タイトルからして嫌な予感はしてたんですよ

【3つ目の能力判明】

先週の双城戦からの続き

先週は斬撃を飛ばす「涅」
相手の妖術を真似して返す「猩」

そして先週のヒキである「錦」はシンプルな身体能力の向上でした。

能力はシンプルですが、その上がった身体能力を絵でとことん見せる。
やっぱ新連載でバトルの作画が安定してうまいのはやっぱ異常。本当にしびれる。

「涅」「猩」「錦」３つとも派手さはないけど、実際使うとどうとでも化ける力を秘めているのがすごく良い

特に「錦」は本当に主人公の能力。チヒロもそう使ったように最後の力を振り絞るとき背中を押す能力なのがいくらでもドラマが生まれる能力。

また双城の3つ目の能力も描写されました。
先週は氷属性の「結」雷属性の「鳴」そして今回逃げるときに使った「降」

現時点だと雲がもくもく出てきた描写しかないので何とも言えませんが。

たださすがにけむりがモクモクしちょるだけではないと思います。

名前からして雨を降らす、または関連して大量の水を放出する能力だと思います。

殺傷能力は先週の二つに劣りますが、多勢に無勢の場合文字通り「押し流す」ことができますからね。問題は町が相当おしまいな状態になりますが。まあそれはカグラバチでは元からです。

結果は本当にお互いあと少しというところでしたけど、双城の部下にシャルを誘拐されてしかもおとりまで用意する組織力で負けてしまいました。

でも今回はお互いの格は落とさず次の戦いへ進むいいバトルでした。

【薊以外の神奈備】

双城が逃げる直前、薊さん以外の神奈備が集合してました。

個人的第一印象をいうと「NARUTO！」でしたね。
正直自分はNARUTOは読んでおらず、テレビ、ネットで流れてきた情報しか知らないのです。しかしそれでもNARUTOぽいと感じたのは五人それぞれの造詣がNARUTOに一人は絶対いるものだからな気がします。

この五人の深堀は岩使いの子（ちょうど男女どちらかわかないのも目を引いていいですね。）を筆頭に来週か再来週あたりに柱会議よろしくされると思います。

今のところビジュだけで判断するならエグ刈り上げメガネの人ですね。
あと手がでかくなる人も気になってます。

皆さんはだれが気になってますか？

あとは薊さんと柴さんの立ち位置。
カグラバチ登場人物の強さのTierがいまいちつかみきれなかったですけど
今回の双城の発言から察するに「チート級の強さではないが、ピラミッド上位は確実」ということがわかってうれしくなりました。

柴さん、薊さんのキャラ的に絶対強キャラであって欲しかったからね。

あとしれっと登場した神奈備の制服？
和洋中のいいとこどりをした上で黒で締める。
カグラバチの色が出てるいい服。
コスプレ映えしそう！

【シャルの処遇】

今回賛否両論、物議をかもしたのがシャルちゃんの処遇

シャルちゃんの再生能力をいいことに足を「小分け」にして囮に使ってチヒロをおびき寄せるというもの。

私はシンプルに「や、やりすぎ！」と思いましたね。

1個人としては、描写に趣味性は感じず、描写（この世界の治安とヤクザの倫理感）としてみたのでそこまでの不快感は少なかったのですが、「評価が荒れそうだな」という心配はありました。

現にインターネットでは本当に賛否両論でダーティな世界観を補強していて良いという人もいれば「少年」ジャンプなのに幼女の足切断はライン越えだろという人、そしてカグラバチを連載から応援している人は自分含め「自分はいいけど、序盤からこんな飛ばしてアンケート大丈夫かな・・・」という人が多かったです。

けれど今回の展開を見てシャルちゃんは決して序盤の安易な人気稼ぎだったり、編集さんからの入れ知恵的なものでなく、しっかり作品の１つのファクターとして作られたんだなと思いましたね。

当時かなり指摘されていた「シャルちゃんの足が細すぎる」「一人だけ解像度が低い」というのもこの展開を踏まえた（特に足が細い部分）上で描いてたのではと思わされました。

とはいえ今後ノルマ的な感じでシャルちゃんがひどい目に合うのはどうかなと思って。
普通にアクションで血が出まくるのはいいけど幼女が傷つくのは嫌だという人もいるでしょうし、またシャルちゃんがさらわれるのが何回も続くと次第に「足手まとい」と思われる可能性が高くなります。

ですのでシャルちゃんには楽座市編を経て保護されるなり、神奈備のもとで修業して再生能力をいいように使えるようになってほしいです。

【チヒロのやっぱり異常な殺意】

脚の囮にだませれてしまったチヒロ

問答無用で敵をバッサリ切ったあと脚が囮だと気づき運転手を尋問します。

そこでなんと事のないようにシャルの足を囮につかったことを告げられ、またヒナオに関してははっきりとしない返事（殺したと言ったら殺されるから言いよどんだのか、まじでよくわからないのか。どっちにしろ救いはありませんが。）

その後表題とおり「サク」っと首を切るチヒロ

そして改めて父の刀が今とんでもない奴に握られているかを自覚し、『醸成される殺意』を持つのです。

シャルちゃんの描写も逸してますが、個人的にはチヒロの殺しに対するノータイム差が異常だなという印象があります。

少年ジャンプで主人公が殺しに準ずる行為はバトル漫画ならみなしてますが、意外と「殺し」自体はしてなかったり、相手が人間でなかったり、昔はしていたが今はしていなかったりと意外と避けてる印象なのですが、チヒロは1話目からフルスロットルで殺しまくっています。

その復讐は「父の妖刀を悪党（それも天井突き抜けるほどの）から奪い返し、父の功績を守る。」という根底にあるものはとてつもなく熱いのですが、それまでの過程が本当に容赦がない。

私はその容赦のなさが見ていて気持ちがいい。

作者もチヒロが殺意に燃えているときの顔を一番かっこよく描いているというのも大きいかもしれません。

後この世界ではこれぐらいの気構えでいないと何もできないのではと今週でつくづく思わされましたね。
個人的に不動明王がいたらこんな感じなんだろうなと思います。

でもチヒロも少しも負い目も感じている、かなという部分があって、

このセリフ、チヒロにもかぶってるんじゃないかなと思っていて。
チヒロがそう自覚しているのか、はたまた作者がかぶせているのか、ただ単に敵がカス過ぎることをいっているのかは結構審議なんですけど、皆さんどうお思います。

今度こそ来週は修業回なのかな
素人意見ですけど、チヒロは筋トレが必要かなと