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空から堕ちる泪のよう

先日、とある原作者がわいせつ行為での犯罪を犯した。それに伴い、沢山の人や会社が巻き込まれ、後始末に翻弄された。

原作作品の媒体上、傍から見ていて分かりやすい誌面みたいな表面化しているモノだけでなく、既に表面化していた他社とのタイアップ企画や、きっといくつかの水面下で動いていただろうもの全てが『とても愚かな出来心』『わいせつ行為』で一夜で泡と消えた。
Twitterの見えやすい場所には「なんで打ち切りに」や「続きが読みたかったです」などのとても自分本意な言葉の声が溢れていた。

ねぇ、もし、自分が通りすがりに胸揉まれていたらそんなこと言える????
自分じゃなくてもいい。娘が、彼女が、通り魔の被害にあたったら同じ言葉をかけられる????
私は普通があまり良く分からないけれど、そういう話を聞かされた時は、憤らないの??? 悔しくて悲しくならないの???

ああ………被害者側を、容赦なく責める人もいるよね。忘れていましたよ。
そんな服着てるからだの、こんな時間に歩いているからだの………。
でもさ、今回の件で、加害者は、何時でもやりたい時に、やれそうなターゲットをうっかり視界に入れてしまったら、ついの出来心で手を出してしまう現実問題を突きつけられているんですけど。そこのところはどうなんでしょうか。

それでも被害者側をお前が悪いとあなたは責めますか?

読者として悲しくなったけれど、私は彼を許せはしない。それだけは確か。
だから本誌の対応としてギリギリのラインでの対応なのも理解している。IFのお話になってしまうけれど、私には、原作者が作画担当にわいせつ行為として加害していた可能性を捨て切れなかったから。
あんなに簡単に出来心でやってしまう人間が、身近に存在している方にしていないと、なんで言い切れるの???

こちらのnoteで『痴漢』について私が思うことを書いた。
今回の件で、もう一度書きたくなんかなかった。でも、自分の中でひとり苦しみたくなかったから吐き出しのためにこれを書いてる。

同性の方が呟いていた、自分は体験したことがないので気持ちが分からないという言葉が目に飛び込んできて、ならば、どうかそのまま体験しないで済む世界でいてほしいと私が勝手に願ったから。

被害者側の、こんな気持ちや恐怖をわざわざ味わう必要は無いし分からないでいて欲しい。性癖ならしょうがないけれど、それならそれで、特定のパートナーとプライベート空間で行って欲しい

誰かが自分の体を自分に許可を得ずに翻弄し、もてあそばれる恐怖。ただそこに大人しそうに居た、たかがそれだけでターゲットにされ被害にあう恐怖。
下手すると、同じ場所を通るだけで何かしらの発作がおきてもおかしくない。現場によっては被害場所付近に近づくと一歩も進むことができなくなり、立ちすくむ場合もある。

行動に制限がかかってしまうのは加害者では無く、被害者側なんです。

声を上げればいい。ええ、今はそれができる。だから今回の件で逮捕者が出た
でも、ほんの数年前は声を上げることすら出来なかったんですよ。今以上に黙殺していたし、何よりも被害を思い出すって鈍感になってはいても苦痛にはかわりないのでやりたくないんです。

雨水が全部洗い流してくれたらいいのに。

ここから下は最近の実体験なので、読みたい人だけどうぞ。

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