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2022/9/24 サエからねこむらさんへ 9月の観劇感想

『心中・恋の大和路』の感想ありがとうございました!もう頷きしかありません。
ねこむらさんに「2022年の3本の指に入りそう」と言っていただけて嬉しいですし、両手で収まる数しかないかもしれない主演作の中にこの作品が入ったことは本当に喜ばしいことです。

9月に観たもの

・花組『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』『Fashionable Empire』(千穐楽配信)
・月組『グレート・ギャツビー』
・『血の婚礼』
・『阿修羅のごとく』(配信)
・星組『ベアタ・ベアトリクス』(千穐楽配信)
・月組新人公演(千穐楽配信)
この中で印象に残ったことなどつらつら書いてみようかと思います。 

月組『グレート・ギャツビー』

月城ギャツビーと風間ニックのお芝居に唸ってしまいました。芝居だけで劇場を埋めるってすごい!
新人公演では彩海ギャツビー恐ろしい子(白目)!
彩海ギャツビーはたまに月城さんと錯覚する瞬間もありつつ、お芝居がしっかりしているだけでなく、お歌も素晴らしかったです。
雪組からあみちゃんが組替えしてしまい寂しく思っていましたが、この新人公演のために月組に組替えしたのではないかと思えば納得。彩海さんのこれからの進化も楽しみにしています。
また、ニックの瑠皇りあさん、マイヤー・ウルフシェイムの大楠てらさん、ジョージ・ウィルソンの真弘蓮さんのお芝居が良かったなと思いました。今後の月組も楽しみです。

星組『ベアタ・ベアトリクス』

背景の板を動かしたり、演劇的な印象を受けました。ただ、1幕がここで終わるのかな?と思う盛り上がりのところが2回くらいあったので、私はこのあたりからダレてきてしまったのが正直なところ。
私は星組では天飛華音さんを推していますが、この人はなんでも上手ですね。堂々としているし!極美さんとのシーンで、ちょっと闇広ですやん!とグフフとなるところもあり良かったです。
碧海さりおさんも存在が安定感があってよかったな!と思いました。さすが新公主演者の実力者ですね。
熊倉飛鳥先生の次回作も楽しみにしています。

『血の婚礼』

須賀健太くんのお芝居はやっぱり上手いよな!と安心して観ていられる。
上手いことをついつい安心とか安定と言ってしまいがちなのですが、安心して観られるって一番良いことだな!!と大きな声で言いたい。
演出がかなり凝っていて、1幕と2幕ではセットがガラリと変わります。
木村達成くんは、こんなのティボルトじゃん!!って私の中ではグッと来たのですが…なんせ見せ場が全然見えなくてですね…完全に席位置の問題なのですが、かなり前方でウキウキしていったら、めっちゃフラットかつnot千鳥配置、and同じ位の座高の人が目の前…イコール舞台の真ん中が見えない(死)見せ場に至ってはバンドさんを囲っているアクリル板に反射している俳優さんの残像を見ていました…求ム傾斜!!

『阿修羅のごとく』

昭和を代表する脚本家の向田邦子作品を木野花が演出、かつ四姉妹の女優陣を見たら興味が湧くに違いない。
センターステージ形式でステージ脇も道としてガンガン使い、これぞ「演劇」!って感じ。
昭和の話なので、価値観(なんで自分の親のことなのに、夫にゆだねるんじゃ?)など若干今の価値観とは相容れないなぁと思うところもあるのですが、そこはそういう時代もあったよねと思うことにする。
四姉妹の誰もが弱さを持ってて、だからこの話は時代を超えても上演されるのかなと思ったりしました。
三女と四女のお相手の男性2役を岩井秀人さんが演じているのですが、一瞬別の役者さんかと思うくらいで、役者さんってやっぱりすごい!他にも、小林さん・山崎さん・安藤さんも別の役で出ているのですが、本当に別人って感じで唸ります。

振り返ると芸術の秋らしく、演技に唸った9月だったかなと思います。
雪組の次回別箱公演・大劇場公演の演目も発表されて、早くも2023年へのウォーミングアップを始めたくなってしまいますが、まずは来週『蒼穹の昴』の初日の幕が無事に開きますように!中華料理を食べてmy初日に挑みます!

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