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創作者のためのまったく参考にならないツイッター使い方講座

 コンテスト参加作を放り投げてまで2日間まるまる使って書きました。
 そんなバカとしか思えない愚行をやってのけた結果生まれた作者それなりに渾身のTwitter講座です。

 カクヨムさんをご利用で、Twitterアカウントを開設しておられない作家さん方向けに書いた内容なので、こちらをご利用の方々にとってはいまさら感あふれる記事かもしれませんが、もしかしたら反面教師くらいにはなるかもしれませんのでよかったら、どうぞ。

 元記事投稿日:2017年1月3日
 こちらへ記事を移すにあたりカクヨムユーザーさんに向けた表現など細かい箇所を修正しています。

ツイッターでできることとはなんぞや?

 いいこと? ツイッターで何事かつぶやくということ、それすなわち全世界に自らを投げ入れることなの。半端な覚悟でつぶやいちゃいけないわ。

 というわけで、なにやら不穏な言葉ではじまりました。

 今回新たに書きたいと思いましたこと。
 それは主にTwitterを利用していない小説書きさんに向けた、ツイッターの利用方法です。

 Twitter(ツイッター)とは140字の短文をリアルタイムで投稿しながら、ユーザー同士でつながることのできる「ソーシャルネットワーキングサービス」(SNS)のひとつです。ただしツイッター社さんはSNSではないという見解を示していますが、それについては後に譲るとしまして。

 ツイッター社は米国の企業であり、現在FacebookやInstagramに次ぐ世界3位の利用人口を抱え、特に日本で強く支持されているネットワークサービスです。

 作者さん、また読者さんもこのツイッターというサービスを利用している方が非常に多いことと思います。

 しかし、このツイッター、「つぶやき」1回につき140文字しか使うことができません。

 そう言ってしまえば非常に不便なものに思えますが、実はその不自由さによってリアルタイム性を担保しうるものとなっています。

 逆説的ではありますが、140字の縛りという不自由さがあるがゆえに、「素早い速度で人に何かを伝える」ということに適した媒体となっており、できることが非常に多くなっているのです。

 これが長文を投稿する場だとそこまでのスピード感は生まれません。
 ブログやmixi日記などの更新がめんどくさいと思うのに、ツイッターですとそれより遥かに多い文字数を打っているというようなご経験をなさっている方々ならおわかりいただけるでしょう。

 ツイッターのリアルタイム性を効果的に使いこなすのは、インターネット文化にある程度慣れた人でも難しいのです。 

 もうみなさんご存知でしょうけれど、ツイッターの機能にはフォローというものがあります。気になった人をフォローすれば、その人がどのようなことを考え、短文を投稿=つぶやいているのかをリアルタイムで見ることができるようになります。

 このフォローを少しずつ増やしてみましょう。

 それによって同時にあらゆる人の「その瞬間に言葉にしたいこと」の数々が、コマ送りのように流れてくるのがわかると思います。

 この、膨大な言葉が次々と流れてくる瞬間(タイムライン、略称TL)を体験してみましょう。その面白さから抜け出すことができなくなるはずです。

 フォローしている方が多ければ多いほど、情報が雪崩のように押し寄せます。10人20人程度ならば瞬間的に流れてくる「つぶやき」もそこまで多くはないでしょう。しかし100人、1,000人と増えてくると指数関数的に情報量が上がっていきます。こうなってくると使いこなすのはより困難を極めることでしょう。

 フォロー数を増やすのは実はそこまで難しいことではないのですが、少しずつ増やしていってシステムに慣れていくのがよいでしょう。

 

 ここまで前提となるツイッターについての基本機能をお話しましたが、要はこのツイッターっていう「場」は何をする場所なんだ、といいますと。

 ツイッターというたったひとつの大きな集まりの輪の中に入って、より素早く情報を得るためのツールなのです。

 ツイッターは利用者がとても多いネットワークサービスです。
 フォローしたいと思える人を探していくと、気の合う人、同じ趣味を持つ人、Web小説サイトを利用している方々が数多く見つかることでしょう。
 
 そういった同士をフォローしていくうちに、相手からもフォローしてくださる場合が出てきます。
 あなたのことをフォローしてくれた人のことを「フォロワー」と呼び、互いにフォローしている状態を「相互フォロー」といいます。

 そうして相互にフォローし合う「相互フォロワー」が増えるということは、いわば共通の趣味などでつながった「仲間」が増えるということです。

 その「仲間」に向けて話しかける=「リプライを飛ばす」ことでよりフォロワーさん同士の交流が深まります。

 リアルタイムで多くの人に返信したりできるため、かつてネットの交流サイトとして主流であった掲示板やチャットのような使い方ができます。

 そのため、ツイッターが社会的つながりを得ることのできるSNSであると考えている利用者の方々は相当多いはずです。


 ただ、実を言うとそれは本質ではありません。ただそれだけならメールでも、SkypeでもLINEでも、かつて隆盛をきわめたmixiでもいいわけです。

 確かにフォローしてくださるフォロワーさんが増えて仲間が増えることはうれしいです。私もより多くフォロワーさんとつながりたいと思っていますし、多くの人と仲良くできるのならばそれは非常にうれしいです。

