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ことば、という釣り糸を垂らす

昨日は湘南Tサイトの蔦屋書店で読書。
都内の蔦屋書店より空いていて、静かで、最新の本から名だたる名著まで揃っていて、読書好きにはたまらない空間。

その前に、片瀬海岸の方まで行ってみたら、海の家と盛り上がる若者たちの熱気に少々圧倒されて、、、蔦屋に逃げ込んだというわけです。
本能にまっすぐで、ギラギラした海辺のひとたち。眩しかったなあ。

蔦屋で出会ったのはいしいしんじさんの”書こうとしない「かく」教室”
ほんとうに、おかしくて、すてきな1冊。

自分の中に、ことばを垂らしてみること。
するとほぼ必ず、それまでの自分が思ってもみなかったなにかがくっついてきてくれます。

いしいしんじ”書こうとしない「かく」教室”

「書く」ということに限らず、わたしが好きでやっているのは、こういうことだなあ。と、この的確なことばを読みながら、しあわせな気持ちになる。

ことばを、こころとからだの深いところに響かせてみると、浮かび上がってくるたくさんのきらきらとしたもの。いや、一見どろどろとしたものもいっぱいあるんだけれど、その泥を洗い流したら、宝物のようなきらきらしたものがあらわれる。

この「きらきら」を集めることや、味わうことを、日常のなかに入れていくこと。
そこには、ふくよかな日々がひろがる。なんというか、自分自身とのズレが少ない日々。そして、与えられた自分を、精一杯に活かせる日々。

ことばを、こころとからだに響かせてみると、きっとことばが独り歩きしていくことが減るんだろう。いしいしんじさんの書く日々には、ちゃんとその体感が届いてくる。わちゃわちゃとして、たのしげで、ピュアなことばが踊っているような1冊でした。

ここからは宣伝^^;
ことばを釣り糸のように、心や体に垂らしてみるような時間として、
NVC(共感コミュニケーション)の体験ワークショップを企画しています。
参加者同士で、じんわりと、ことばを響かせていく時間。
「ことばと心と身体がともに在る」体験の時間を、みなさんと過ごせたら良いなあと思っております。

本当は対面でのリアル開催を!と思っていたのですが、こんなご時世ですので、オンラインでやります。9月以降にはリアル開催にできたらな。

ピーティックスの堅めな告知文には書いていませんが、関係性って実は、いちばん最初は、自分との関係性の質なんだと思うのです。ここ、最大の重要ポイントです。

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