IT業界30代の仲間達に贈る話

先日同業の人達と話していた時に、皆の悩みやらを色々聞く機会があり
今業界でしんどい思いをしている当事者に向けた話をと思い
いくつか思うところを整理してみました。
ちなみにトップ層でキラキラしている人達向けてではなく
イマイチうだつが上がらない同志諸君へ向けた応援となります。

こういった話は年齢で大分変わる話だと思うので
今回は30代向けの過ごし方という事で。

1.現状整理

何事もまずは現状を正しく認識することが大切です。
個人個人で事情に差はありますが、概ね共通しそうな話を挙げています。

①労働市場・環境
業界的に慢性的な人手不足で求人はあるものの、取り扱う技術の変遷は激しく、ルールも厳格化の一途で、業務内容自体は大変な状況にあります。
また、大手でも大規模なリストラを敢行するケースが増えており、一つの職場で長く働けるとは限らない状況になりつつあります。

②自分自身
20代の頃と比べて無理ができなくなり、パフォーマンスの低下を実感し始めているかと思います。徹夜が辛いという話はよくありますが、肉体・思考の持久力低下も気になり始めたお年頃ではないでしょうか。
ついでに、ちょっとしたケガの治りも遅くなりましたよね。
※結婚や出産等でライフスタイルが大きく変わり、余暇でのスキルアップが難しい人も出てきてるのではないでしょうか。

2.30代の間の動き方

では何をするべきなのでしょうか。
大きくは、いくつかのテーマに対して方針を決める事
(方針を決めるために動く事)と、その方針に従って動く事です。

今回は挙げるテーマは2つです。
もしかしたら追記するかもしれません。

①40代の過ごし方を見定める
これはつまり、「今の流れのまま社内での足場を固めて、今の状況にしがみつく」か「これまでの研鑽を糧にステップアップを図る」のかを選ぶということです。
この選択において、一概に前者が悪手とは言えません。なぜなら後者も挑んだ結果返り討ちという事が有り得るからです。
また、プライベートの状況を踏まえれば、ステップアップとか寝言同然な人もいると思います。

しかし、惰性で40代を迎えるのと「意地でもしがみついたるわ」と
腹を括って準備した上で40代を迎えるのとでは、大きな差が出てきます。
ムカっとした相手にも次の日挨拶したりして、社内の人達と仲良くするというのも、この覚悟の有無でメリットの感じ方が随分変わってくるのではないでしょうか。

勿論ステップアップの方も、やろうと決めた上での試行錯誤は
より良いリターンが得られるものと思います。

いきなりカッチリ決める必要はありませんが
どちらかを選ぶのだと思いながら日々試行錯誤していけば
決めた後に見えてくる景色もまた変わってくるのではと思います。

②現在の所属に拘らない繋がりを作る
社内に残るのであれば、社内で顔が広いに越したことはありませんし
社外に出るのであれば、社外の知り合いは大きな財産となり得ます。

いずれもあまりガツガツするのではなく、気の合う知り合いで
細く長い付き合いのできる人を多く作るのが重要であると考えます。

ただ、痛感している事と思いますが、余暇を使える時間は限られています。
どういう方向に顔を出したり、新たに広げていくのかは
ある程度①の方針を踏まえた上で伸ばしていくと、良いのではないかと思います。

また、この繋がりについては、相手の属性やメリット等はあまり考えずに
単純に「こいつはいいヤツだ」と思った人と繋がっていった方が
長期的に見てより良い人生に資すると考えます。
メリットを考えた付き合いというのは、金の切れ目が縁の切れ目といった話にもなりがちで、時として良くない誘惑を運んでくる事もあるためです。


以上、少しでも参考になればと思います。


みんなで幸せになろうよ。

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