 ですがそういった「仲間を広げる」という使い方は、そういう風にも使えるというだけで、むしろそういった仲間などの外へ、より多くの人に向けて言葉や画像・動画を伝えることができることの方が重要なのです。


 ツイッターを使っているとよく「バズる」といった言葉を目にすることがあると思います。それはツイッターにある「リツイート」(Retweet、略称RT)というシステムと関連しています。

 リツイートとは、ほかの人の言葉をフォロワーさん全体に向けて「拡散」するための機能です。なんでそんなことをするかといえば、それは他の人にも見てほしいと思ったからです。

 たとえば

 「『君の名は。』は映画史上に残る傑作だ!」

というある人の言葉に心の底から同意したとしましょう。

 や、「ガルパンはいいぞ。」でもいいんですけどここはあくまでたとえ話として読み進めてください。

 それをほかの人にもどうしても共有してほしい。

 これほんとにいいんだよ! 瀧くんも三葉ちゃんもかわいいんだよ!

という思いをほかの人にも伝えたい。そういった場合、わざわざ自分が同じことを言わずとも、その人のつぶやきを自分のタイムラインに引っ張ってくることによって、フォロワーさんにも見てもらうことができるのです。

 これがツイッターの機能の中でかなりコアな部分を占めることは、実際にツイッターを利用しているカクヨムユーザーさんが肌で感じておられるのではないでしょうか?

 このリツイートという機能を多くのユーザーが使っていくことでフォローしている人以外の、本来は目にする機会のなかった有益なつぶやき、情報が相互にやりとりされ、それが自分、およびフォロワーさんのあいだでいわば「集合知」のように結集していくのです。

 「バズる」という言葉は、ある言葉なり画像などが百、多い時ならば万単位の人から「リツイート」されることを指します。

 それはつまり、これは多くの人にとって「見てほしい」ものであることでいうことです。ただそれは善意からのものばかりとは限らず、さらし者にするという意味合いでなされることもあるので注意が必要であり、「バズる」という言葉は否定的意味合いのほうが強いんですけどね。

 それはさておき、さらにたとえ話を続けましょう。

 『君の名は。』に出ている瀧くん役の神木くんの演技は最高だ!というある人の言葉をあなたがリツイートしたとしましょう。

 するとあるフォロワーさんがそのリツイートに反応して

「神木くんって実は今の日本の歴代興行収入トップ3の作品に全部出てるんだよ」

っていう、知らなかったことをつぶやいてくれるかもしれません。

 また、「神木くんと新海監督は仲良しなんだよ~~」とか、「主題歌を歌ってるRADWIMPSもいいよね~」といったような話題ができるきっかけになるかもしれません。

 そういった相乗効果が生まれることが、ツイッターの面白いところであると個人的には思うのです。

 ともあれ、時には自分の言葉が流されたりしながら、無数の人が思い思いに様々なものを「リツイート」していくことによって、より欲しい情報が相互に共有される場となるのです。もっとも、やりすぎることには弊害もありそれも後述したいと思います。

 ここまでの話で、ツイッターはコミュニケーションしつつ迅速に情報を仕入れるために役立つツールなのだ、ということがうまく伝わりましたでしょうか……?

 以上のことを前提として踏まえましたうえで、この先をお読みください。

 真面目な解説はここまでです。 

 「これはひどい」とつぶやくこと必定。ではどうか覚悟をもって次の項目を読み進めてくださいませ。

あ、こいつ手遅れだ。

 いいこと? ツイッターでなにごとかつぶやくということ、それすなわち全世界に自らを投げ入れることなの。半端な覚悟でつぶやいちゃ――

 おっぱいおっぱい

 人の話を聞きなさい。

 

 ……はい。唐突な下ネタ失礼いたしました。

 というわけで先程までのお話は全部前置き。ここからは私のツイッターの使い方を反面教師にしていただくための内容となっております。

 まず大前提としてどうかみなさまに知っていただきたいことは、「下ネタはフォロワーさんを減らす」という単純かつ重大すぎる事実です。

 冒頭にもお伝えしましたね。ツイッターを利用する、ということは全世界とひとつの「場」でつながることを意味します。それがどういうことかおわかりいただけるでしょうか。

 つまり、先程のような感じで「おっぱいおっぱい」とツイッターでつぶやくというのは、全世界に対して「はいわたしハレンチです! 変態です!」と白昼堂々ストリーキングするようなものなのです。

 誠に遺憾ながら、世界は下ネタが好きな人ばかりではありません。どちらかといえば、お嫌いな人のほうが多数派でしょう。少なくとも公衆の面前で大々的に言うことではない、というきわめて常識的な、共通の理解があるはずです。

 まじめな素振りを見せているように思えるかもしれませんが、私は下ネタ大好き、えっちな絵大好き。ムッツリ係数高めの人間なのです。

 あまりにもありのままにつぶやいてしまうので、リムーブ(フォローを解除されること)されることも珍しいことではありません。

 同様に、スケベなイラストをリツイート(拡散)しまくるのも、フォロワーさんを減じせしめる重大要因となりえます。
 これ私しょっちゅうやってます。みなさまには申し訳なく。
 でも好きなんです。見てほしいんです。
 ごらんください、世界にはこんなにも美しいものであふれて(早口)

  オタクキモっ

 ……はい(怯えた子犬のように縮こまりながら)

 

 逆に下ネタをつぶやくことが人間的魅力につながっている人もいます。
 あえて使うのだとしたら、ギャップがなければならないと思います。

 変態な人が変態なことを言うのならば、それは当たり前の話で、底の評価を与えられてひっそりとフォローを切られるだけです。

 悲しいなあ……

 下ネタというのはみなさんがご存知なように、よくも悪くも多くの人にウケる鉄板ネタだったりします。本棚を御覧ください、大ヒットを飛ばしているあの作品もこの作品にも、どれだけの下ネタがあふれていることか!

