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明日ガラパゴス諸島に行く人へ。キトからガラパゴス諸島に辿り着くまでのステップと費用のまとめ【前田家の世界一周】

はーい、こんにちは。(粗品さん風)

世界一周を始めて6ヶ月目に突入しました。家に6ヶ月も帰っていないなんて信じられません。まあ、そもそも家がないのですが。

さて今回は、世界一周の中南米編の中でもハイライトの1つである「ガラパゴス諸島」についての投稿になります。ガラパゴス諸島は想像以上に楽しくて、また戻りたいとすら思える場所でした。しかし、入島までが非常にわかりづらく、大変だったので、今回はキトからガラパゴス諸島の入島までのステップをまとめたいと思います。

これを読んだら、明日ガラパゴス諸島に行っても余裕で入島できちゃいます。

詳細を書く前に、ガラパゴス諸島のメインの島までたどり着くために必要なものをネタバレします。

・パスポート
・TCT (Transit Control Card)
・島まで行く交通手段
・宿泊先
・USドル(外国人の大人1人、合計で131USドル)

※なお、この情報は2023年12月時点の情報です。

ガラパゴス諸島の全容

入島の手続きの前に、まずはガラパゴス諸島の地図的なところから頭に入れる必要があります。

ガラパゴス諸島はその名の通り、「諸島」なので複数の島の総称です。上陸ができる島が13つあり、その他に小さな島が6つあります。

この中で、空港があるのは「バルトラ島(Baltra Island)」と「サン・クリストバル島(San Cristobal Island)」です。多くの飛行機はバルトラ島で発着します。

真ん中にある⭐︎マークがバルトラ島です。

その他の島は、観光で訪れる島です。中でも、サンタ・クルス島(Santa Cruz Island)は主要の島となっており、多くの観光客はこの島のプエルト・アヨラ(Puerto Ayora)と呼ばれる街をベースとして活動します。また、この島からガラパゴス諸島を周遊するクルーズも出ています。

右下の方にある⭐︎マークが、サンタ・クルス島のプエルト・アヨラです

つまり、多くの観光客は、出発地→ガラパゴス諸島・バルトラ島→ガラパゴス諸島・サンタクルス島と、ガラパゴスに着いてから島を渡る必要があります。

これらの位置関係と島の存在を理解した上で、エクアドルの首都・キトの空港からの移動方法について見ていきましょう。

事前の手続き

ガラパゴス諸島への入島にあたり、事前にオンラインで「Transit Control Card(通称:TCT)の登録をする必要があります。登録フォームはここからリンクで飛べます。フォームはグループ登録もできるので、ご家族やお友達と旅行をする場合は、一緒に登録ができます(なお、全員のパスポート番号などが必要です)。

登録フォームには、パスポート番号などの個人情報の他、入島する飛行機の便、滞在先のホテル名、滞在期間の情報がすべて必要になります。

キト空港の手続き

キト空港では、通常行われる空港の手続きに加え、TCTの入手と追加の荷物チェックが行われます。キト→ガラパゴス諸島は国内の移動なので、飛行機の出発1時間前に行けばいいや、と思っていると、かなり危ないです。私たちは出発の3時間前には空港にいましたが、出発ゲートに辿り着くまで2時間かかりました。

ステップ① : TCTの入手
キトの空港に入ると、出入り口の近くにこのようなカウンターがあります。ここは、物理的なTCTを入手するためのカウンターです。オンラインで事前登録を済ませていた場合でも、物理的なTCTを入手する必要があります。

カウンターでは、事前に登録した内容とほぼ同じ内容が質問されます(事前登録は何だったのか)。そして、TCTの費用を支払います。外国人の大人1人につき20USドル(エクアドルの通貨はUSドル)で、現金のみの受付です。

仮に現金がない場合は、空港と空港前にあるエアポートセンターの3階にATMがあります(エアポートセンターに関しては、こちらのnoteで書いています)。

ガラパゴス諸島行きの飛行機は基本的に午前中に出発するようで、多くの便が時間を刻んで出発しています。そのため、行く時間によっては、TCTの入手列がエグ長いです。私たちはちょうど混んでいた時間とぶつかったので、ここだけで1時間ほどかかりました。

TCTの手続きが終わると、旅行者1人、1人にこのようなカードが渡されます。入島時に必要になるため、パスポートと一緒に出しやすいように、持っておく必要があります。

ステップ②: 追加の荷物チェック
通常の荷物関連の手続きに加え、セキュリティチェックや、預け入れ荷物のドロップオフの前に、預け入れの荷物と手荷物をチェックされます。

