見出し画像

世田谷区基本計画がスタート

皆さん、お役所って、何個ぐらい「計画」があると思いますか?

世田谷区でだいたい120ぐらいの計画があるんだそうです

それらの中で最上位、トップオブ計画sなのが「世田谷区基本計画」で、2024年4月(今月)から8年間における、区が重点的に取り組む政策・施策の方向性を明らかにし、区政運営の基本的な指針を明確にしております

実はこの基本計画ですが、2022年の世田谷区基本計画審議会から、足掛け2年弱かけて作られました(検討経過ご参照

流石、最上位計画

私も、基本計画審議会など、検討過程から完成まで参加させていただき、行政全体を俯瞰できる貴重な経験を積ませていただきました

もちろん計画自体も大事ですが、個人的に重要だと感じているのが、

基本計画の中、「区政の目指すべき方向性」として

持続可能な未来を確保し、あらゆる世代が安心して住み続けられる世田谷をともにつくる

が明記されていること

確か、2024年3月時点では、1文で世田谷区全体の理念っぽいことを記したものはなかったのではないかと思います

理念としては、基本計画の上に基本構想(2013年度~2033年度)の九つのビジョンが今も生きてますが、9つもあるので、覚えるのが大変です

2年弱の役所生活で度々感じているのですが、

「やること」については皆さん一生懸命、決めて、実行するのですが、一方で、何を目指すのか、というところがあまり見えてこないことがありました

前職のサイボウズでは、企業理念の存在意義「チームワークあふれる社会を創る」を合言葉みたいにして、これを各現場での企画運営の判断基準の一つとしていた面がありましたが、役所だとその感覚が味わえませんでした

なので、今回、この言葉ができたのは自分的には大きくて、

より多くの職員が、この言葉を味わいながら、考えを深めながら、業務に取り込んでくれればよいなと思ってます(8年間に外部環境が変化しても、この方向性は変わらないと思うので)

できれば区民の方にも伝わってほしいなあと願ってます

また、地方自治体である以上は、いずれも似たような表現にどうしてもなりますが、“ともにつくる”なんていうのは、“参加と協働”を大切にしてきた世田谷らしいですし、状態の表現ではなく、行動の表現なのも気に入ってます
区政の目指すべき方向性」を、どれだけ、考え深め、政策策定などの意思決定や実施に活かすことができるかで、更に世田谷らしいものになっていくのではないでしょうか

私も、まずは、常に唱え続けることが大事なので、メールの署名に追加してみました

~おまけ

世田谷区砧公園の横にあるオルタナティブスクールHILLOCK初等部の五木田さんに誘われ、Podcast番組「ほぼ教育最前線」にゲスト出演させていただきました

"「実は...と言い合えるチーム」をつくるには"シリーズ(全3回)のうち、vol.2とvol.3に参加

教育現場は素人ながら、構造的に役所と似ているところがあるなあ、と感じた時間でした

Vol.2はこちら

しかし、自分の声は、何回聞いても慣れないものですね
トップの写真は、千歳烏山にあるコミュニティカフェ ななつのこ です

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?