 ……そんな本持ってねぇよお前じゃあるまいし、ですかそうですか。

 デスヨネー……

 

 逆に下ネタばかりで、ちょっとえっちなイラストを拡散しているような私を現在までフォローしてくださっている方々は、そんな程度ではビクともしない、相当な精鋭であるといえます。

 みなさま本当にこんなどうしようもないヤツを今でもフォローしてくださってありがとうございます……! 本当に、本当に、心の底からありがたいのです。

 え、それはミュート(特定の人のつぶやきを非表示にする)されているだけだ、って……? そうかもしれませんね、はい……本当にすみません。

 みなさまは、どうかぜひとも健全な道を歩んでいただきたい。

 私はとうに手遅れなので、せめてみなさまには正しい道を行かれるよう、心からお祈り申し上げます。

あ、こいつやっぱり手遅れだ。

 下ネタをつぶやくということにつきまとうもうひとつの負の側面はまた別の方向にあります。それは、「業者にしょっちゅうフォローされる」という点です。

 ツイッターという場には実にさまざまな思惑を持った人がいます。

 詐欺サイトやえちえちなサイトに誘導するために女性のアカウントになりすましたり、乗っ取られたアカウントを使って勝手にツイートさせたりしているものがそれにあたります。そういう業者アカウントは特定のワードに反応し自動的にフォローしてくるようなのです。

 私なんてしょっちゅうおっぱいおっぱい言ってるものだからしょっちゅう変なのにフォローされてますよ! 

 そういう輩には興味は一切ないので二次元美少女になってから出直してきなさい。

 というわけでやはり下ネタを使いまくるのは考えものです。人格を疑われますし。私はもう疑われているどころじゃないのでアレですけどね。

 や、変態じゃないですよ? 健全ですよ? 

 

 それと、なるべくならネガティブなことを連投しない方がいいでしょう。

 たとえば沈んだ気持ちや、特定の何かをおとしめることは、なるべく慎んだほうがよろしいと思われます。

 もちろんツイッターとは基本的には口には出さないことまで独り言のように文字通り「つぶやく」場です。

 基本的には自由につぶやいていいのですし、時には何かに傷ついたり、自信を失って弱気になることもあるでしょう。そういったことをあまり我慢するべきではないと個人的には思います。

 また、いち消費者として正直な感想を述べる際、どうしても否定的なことを言わなければならないこともあるでしょう。

 ですが、特に創作者の場合、なんということはないちょっとした愚痴ひとつで痛くもない腹を探られることもあります。特にフォロワーさんの多い人ほど、負の影響力も大きいのです。前後のご自身の発言を見返した上で、誤解を生みかねないようにしなければならないでしょう。

 また、ツイッターを見てて罵詈雑言ばかりが並んでいては、見ず知らずの人がたまたま覗いたとき、どう思われるでしょうか? 

 きっとこの人は近寄らないほうがいいと通常はフォローをためらうことでしょう。前に言った内容とかぶりますが、みずからをおとしめて、わざわざ自分から評判を下げることはなるべくしないのが得策です。

 また、好き放題言ったことで晒し者にされ、暴言ばかりが飛んでくることにもなりかねません。

 これを炎上といって、意図して炎上させることを選んで過激なことをおっしゃるような方もいらっしゃるのですが、あまりこうした道はおすすめできません。

 なぜなら、たとえ炎上して有名になったとしても、それは現在の地位が多少叩かれたくらいでは揺るぎないといったような人以外ですと、リスクと較べてまったく割に合わないからです。

 もし暗い気持ちになってしまって弱気なことをつぶやいたりしたい時は、それをいったん発散してしまって引きずらないようにしましょう。……などとエラそうに書いている私も、まったくできていないのですけどね……永遠の課題です。

 

 もし何かを愚痴りたくなってしまった時は。心を落ち着けてメモ帳にでも怒りをぶつけてただ一言。「おっぱい」とつぶやきましょう。誰かがおっぱいって言ってる時は何かがあって言いたくなるのを我慢しているときだとエラい人から教わりましたので、このメソッドをお試しください。

