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vol.62 風景写真を撮りに行く準備。"おうちでロケハン"と"天気を読む"。

このnoteは写真を0から始める方向けマガジン「始めよう、写真」の記事です。初めてご覧になる方はぜひvol.1からどうぞ

こんにちは。さて今回はこのコロナ禍で、外に行くのがなかなか難しくなってしまった今、できることをやっとこうという内容です。
今、おうちで過ごす時間が増えたこの時を生かして、撮影スポットをお家にいながら見つけるために、僕がやっていた方法をここにまとめていきます。
また、そのほかに撮影前準備に役立つアプリなども紹介していきます。

おうちでロケハン

ロケハンという言葉はみなさんご存知ですか?
ロケハンとは、いわゆる下見なことです。テレビ番組などで、撮影をする前にスタッフさんたちがあらかじめ現地を調査して撮る場所などを決めておくことの行為をいいます。
風景写真を撮る際も、あらかじめ撮影場所を決めたり、良い風景の場所を探したりすると思います。
通常、ロケハンは自分の足でその場所に出向いて実際に見なければいけないですが、実は今、スマホだけでロケハンができる時代になってるんですよ(知ってますよね)

Google ストリートビュー

GoogleMapは皆さんよく使用しているアプリだと思います。その中の機能に、ストリートビューという機能がありますね。

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このように、スマホで家にいながら現地の風景が見れるのは本当に便利になりましたね☺️
Google Mapを利用して、僕はよく海岸線の岩場などを見たりしています。
これだけでも相当便利なGoogle Mapのストリートビューですが、これをもっと便利に使えるアプリが存在するんです。

もしその現地で星や朝日、夕日を撮ろうかなと考えた場合、ストリートビューだけでは朝日、夕日の登る方角や、時間ごとによる星の位置などを把握するのはかなり難しいですよね😣
これを一挙に解決してくれるアプリがなんとあるんです。
その名も
サン・サーベイヤー
と言います。

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これほんとすごいんですが、¥1,220と有料なのがちょっと手が出しにくい人もいるかと思います。
でも1200円払う価値があるくらいすごい役立つアプリです。
ちなみに、サン・サーベイヤー・ライトという無料版もあります。

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まずは、この無料版について説明していきます。

起動すると画面はこのような表示になっています。

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このアプリはAR技術を活用して、太陽の位置や、方角を確認できるアプリです。
3Dコンパスによる太陽の位置の確認を、時間を変えながら見ることができます。
またこのような太陽の情報も見ることができます。

無料版には、この太陽の位置のみのAR機能しかついていませんが、有料版になるともっと色々なことができるようになります。

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まず、有料版の3Dコンパスがこれです。
無料版との違いとしては、月の位置と天の川の位置が見れるようになっています。

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そして、有料版の機能として最も使えるのが、これです。
3Dコンパスを、Google ストリートビュー上に表示させることができてしまいます。
これを使えば、Google ストリートビューが撮られている場所であれば、どこでもこの機能が使えます。

これさえあれば、おうちでロケハンができてしまうんです。

天気を読む

さて、お家でロケハンができてしまう便利さを入手できたので、撮影の場所決めはこれで捗りますね😤
しかし、屋外に写真を撮りにいくとなると、必ず確認することがありますよね。
それは、天気です。

特に風景写真は天気によって作品の出来栄えが左右されると言っても過言ではありません。天気をしっかりと予測し、天気に合わせた撮影地に向かうことでより良い作品を撮ることができるようになります。

天気を読むために、僕が使っているアプリなどを紹介したいと思います。

まず、これはすでに入手している人も多いのではないでしょうか。

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Yahoo 天気のアプリです。まず大まかな予測を見るためにYahoo天気を使っています。また、この他に下の二つのアプリを使って天気を把握しています。

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しかし、これだけでは天気の大まかな予測でしかなく、ピンポイントの予測を見ることが難しいです。
そのため、上記のアプリと並行してこのサイトをよく見ています。

SCWというスーパーコンピューターが予測した天気予報を見ることができるサイトです。これは、2kmのメッシュで天気予報を見ることができ、ピンポイントに撮影場所などの天気予報を見ることができます。

またSCWと同様なサイトをもう一つ見ています。

Windyというサイトです。こちらもスーパーコンピューターによる天気予報を見ることができます。Windyでは、天気予報の他に、PM2.5や海水温、波の情報など、多くの情報を一度に見ることができるので様々な撮影状況の予測ができます。

これらのアプリやサイトを使い、情報を事前にしっかりと把握して撮影地に向かうことで、狙った光、狙った天気での撮影により近づけることができると思います。

また、情報の入手は、一つの手段に頼らないようにすることが大切です。Yahoo天気では晴れ予報でも、Tenki.jpでは雨予報だったりすること(逆の然り)もあったりします。SCWとWindyでも計算しているスーパーコンピューターが違うため、結果も異なることが多々あります。
一つの情報に頼ることなく、複数の情報源から天気を自分で判断することも大切です。

さて、今回は撮影に行く前に必要な準備である、ロケハンと天気予報についてご紹介しました。
知らなかった方は、これでより効率よく計画が立てれるようになるかと思います。


絶景を自分の目で見て、精一杯写真を楽しんでくださいね☺️


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