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vol.57 メーカー別機種紹介【RICOH編】

このnoteは写真を0から始める方向けマガジン「始めよう、写真」の記事です。初めてご覧になる方はぜひvol.1からどうぞ。

こんにちは。さて今回は、RICOHのカメラについてまとめていきます。
RICOHは、企業向けの製品(いわゆるオフィス機器)を多く取り扱っているため、案外いろんなところで名前だけは見たことがあるかもしれません。RICOHのカメラ事業では一眼レフカメラだけだなく、監視カメラや、赤外線カメラ、業務用カメラなどかなり幅の広いカメラを扱っていますが、今回は皆さんが買う候補になる一眼レフカメラとコンパクトデジカメに絞ってまとめていこうと思います。
ちなみにRICOHのカメラは”PENTAX”という名前がついています。(2020/07現在)


中判レフ機

RICOHには、FUJIFILMと同様、中判機が存在しています。中判機についてはこちらのFUJIFILMの紹介で詳しく書いています。

キャプチャ


PENTAX645Zは、5140万画素、FUJIFILMのGFX50シリーズと同じセンサーを積んだカメラです。一眼レフ機のため、サイズは大きく、ミラーもあるためミラーレス機より重量はあります。ISO感度は常用で204800まであり、暗い条件での撮影に力を発揮します。同じセンサーを積んだGFX50シリーズと比べると発売時期が早いため全体的な性能は劣ります。しかし、中判センサーの描写はすさまじく、ロマンあふれる機種です。

一眼レフ機

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PENTAX K-1シリーズはRICOHのフルサイズ一眼レフ機のなかでフラグシップ機になります。PENTAXは変態カメラともいわれることがありますが、その所以は、特定の機能を突き詰めているカメラだからです。一眼レフ機では珍しいボディ内手振れ補正や、リアル・レゾリューション・システムとよばれる高解像度を実現しながら、手振れ補正も行うという機能や、カメラ自体に照明が組み込まれており、ボタン類を照らすことで夜間のカメラの操作がしやすくなるという機能だったり…
防塵防滴機能は、他社と比べてもはるかに頑丈で、かなり雑な使い方をしても大丈夫!というほどのカメラです。しかし、連写機能は他社のライバル機と比べて少し弱いので風景向けなカメラです。

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PENTAX KPはRICOHのAPS-Cセンサー搭載機種です。こちらもISO感度が819200と頭おかしいくらい高い設定ができます。こちらも最強の防塵防滴を搭載、ボディ内手振れ補正機構を搭載していますが、連写機能はそこまで高くないため、動体は苦手分野です。他社のライバル機と比べると、値段が抑えめなので、安くそれなりの性能が欲しいという方にはいいカメラになります。

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PENTAX K-70は、初心者向けカメラになります。APS-Cセンサー搭載機種で、もちろん手振れ補正機構を搭載、防塵防滴、バリアングルモニター搭載と、機能はもりもりですが、価格は新品でも6万ほどとお財布にやさしいカメラです。

コンパクトデジタルカメラ

RICOHのコンデジといえば、これ。

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GRシリーズです。非常にコンパクトなカメラですが、センサーはAPS-Cセンサーを搭載しており、写りも抜群、スナップをメインに撮るという方にはぜひ買ってほしいカメラです。
スタイリッシュでカッコイイですよね。実は私も欲しいなぁと思ってます笑

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RICOHにもPanasonicなどと同様、タフネスシリーズがあります。WGシリーズは本格的な防水機能を備え、耐衝撃、防塵、防寒、耐荷重という機能を有しており、レンズ周りに6灯のLEDライトを搭載しているため、暗所でも撮影ができるようになっています。

360°カメラ

さて、ここからは少しおまけです。
皆さんは360°カメラというカメラをご存じでしょうか?

カメラ一台で360°の映像を簡単に撮ることができるカメラです。

キャプチャ

RICOH THETAシリーズは360°を撮影できる全天周カメラです。
これは言葉での説明が難しいので、公式のPVを見てもらえばわかると思います。

このような不思議な映像が撮れるカメラです。本格的な撮影というよりは、旅先での思い出を残すカメラですね。撮影したい風景も、撮影者も一緒に撮れてしまうカメラです。これがあったらどこに行くにも撮って残したくなりそうです…

さて、今回はRICOHのカメラについてお話していきました。他社が作らないような尖ったカメラを作るRICOHは非常に魅力のある企業です。
カメラ業界の中でもシェアは最下位に近いという残念なところもありますが、使っている人がいないので人と違うカメラを使いたいという方にはうってつけかもしれません笑

さて次回はカメラを作るメーカーの紹介としては最後となる、SIGMAについてお話する予定です。お楽しみに。

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