 ……ダメだコイツ、早くなんとかしないと……

「拡散希望」という罠

 ツイッターをする上でなるべく避けたほうがいいこと。それは下ネタばかりではありません。それは、過剰なリツイートです。

 過剰なリツイートは嫌われる要因となりやすいです。

 これはたとえばご自分の作品を拡散させる目的で、ほかの作家さんの作品を大量に拡散させようとしている方が多く陥りがちな罠だったりします。

 リツイートという機能そのものは、むしろ積極的に使われるべき便利なものです。

 適切な範囲で、なるべく間を置いたりタイミングをうまく見計ったりして効果的に行われたものであるならば受け入れられやすいのですが、ただ無差別に行われたものであった場合、ツイッター上に流れるつぶやき(タイムライン)を埋めて、本当に見たい仲の良い人のつぶやきだったりが見られなくなるので、嫌悪されることが多いのです。

 この「適切な範囲」がどこまでなのかというさじ加減がまた難しいところなのですけれど……

 つまりリツイートは厳選したうえで、なるべく一度にたくさん行わないのがベストな選択肢ということがいえるかと思います。なにもあれもこれも、とする必要はないのです。そうなってしまってはますますご自分を見失うばかりですからね。

 むしろ重要なのは数よりも、タイミング、そしてほかの人が見て拡散したいと思えるような人を惹きつける言葉――いわゆる「パワーワード」なのですよね。

 いざ自分がやってみるとこれがなかなかできなくて悪戦苦闘しているのですけど。

 ツイッターの機能には特定の方がリツイートしたものを非表示にするものもあるのですが、いちいちそんなものを設定するのも面倒と感じている人も多いです。

 なるべくなら、そうした方に配慮したタイムラインづくりを心がけていったほうがよいと思います。

 また、ご自分のアカウントが他人から見られた時、「この人他人のものばかりリツイートしてて、この人自身が何者なのかがわからない」と思われかねないのも、大きな機会ロスじゃないのかとも思うのです。

 何度だって繰り返し強調いたしますが、ご自分のつぶやきは、鍵をかけて(フォロワーさんのみが見られる設定にすること)ない限りは全世界に向かって公開されているものです。当然、あなたのまったくあずかり知らない所であなたのプロフィールと、つぶやきは見られる可能性は常にある。

 将来あなたの理解者になりえるかもしれない人がいつ現れてもいいように、あなたがどんな方なのか、まったく見ず知らずの他人からもうかがい知ることのできるように、「ご自身のつぶやきをセルフプロデュースしているんだ」という感覚はつねに持っていらしたほうがよいでしょう。

 これがともすれば悪い文脈で勘違いして使われがちである「セルフプロデュース」の本当のあり方なのではないだろうかと思うのです。

 頻繁にカミ=エシのイラストをばんばんRTしている上アニメ実況ばっかりしているツイッター廃人――いわゆる『ツイ廃』の私はとっくに手遅れですけどね! 

 勝ったな! ガハハ!(勝ってない)

 私はカミ=エシの神イラストのためにみずから捨て石になってるおバカさんなので、私のタイムラインを追っていらっしゃる方は神イラストもっと見て見て。

 私は神絵師のためなら、喜んでいいねRTするためだけの機械となろう――

 やだ……カッコいい……トゥンク……(とはなりません)

 私が告知したいことにつきましては別途コミナトケイアカウントでつぶやかせていただきすので、私個人のお知らせはそちらをご覧ください。


 またそれと同様に、「拡散希望」とツイートにつけるのも、なるべくなら避けたほうがいいです。いやつけたくなるお気持ちはわかるのですけどね。

 ですがこれはいわゆる「まとめサイト」における釣りタイトルでしばしば目にする【悲報】と同じくらい地雷であると、ネットに精通した人には捉えられています。

 それは拡散希望という言葉があまりにも広く使われることになった結果、たいして拡散しなくてもよいことにも使われたり、場合によってはストーカーが目的の人を探すために悪用された、という経緯があります。また、東日本大震災などの大きな災害時にデマを流す人がよく使うフレーズだったということも、多くの人に信頼されなくなった言葉に成り下がった理由として大きいと思われます。

 以上の理由から、なるべく多くの人に自分の作品を見て欲しい!というお気持ちはあったとしても、こうした、かえって逆効果になるワードはなるべく使わないほうがよいでしょう。

 拡散目的のリツイートを多用せずツイッター上で多くの人に伝える手段が、小説投稿サイトにもあるはずです。


 それが、感想をつぶやくという方法です。


 実のところ、感想をつぶやくというのは、実のところ単純に作者さんの更新情報をリツイートするよりもはるかに効果があります。

 もちろん私が普段つぶやいている更新のお知らせをリツイートしてくださることはとてもありがたいですし嬉しいです。けれどそれと併用していけばより効果の高いやり方があるよということをお伝えしたいのです。

 貴方様のタイムラインを、そしてあなた自身のつぶやきのログを損ねない、双方にとっておいしいやり方があるのです。

 単に私に感想が欲しいというだけの話ではなく、もっと広い視野のお話として、ここから先の話をお読みくださいますとさいわいです。

感想をもっと言っていこう

 実のところ『君の名は。』も『ガールズ&パンツァー』も、『この世界の片隅に』も、大ヒットしたのは、肯定的評価がツイッターのタイムラインにあふれていたからであると私は見ています。

 誠に残念ではありますが、昔に比べて若い世代ほど使えるお金は限られています。なので、バブルの頃のような後先考えなくてもいいくらいとにかく使うという、『蕩尽』じみた消費はほとんどありえません。

