわる試合は、やはり日頃から準備ができていない子たちは出れないこともありましたが、基本は皆んな出れました。

➃まとめ

ブログを読んでもらって、お分かりの通り身体能力の低い子は➂のようやチームをオススメします。

そして、強豪チームより普通から弱小チームの方がいいかもしれません。

弱小チームでも、スタメンはスタメン!
エースはエース!
キャプテンはキャプテン!

それは間違いではなく、事実なのです。

人生において、チームのエースやキャプテンになれる人の方が少ないのです!

弱いチームだろうが、コツコツとトレーニングを積み、強豪チームの選手にも負けないくらい上達すれば良いのです。


足が遅くても、弱くてもこう言うチームでは必ず役割があります。

サッカーは、11人、または8人でするスポーツ。
皆んなが皆んな同じことをしていても、ダメなのです。

速い強い相手に、同じことをしても勝てないんです。

できる人ができることを。

家族や社会に役割があるのと一緒で。

オーケストラでも同じ楽器じゃ、意味がありません。それぞれ、色んな個性ある楽器があって、それを演奏する。
そしてそれをまとめる指揮者がいる。

小さくて、遅くて、弱い子でもきっと得意なその子にしかできない事があって、居場所があるはずです。

なので、もし悩んでいるのならこういうチームもあるんだよ!と言うことを伝えたいのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?