比翼の鳥、というらしい

 『比翼連理』って四字熟語。

 最近、知りました。

 「比翼の鳥というらしい」というのは、何かのアニメの台詞で、そこだけやたらと印象に残っているのに、作品のタイトルとか、話の内容とか、全然思い出せなくて、探していたら、、、

 見つけたよ!

 『ダーリン・イン・ザ・フランキス』

 話の内容は、思い出せないんじゃなくて、そもそも知らなかったんだった。
 以前、観ようとしたら途中で追加料金が発生するようになって諦めたんだ。

 2018年の作品だから、割と新しい。

 もうちょっと前の作品かと思ってた。

 おぉぉぉ!
 戸松さんだ!

 観るっきゃねぇ。(動機が不純)

 まだ観終わってないから、作品の感想は言えないけど、エヴァファンとしては、ちょっとパロディぽいところもあって、というか、ロボットもの? には共通したところなのかもしれないけど、好きだな。

 ゼロツー、最高。

 早見沙織さんも出てた!
 『けいおん!』のムギちゃん的な要素を感じた(笑)
 ムギちゃんは寿美菜子さんだけどね、


 さて、『比翼の鳥』というのは、Wikipediaによると、

 比翼の鳥(ひよくのとり、簡: 比翼鸟)は、古代中国の伝説上の生物。鶼鶼、蛮蛮とも呼ばれる。伝説では、1つの翼と1つの眼しか持たないため、雄鳥と雌鳥が隣り合い、互いに飛行を支援しなければ飛ぶことができない。『山海経』の「五蔵山経西山経」によれば、この鳥が現れると、洪水が起きるという。『爾雅』の郭璞による注釈によれば、鳧(マガモ)に似て、青赤色をしている。

 比翼の鳥の登場する、中国唐代の詩人・白居易の長編詩『長恨歌』の一節「在天願作比翼鳥、在地願爲連理枝」はよく知られ、男女の仲睦まじい様子を意味する故事成語「比翼連理」の由来となっている[1]。

 というものらしい。

 とってもロマンチックじゃない……?

 いや、ありえんだろ。
 それ、1羽の時どうしてるんだよ。
 生きていけないだろ。

 というヤジが飛んできそうな感じだけど、伝説だから、ね?

 そういう鳥もいたっていいじゃない。

 1羽でいる姿を想像すると、少し醜いかもしれないけどね。

 人間だってそうじゃない?

 1人で孤独と戦っていると醜く見えること、少なくないと思う。
 良いパートナーを見つけたら、急に外見が変わるわけじゃないけど、表情の作り方とか、考え方とか、きれいに見えるようになるってことあるんじゃないかな。

 洪水が起きるっていうのは、どういうことなんだろう。

 出会うべき二人、って同時に、出会うべきじゃない二人、なのかなって思うこともあるよね。

 あの二人が出会わなければ、こんな事態にはならなかった、みたいな。

 恋は盲目、とかいうように、強すぎる想いって周囲の人たちを巻き込みながら世界を変えていっちゃうのかも。

 物語だったら、世界を、地球を巻き込んでの事件が起こる。
 現実だったら、周りにいる人の世界、心を巻き込んで事件になる。

 二人にとっては、お互いが世界のすべてだから、周りの事なんて気にしていられないのかもね。

 そんな風に思える相手がいるというのは、とても幸福なことのようにも思うけれど、苦しいだろうなとも思う。

 そんな相手に出会えることなんて、たぶん、ないと思っておいた方がいいし、なかなかないことだから、その相手を見つけられたら幸せだろうなって人は思っている。

 その相手と出会ってしまったら……。

 翼をさずける。(どこのエナジードリンクや)

 授かっちゃうんだと思うよ、翼を。

 もうひとりだった頃には戻れないよね。
 ひとりでは生きていけないってことを、実感する羽目になる。

 いつかは、みんな死んでしまうからね。

 生きていかなければいいのかもしれないけれど。
 一度意味を見つけてしまった世界で、それを見失ってしまったら。

 はじめから意味なんてないんだから、気にしなくていいのかもしれないけど。

 意味があることにしてそれを探して生きている時とそれを見つけて大切にしている時はいいけど、そのあとのことって本当に考えたくない。

 見つかることのない幸せだ。

 そういう風に、意味を持たせないと生きていけないよ。

 結局、淋しいだけなんだね。

 たぶん、いちいちこんなこと考えながら生きてる人の方が少ないだろうな(笑)

 まぁ、いいさ。
 私もいつか、相手の為に飛びたいを思えるような、そんな人が見つかるといいな。

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