 誰もがみんな「確実に面白いもの」に飢えているのであり、それ以外にお金を使うことには財布の紐が堅いように思えます。


 ですが、ひとたび信頼に値するものだと思えたのなら多くのお金を落とすことも惜しまない。そのような精神性があるように感じます。

 そうでなければお金がないないと叫ばれている一方でソシャゲのガチャにあれだけのお金が例外的な蕩尽として注ぎ込まれる理由が説明できません。

 私はアニメやマンガ、ゲームなんて人の評価を見て視聴ないし購入を決めるもんじゃないだろう、とずっと思っていました。

 ですが、それもやむをえないのだなと最近思い直しました。

 それもそのはず、自らの消費のあり方を考えてみれば、簡単にわかることでした。

 ずっとそればかりを見ていられるほどの時間がなく、すべてのものから好きなのを選ぶという時間そのものがない。

 加えて限られた予算。ハズレは引きたくないですよね。

 そのような心理が働いているのならば、現在の、あるひとつのコンテンツが記録的な一人勝ちをしている一方で、残りのほぼ全てが従来よりも大きく売上を落としているという、最近になって顕著になってきたような動きに説明がつくと思うのです。

 現在大きな一人勝ちを生み出すことにかけてはツイッターは非常に長けているように思えますが、それに比してそれ以外の作品は埋もれてしまいがちになるという現状があると思います。

 この現状をどのように打破し、いい作品をいいと効果的に伝えることができるのだろうか。そのことに対する問いを私なりに解決したいというのが、実は本作のテーマとなります。

 ちょっと前の更新でおっぱいおっぱいって言っていたのが信じられないですね!

 誰ですかそんな変態は! わたしか! そうか! すまんな!

 実はこうしたアニメ・マンガのヒットを生み出していくための「宣伝」とは違ったあり方がもっと試みられてよいのではないでしょうか。

 ある有名なマンガ家さんが言っておられたことの受け売りではあるのですが……

 ツイッターの拡散力の方面ばかりが注目され、拡散しよう拡散しようと前のめりになってしまいがちなのですが、本当に良質な作品を語る時、本質はそこではないと思うのです。

 思えば『この世界の片隅に』の広まり方がもっとも顕著だったと思うのですが――

 丁寧に作品を読み込んだ受け手側の深い洞察が込められた感想。

 これには作品そのものの評価を決定づけることすらできるほどに重大な影響力を持ちうるのではないかと。

 そしてそれがたくさん拡散されることによってよい評判が相乗効果のように共有されていったのではないのかな、と。

 「深い洞察力を持った感想」が共有され多くの受け手が「ああそうなのかこれにはそんな意味が込められていたのか!」と納得できることで、物語の深みがいっそう増し、よりよいものになっていくのではないか、と気付かされたのです。

 もちろんそれ以外の要素として、『ガールズ&パンツァー 劇場版』の「ガルパンはいいぞ」や、『君の名は。』の「俺たち/私たち、入れ替わってる~~~!?」「前前前世」という特徴的かつわかりやすいフレーズが共有されたことがフックとなった側面もあるのでしょうけど。

 丁寧な感想。
 それは誰もが感想を全世界につぶやくことができるツイッターで私たちができる、ある特定の作品に対する最大限の応援であり、貢献ではないのか。


 そんな丁寧な感想だなんてハードル高いよ、とおっしゃる方もおられるでしょう。

 そんな時こそ、リツイートです。

 リツイートするということは自らの気持ちの代弁ともなりうるのです。
 そしてリツイートした上で

「本当にこれ」「ほんまそれな」「これ本当にいいんだよ」
「ガルパンはいいぞ」

といったような素朴で簡単な感想を付け加えるだけで大きく違ってきます。

 いいものがいいと評価されていく正の相乗効果が生まれていくことが、新時代のヒットの鍵なのではないだろうか、という気がするのです。

 そしてそれこそが、アニメ界の危機だとか本が売れないだとか、いたるところで起こっている機能不全から多くの作品をよみがえらせることのできる可能性ではないのだろうかと、一縷の望みを見出したい。

 すでに多くの方が試みられていることとは思いますしいまさら感はありますけれど、みなさんいいと思ったものをもっといいと言っていきましょう!

 今はメディアが一方通行のみであった昔とは違い、好きなものを好きだと多くの人に伝えることができる時代です。

 サイレントマジョリティーのままではなく、積極的に好きなものを好きと声高に叫んでいこうじゃありませんか。

Twitterは趣味の合う人とつながるだけの場ではない

 私は最初の項目で、ツイッターはツイッターが社会的つながりを得ることのできるSNSであると考えている利用者の方々は相当多いはずですがそれは実のところ本質ではないのでは、と述べました。

 たしかにツイッターでは多くの「仲間」を得ることができます。
 マンガやアニメ、ゲーム、ドラマや音楽、イベントでもよいでしょう。
 ある特定のものが好きな人同士でつながることができます。

 たとえば『ラブライブ!』が好きなラブライバーや、Web小説好き、といったつながりで互いにフォローしていくことで、共通の趣味を持つ人同士をたくさん持つことができます。

