関節の自由度を考える

初めに

みなさんこんにちは!
理学療法士の野坂です!

今回は、関節自由度をの考える
というテーマで話を進めていきます

関節に許された自由度と、人の動きの関係性を
意識しているとしていないとでは、臨床の思考力に
相当差が出ます!

自分が重要と考えている思考なので、シェアさせていただきますね!

それではいってみましょう!


関節の自由と動き

早速今回の結論

関節には無数の自由な動きが許されている
なので、正しい動きは存在しない(規定できない)

です!

どういうことか?

例えば、肩の屈曲を例にとります

肩関節は球関節なので、ほぼ全ての可動域があります
ここでは、自由度が高いと抽象的な表現をします

例えば、
頭の上まで手をあげてください

という課題があったときに
言うなれば、どんなルートを経由しても
そのゴールに辿り着ければいいので
どんな動きをしてもいいことになります

シンプルに屈曲してもいいし
少し外転した状態からあげてもいいし
素直に外転した状態から挙上してもいい

関節の自由度が高いとどのルートを通れてしまうんですよね。

ここに筋肉が入ります

三角筋での挙上
上腕二頭筋での挙上
上腕筋での挙上

どの筋肉を優位に利用するか?
ここでも自由度が生まれます

何が言いたいのかというと
セラピスト側が正しいと思っている動きには
実は正解は存在しない、というか規定することが難しい

だって、相当な自由度があるから

理学療法士が考えなければいけないのは、

目的の動きがあるとするならば、
それを達成するための動きの自由度は無限大である

ということ

セラピストが、患者や選手の動きを
出すためには、こういった思考も非常に重要だと
考えています

こちら側が制限を作らないように

目的とする動きはなんなのか?

それを達成するためにはどうしたらいいのか?

動きを制限するのか、ある程度自由度があった方が
いいのか

ゴールできればいいのか?

目的にあった思考が大切ですね!

今回の内容は以上となります。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!


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