#168 散歩ができないじゃん…

 こんにちは、鏑木澪です。

 ちょっと野暮用があって、早朝(?)、5時くらいに家の外に出たのですが、寒い、暗い、怖いで「無理……」となり、出たばかりの家に引き返そうとしました。

 野暮用は時間制限があるもので、後回しにはできません。

 あぁ、もう子供じゃないんだから。
 大丈夫だから、行くぞ!

 自分にいい聞かせて、出発。


 昨年は一人暮らしをしていて、人のいない時間帯に散歩をすると心が落ち着くような気がしたので、23〜翌4時くらいまでの間で、散歩したり、ランニングしたりすることはわりとよくありましたし、「夜の闇が怖えぇ」と思うことなんて、なかったと思います。(たまにはあったかもしれない←)

 人と会うことのほうがよほど怖かったから、あの時間帯だと安心して過ごせてよかったんです。

 ただ、私はとんでもない鳥目です。

 病院には行っていないので、単に「暗いところではわずかな光でも眩しすぎていろんなものがぼやける。理由はわからないけど、とにかく見えない」の意味で”鳥目”といっています。

 大学で、学内アルバイトをするまで、このようなことはまったくありませんでした。

 それが直接の原因かはわかりませんが、深夜もずっとパソコンに向かって作業している日が多く、睡眠も十分にとれず、人間関係のゴタゴタやなんやで、当時は気づいていなかったけれど、心身ともにやられていました。

 寮に住んでいたのですが、自分の部屋に戻ると基本的に部屋の電気は消して、デスクライトの弱い光だけで生活していました。

 部屋自体が明るいと、なんだかしんどくて。

「ほれ、仕事しろボケ」といわれているような気分になって、休まる感じがしなかったので、少しでも優しい空間がほしかったのか、よくわかりませんが、電気がついていないほうが楽でした。

 電気を消したところで、結局、同僚から押し付けられた仕事や上司から投げられた納期ギリギリの仕事もあったので、そのまま作業していましたから、目に悪いだけでなんの意味もなかったと思います。

 自分の目が異常だと気付いたのは、母が遊びに来てくれた時でした。

 夜に待ち合わせをして、大きな駅で「着いたよ」と連絡を受け、迎えに行きました。

 ……見えない。

 駅について「〇〇の前におる」と指定された場所を見ているのに、歩いている人のシルエットがなんとなくわかるくらいで、顔なんて全く認識できないし、明るすぎる光が目に刺さるようで、痛い。

 時間が経てば目が馴染むかと思ったのに、見え方が変わることはなく、どれだけ見てもわからないので、自分の居場所を伝えて逆に母に迎えに来てもらいました。

 かなり近くに来て手を振られるまで、母と認識できなくて、「なんでこんなに見えないんだ……?」とショックを受けました。

 それから、だんだんと夜に散歩する日が増えました。

 こんなに何も見えない状態は、マズい。
 慣れておかないと。

 そんな謎の発想でしたが、端末を見ない時間を10分でも確保できるのは、精神衛生的にもよかったと思いますし、身体を動かすと不自然ではないお腹の減り方をするので、良い変化だったと思います。

 あの時間帯に出歩いていて、なにかよくないことに巻き込まれなかったのは、今にして思えば幸運な気もしますが、そもそも人に会うことなんて滅多になかったので、「まきこまれようがなかったのでは?」とも思います。

 まぁ、出歩かないほうがいいですよね。。。


 今は、あまり「散歩に行きたい」「外に出たい」と思うことがないので、深夜に散歩はしません。

 しかし、「行きたくなったら、早朝に行けば良いわ」と思っていたのに、あんなに暗闇にゾクゾクするようでは、散歩が楽しめそうにありません。

 それで気がつきました。

 ……見えてる!

 まだ、昔のようにはっきりと見えるわけではありませんが、2年かかって、視界がだいぶクリアになったような気がします。(気がするだけ←)

 パソコンで作業している時間に関しては、今のほうが断然長いのに、謎です。


 たった1年で、私の中のいろいろなものが破壊されたのに、治すのには随分と時間がかかるようで、理不尽というのか、不公平というのか、すごく疲れたなと思います。


 たぶん、治らないし。

 まぁ、治らなくても、もともと私はこういう人間なのだろうから、問題はないのだけど。


 それにしても、夜の散歩ができないのは、なんだか寂しいな。
(普通に日が出ている時間帯に行きなさい←)

 また必要になったら勝手にやるようになるでしょう。

 さようなら、私の深夜徘徊。
(誤解を生むような発言をするんじゃない←)






 話は変わりますが、もう動かないはずのアカウントから通知がくると「ほら、やっぱり嘘だったんじゃない?」と思う自分がいます。

 活動休止しているだけで、ある日「ただいま〜」って帰ってきそうな気がしてしまうのは、どうしてだろう。

 初収録『アスノヨゾラ哨戒班』がありますが、新しい音源を聴けるのは嬉しいけれど、ちょっと複雑な気持ちにもなります。

 ALICesも未公開の映像があるとかで、観たい気持ちはあるけれど、このXFDで動いている姿を見るとくるものがあったので、もう真音ちゃんが大事に取っておいてくれたらそれでいいじゃないかとか、やっぱり観たいとか、勝手なことばかり考えていて、「私って嫌な人間だな」と思いました。


 私も、もうちょっと頑張ってみるから!

 あと、11年は私も頑張らなきゃね。


 そうしたらなにか、少しだけわかることがあるかも。


 たぶん、私なんかには、なんもわからんけど。

 とりあえず、今日も元気出していきましょう!

 ではでは。

 16,1

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