 でも実をいうと、そういってできたつながりであっても、大事なのは自分にとって「共通する点」よりも異なる点、私とまったく異なる人がいるという「差異」のほうなのです。

 本来まったく違ったものを持っている人とでも、むしろ自分と真逆である人ともつながることができる、という点でツイッターは非常に優れていると私は思っていまして。

 今はあまりプレイできていませんが、あるアーケードクイズゲームを長いことプレイしてきました。

 そこまで強くて有名だったわけでもありませんが、多少なりともそのつながりでいくつかのご縁ができました。クイズゲームをしながら、コミュ障なりにさまざまな人とお会いしてきた中ではっきりと言えることがあります。

 それは世間には想像をはるかに超えて、私がまったく知らないことを知っている人であふれているということです。

 いや考えるまでもなく当たり前の話ではあるのですけど、私はバカなので、たったそれだけのことに気づくまで非常に長い期間を要しました。

 そこでは自分の知っていること、感じていることがいかに当たり前「ではない」か、ということを知ることができた貴重な体験でした。

 プレイヤーさんはみずからの得意なジャンルの問題形式を「武器」として選んで他のプレイヤーさんと戦うのですが、そのクイズゲームには「アニメ・ゲーム」から「スポーツ」「芸能」「(文系/理系)学問」まで、多岐にわたるジャンルが用意されております。

 アニメが好きだという人もいれば、ゲーマーもいて、さらにヴィジュアルバンドやアイドルの追っかけや、お笑い芸人好き、映画通、野球ファン、競馬好き、鉄道マニア、小説好き……といった趣味嗜好を異にしている人たちがクイズゲームというただひとつの共通項のもとに共存し、オンラインで自ら磨き上げた「武器」を使って手に汗握る駆け引きを行い、時には集まっては食事に行ったりしているわけです。

 これってかなりすごいことだと思うのです。

 たとえば、私にはある野球ファンのお知り合いがいらっしゃるのですけれど、私は野球をほとんど知りません。ツイッターをしていなければおそらく一生その人とご縁がなかったでしょうし、野球の情報を目にすることも、おそらくほとんどなかったでしょう。

 そういう意味で、ツイッターというツールの醍醐味は、自分と異なったものを持っている人の考え方を知ることができる、貴重な機会を提供してくれるという点に尽きるのではないでしょうか。

 そういうつながりを持てるからこそツイッターという場は「ゆるい」のであり、かつて『艦これ』運営さんがおっしゃった「柔らかなソーシャル」といった言葉の真意なのかもしれません。

 ツイッターには多種多様な考え方を持っている人がいます。

 そうした、本来はまったくつながりを持たないはずの人たちとつながるために――また自分とまったく異なるチャンネルから情報を得るためにツイッターをしているといっても過言ではありません。

 私と趣味の範囲がまったく異なる方々から様々な情報が入ってきます。
 そうした情報との偶然の出会いが、新たな趣味を持つきっかけになるかもしれません。

 なにかの情報が広く伝播する要件として、共通項を持った人たちに伝わることよりも、想定を超えて「共通項のない人たち」――まったく趣味嗜好の違う人達にも届く、ということの方が重要なのです。

 そして最初の項目で触れた、「バズる」――多くの人からRTされるという現象は、そのようにして価値観も異なる人たちに届くということなのです。

 それはちょうど『君の名は。』が想定した層よりもさらに高い年齢の層にも受け入れられて大ヒットにつながったこととつながっているといえるのではないでしょうか。


 ここであるコンテンツの話をしましょう。

 みなさんは『月曜日のたわわ』という、毎週月曜日にとあるマンガ家さんが自身のツイッター上にアップしているイラストをご存知でしょうか。

 当初は月曜日から仕事という憂鬱な気持ちを和らげるためにとマンガ家さんが個人の趣味ではじめられたものなのですが、それがシリーズ化して大きな反響を呼ぶうちにアニメ化というメディア展開に至りました。

 それだけではありません。アニメ化が発表された時のイラストで、少女が自らの胸にスマートフォンを乗せているさまが描かれたのが、それがなんと日本を飛び越えて韓国にまで拡散。
 「たわわチャレンジ」と称して女性たちが自分の胸に何かを乗せてみずから写真を取って(自撮りといいます)アップし、そのブームが日本にも逆輸入されるという、おそらくは作者も想定していなかったであろう謎の波及を見せたのです。

 これはツイッターという場が完全にオタクだけに閉じられたもので、『たわわ』のイラストもオタクのうちだけでひそかに共有されていたものであるならば、そんな現象が生まれることもなかったでしょう。

 ツイッターという場がありとあらゆる人たちが一堂に会するところであるからこそ生まれた副次的な現象だったということができるでしょう。

 カクヨムさん内のことで例を挙げるとすれば、サイトオープンとほぼ同時にイスカリオテの湯葉さんの『横浜駅SF』が拡散された現象でしょう。

 カクヨムさんというコンテンツにまったく触れたこともない人にも拡散されることではじめて、「なんだろうこれ?」と新たに興味を持ってもらえる人が現れるかもしれない。
 いくら趣味嗜好が同じ人同士で回し合っていても、実のところ同じところをぐるぐるするだけなのです。これはなにもカクヨムさんだけの話ではなくあらゆるコンテンツ全体に言えることだと思います。