TCTのカウンターに背を向け、右側の方にこのような部屋が用意されています。このチェックは、TCTの手続きの後に行います

部屋の中では預け入れの荷物と、手荷物をX線の機械に通します。いわゆる「パーソナルアイテム」とされる荷物は、チェックされませんでした。

預け入れの荷物は、確認後にこのような青いタグが付けられます。鍵のところにつけられるので、この後に預け入れの荷物を開けることはできません。

ハサミで切らないと開けられない頑丈さ

ステップ③: 航空会社のカウンターの手続き
チェックインや預け入れの荷物の引き渡しが必要な場合は、①、②の後に航空会社のカウンターで手続きを行います。

ここでは特に、通常のプロセスと異なることはありませんでした。また、この後も、普段の飛行機移動と異なることはなく、出発ゲートに向かうのみです。

私たちはAviancaでガラパゴス直通の便に乗りました。移動時間は3時間くらいです。他にもグアヤキル経由の便があります。

多分ガラパゴス(Galapagos)のGをやっている
スマホスタンド的なもの。かなり使いやすい。

ガラパゴス諸島に着いてからの手続き

ガラパゴス諸島の空港は、どでかい滑走路に小さな建物がついているようなところでした。滑走路に降り立った時に感じた風が気持ちよかったです。

あげ

ステップ④: 入島手続き
ガラパゴス諸島に着いたら、入国手続きのようなカウンターを通ります。ここでは、パスポートとTCTの確認があり、入島するための料金を支払います。外国人の大人1人あたり、100USドルです。ここも現金のみの受付となっており、飛行機を降りてからカウンターまでの間にATMはありません。

入島する際には、パスポートにスタンプを押すか聞かれます。パスポートに入出国以外のスタンプを押すと、パスポートの破損扱いになると聞いたことがあったので、丁重にお断りしました。

預け入れの荷物をピックアップは、通常の空港とほぼ同じです。荷物がベルトコンベアーで出てくるのではなく、滑走路から直で出てきます。

自分の荷物が出てきたとしても、係員の方がOKを出すまでは待機する必要があります。荷物が出てきた後、空港犬が荷物のチェックをするためです。

ステップ⑤:バルトラ島の港へ移動
ここで先ほどの地図を思い出してください。空港はバルトラ島にあります。観光する場所はサンタ・クルス島です。まずは、バルトラ島からサンタ・クルス島へ移動する必要があります。島間の移動はボートです。

空港はバルトラ島の内陸側にあるため、まずはバルトラ島の港へ移動します。

空港を出ると、「LOBITO」と書かれた白いバスがずらずらっと並んでいます。港へ移動するには、このバスしかないので、迷わず乗ることができます。バスのチケットは、空港を出て右側にカウンターがあるので、そこでチケットを入手します。外国人の大人1人、5USドルです。確認していませんが、多分現金のみの受付です。

このバスの事前予約はありません。というか、多分いらないです。あまりモタモタしていると、停まっていたバスが全部出発してしまうかもしれませんが、普通に入島→荷物のピックアップをすれば、バスを逃すことは無いです。

バスは、中の席が埋まると出発します。大きな荷物は、バスの中に係員さんが積んでくれます。荷物のタグ等はないので、信頼のみで荷物を渡します。空港から港まではバスで10分くらいです。

バルトラ島は空港以外、何もなくて、乾燥した土地。という感じでした。

港に到着すると、すぐボートに乗ります。荷物は、係員さんがボートに積んでくれます。心配性な我々は、自分たちの荷物がちゃんとバスから降ろされて、積まれているかを目視していました。

ボートの行き先はサンタ・クルス島のみなので、どこ行きかを確認する必要はありません。

映える標識があります。イグアナもいたよ。

ボートに乗ると、係員さんが乗車賃である1USドルを回収しにきます。もちろんカードは使えないので、現金で持っておきましょう。バルトラ島の港からサンタ・クルス島の港までの乗船時間は5分くらいです。

サンタ・クルス島の港に着くと、自分の荷物が下ろされます。到着場所に荷物が並べられるので、自分で勝手に取っていきます。

ステップ⑥: サンタ・クルス島のプエルト・アヨラへ移動
到着した
サンタ・クルス島の港は、メインの街であるプエルト・アヨラの真反対にあります。そのため、港から街へ移動する必要があります。

タクシーで行くこともできますが、1番安い方法はバスです。私たちはバスを利用しました。港にこのような青いサインがあるので、そこでチケットを購入してバスに乗ります。料金は、大人1人、5USドルです。現金のみの受付です。

チケットを購入すると、バスの場所を教えてくれます。バスの下に大きな荷物を置くことができます。荷物タグなどはありません。

バスは、席が満席になると出発します。出発前に、チケットの回収があるので無くさないようにしましょう。

なお、バスの中はエアコンがありません。停まっている時間は、かなり暑いですが、バスが走り出せば窓を開けているだけで心地良いです。プエルト・アヨラまでは30〜40分くらいかかります。

プエルト・アヨラの街ではいくつか停留所があるようですが、私たちは街についた最初の停留所で降りました。

プエルト・アヨラは小さい街で、港から街の外れまで歩いても30分くらいです。夜に歩いても危険を感じない場所だったので、仮に間違った場所で降りても、挽回できます。

まとめ

ガラパゴス諸島は入島から、メインの島に辿り着くまでのステップが多いです。また、かなり現金社会で、USドルを大量に持ち歩く必要があります。

しっかりと準備をした上で行きましょう!行ったら、めちゃめちゃ楽しいことは保証します!


\私はこんな人です/

プロフィール:
1987年生まれ。埼玉出身、11歳まで大宮で育つ。そこから親の仕事の都合でアメリカ・ニュージャージー州へ。2011年に帰国し日系メーカーに新卒入社。そこから外資金融メディア→外資製薬→外資メディアへ転職。2021年7月11日(セブン・イレブン)に前田塁と入籍し、2023年8月に仕事を退職し夫と世界一周、新婚旅行へ。

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