 内輪で共有されているだけでは、遅かれ早かれ衰退していくでしょう。

 私たちが開拓していくべきは、もしかしたら興味を持ってもらえるかもしれない、まだ見ぬ可能性のほうにあるのではないでしょうか。

ああ、こいつやっぱり手遅れだ。

 ……と。あれやこれやと色々と書いてきましたけど。
 ぶっちゃけた話ツイッターなんて自分の好きなふうに使えばいいんです。

 おいおいこれまでの内容を全否定する気か、という話ですね、はい。

 私があれこれと言って色々と萎縮させてしまうのも違うと思いますしね。この手の話に正解なんてありませんし。誰に言われるでもなく、縛られるのでもなく。ご自分に合った使い方を見つけていかれるといいと思います。

 そういう意味において、この『創作者のためのまったく参考にならないツイッター使い方講座』はあくまでも私なりの考え方であり、こういった意見もあるよ程度にとどめていただけましたらさいわいです。投げっぱなしですね、すみません。


 ツイッターは自由な世界です。

 おっぱいおっぱいっていつでも言える世界です(指数関数的に減るフォロワーさんの数から目をそらしながら)

 ……ゴホン。

 いろんな人とつながることができるツイッターは、使い方次第で何にも代えがたいコミュニティツールとも、知的興奮に満ちた情報ツールともなりえます。

 そして四方をを見渡せば。さまざまな好みを満たす美麗イラストであふれているのです! 

 さながらツイッターはあらゆる趣味を迎え入れてくれる底なしの大海原です。

 ツイッターは鳥のさえずりをイメージしてるんだからそこは空だろうよというご意見もありましょうけど、個人的なイメージでは空よりも海淵なんですよね。まあそんなことはどうでもいいですね。

 ツイッターを利用すれば無限に楽しみの可能性が増えますよ。
 ツイッターをただの宣伝ツールにしてしまうのはあまりにもったいない。

 「俺には馴れ合いは必要ない!」とお思いのストイックな創作者の方々にこそ、ディープなツイッターの利用をおすすめいたします。

 それでは、ツイッターでたわわな……間違えました、楽しいひとときを。

宣伝だけはどうにも苦手なんです。(旧版あとがき)

 はい、タイトルだけでもう8割方書きたいことを説明してしまっているのですけどもね。物書きとかよりもツイッター芸人のほうが性に合ってるんじゃないか、という気がしなくもないコミナトケイです。

 

 おっぱい(気さくな挨拶)

 ツイッター論などを調子に乗って書いたわけなんですけども、意外な方からご評価をいただいたり、更新後しばらくの間地味~~~に読まれていたりと、半分おふざけで書いた内容にしては予想を超えた反響をいただくことができました。ありがとうございました。

 さて、ツイッターを利用するにあたって特に注意していただきたいことを、ツイッターなどでそれぞれの作家さんたちの動きを見ながら気になった点などを書き連ねたのが本コラムなのですけど、おそらくは創作者さんたちにとってもっとも知りたいことが抜けていたのではないでしょうか。

 それはずばり、ツイッターで注目を集める方法です。

 自作の宣伝を目的としてツイッターを始められた方も多いはずです。

 ですけどイラストやマンガなどに比して小説分野というのは、そもそもの注目度でかなり水を開けられているというのが実情です。

 小説という分野は一目でパッと内容がわかるイラストやマンガと比べるとどうしても相対的にニッチなジャンルだ、という身も蓋もない事実がある。

 そういったハンディを最初から背負っている状態で、いかに注目を集め、多くの方に見てもらうか、というのは、みなさんが最も知りたいことのはずです。

 ですが、それを書くことはあえていたしませんでした。
 というか、書けなかったといった方が正しいですね。

 私はツイッターを使って読者さんを集めることができていません。
 というか、この宣伝という部分は自分の中でもっとも苦手といっても過言ではない分野です。

 とてもではないですがツイッターを使いこなすまでには至っていない。

 自分が結果を出さないことには何を書いても説得力に欠けるだろう――との思いからこの点には触れることがいまだにできないのです。

 このコラムに『全く役に立たない』というタイトルをつけたのも、まずはタイトル詐欺的な内容となることを目指したということもあるのですが、何よりこの点を自嘲的に評したからでもあるのです。

 Web小説の可能性、ツイッターを使った可能性。
 私はそのどちらも引き出せてはいない。
 このあたりはずっと悩み続けています。


 ところで、ツイッターをしていると、一日に数百数千人からリツイート(拡散)されたつぶやきを複数回見る機会があると思います。

 そういったツイートはそもそものフォロワー数が多い=拡散されやすい人のものであることも多いですが、ふとしたきっかけでごく普通にツイッターを利用されているフォロワー数1桁~3桁の方々が発信元であることも珍しくありません。

 ツイッターではそれぞれの分野で毎日何かしら多く話題になっている=拡散されていることが必ずあります。

 何かのきっかけがあれば私たち普通に利用しているユーザーでもその日話題を集めるつぶやきをすることができるはずなんです。

 運も絡むので非常に難しいことなんですけどね。

 文字だけのつぶやきでも何千何万と拡散されるんですから、可能性はけしてゼロではない。

 ただ、どや顔で狙って仕掛けたものほどうまいこといかないのが不思議なものです。

 え?それ話題になるの?

みたいなのが伸びたりするのがツイッターなのでしょう、あまりそういった体験もありませんけど。

 みなさん骨身に沁みていらっしゃるでしょうけど、宣伝というのは基本拡散されませんからね。これはプロの方でも、普段は趣味絵で5桁のリツイートを稼ぐ絵描きさんでもそうです。

 宣伝という時点でどんな内容であろうが普通のつぶやきの10分の1くらい拡散されにくいものなんだということを頭に入れておいたほうがよいと思います。

 多くの方のツイッターの状況を見ながらおおよそ推し量れる拡散数の目安はフォロワー総数の0.1%、多くて1%くらいでしょうかね? 

 そのくらいの方からリツイートしていただけたらめっけもん、くらいに考えておかないと精神衛生上よくないですよ。

 逆にそれ以上の数字を記録できたのなら、それは宣伝の効果がいつもよりあったと捉えることができるかもしれません。

 数字ばかり追うようになってはいけないでしょうけれどね。

 さしあたっては自作をいかに多くの方にアピールできるか、ということに関しては今後の宿題といたしましょう。
 ここまでお読みくださいましてありがとうございました。

私はなぜ絵描きさんのイラストをリツイートするのか(新版あとがき)

 ツイッターの使い方講座を書いて2年くらい経ったわけですけれど、掲載元のサイトでは最初の『ツイッターでできることとはなんぞや?』部分ひとつで1,861PV、合計で2,385PVを記録しました。

 この数字が多いのか少ないのか、わたくしにはよくわからないのですが、普通にわたしが小説を投稿するよりもはるかにアクセスされた、ということだけは申し上げておきましょう。

 おそらくは、カクヨムさんの運営元であるはてなさんのSEO対策的なものがよくできており、検索からたどり着いた方が多かったものと思われます。
 カクヨムさんには御礼申し上げます。

 こちらに記事を移し新しい内容を書き下ろすにあたり、ちょうどいいので「なぜわたしがよくイラストをリツイートするのか」についてちょっと書きたいと思います。


 ツイッターを見ていると、毎日のようにものすごいクオリティのイラストや、面白いマンガがリツイートで流れてきます。

 むろんそれはわたし自身そういうタイムラインになるようフォローしたりしているからなので、そんなことないよという方もいらっしゃるでしょう。

 実のところ、私のツイッターを見ていればイラストの流行がある程度把握できるよう、ほかのフォロワーさんにお示ししている、という側面も実はあったりするのです。

 もちろん、私自身がいいと感じて、これいいよ、と純粋な気持ちで広めたいから、という理由がいちばん大きいのですけれど。

 ただ「尊い……」だとか「これすき」「えちえち」だとかいうIQの下がりきった衝動的な感情だけで動いているわけではありません。それなりに戦略的にやっている(つもり)です。


 私はWeb小説、ライトノベル投稿サイトの利用者なので、挿絵を描いておられる方々についても興味があります。挿絵を担当している方や、そのイラストの良し悪しで買う買わないを決めるくらいには大きな関心事です。

 だからこそ、ライトノベルをチェックするにあたっては絵描きさんや、その絵描きさんが普段どんなイラストを描いておられるか、というところに至るまでチェックします。

 また、お金がない今はだいぶおとなしいですけれど、まださして有名でないけれど絶対評価されるだろう、という作品なり作者さんを探して青田買いをするのがめっちゃくちゃ好きでして。イラストやマンガを描かれておられる方を「青田」の時点で発掘したいという思いで動いてることもあります。

 将来ラノベ挿絵を描いたり、マンガが書籍化するかもしれない。そしてそれが現実のものとなった状態を見るのが昔から好きなんですよね。そういう方を探すためにツイッターをしているといっても過言ではないくらい。

 そんな方を見つけてはほかのフォロワーさんにも共有していただきたいと思うのですよね。私が「いいね」「すき」と思ったものをほかの方も「いいね」「すき」してくれるのがすごく嬉しいし、そんな循環を大事にしたいと思ってわたしは今日も「ありえんよさみが深い」イラストをリツイートしています。

 ゆくゆくは私自身の創作も多くのフォロワーさん、ないしFF外の多くの方へと「いいね」「すき」されるといいなあと思います。ハイクオリティの創作に触れていって自分自身の創作も高めていって、結果として今よりもより多くの方にご支持いただけるものを作ること……とりあえず、今はこれが目標ですかね。

 また、絵描きさん、マンガ描きさんをよくフォローしたりしていると、彼らはトレンドに敏感なので、彼らのつぶやきによって最新の流行がある程度掴めたりします。これも実は案外重要なことだったりしますけど、本筋とは微妙に関係がないのでここでは軽く触れるだけにしましょうか。

 まとまりのない文章になってしまいましたが、改めましてここまでお読みくださいましたことに最大級の感謝を。ありがとうございました。

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