龍淵に潜む 星野仙一像

俳句
龍淵に潜む 星野仙一像

解説
リーダーシップがあって、自然と周りに男性が集まる男性のことを「男が惚れる男」なんて称されることがありますが、皆様の周りにはいらっしゃいますか。
私の中では「男が惚れる男」というと故星野仙一さんになります。旅行で岡山県の倉敷を訪れまして、星野仙一記念館に行ったときに、星野さんの銅像がありました。やはり立派で凛々しい姿が印象に残っております。

今回作成した俳句では、「龍淵に潜む」が季語になります。秋の季語です。(なぜ年末に秋の句を詠んだのか。。自分でも不思議なのですが。。)
中国では龍は春になると天に昇り、秋になると川の淵に潜むというふうに言われてます。
「淵に潜む」というところに、どこか「休憩」というイメージを抱くのは私だけでしょうか。

星野仙一さんも、人気があったが故に、弱々しい姿を世間にお見せする訳にはいかないということですかね?癌を患っても世間に公表をすることなく(間違っていたら悪しからず。)、最後の最後まで野球界に貢献していらっしゃいました。亡くなったことで、初めてゆっくりすることができてらっしゃるんじゃないでしょうか。

「龍」の姿と、星野さんのユニフォーム姿
「龍淵に潜む」という季語と、現在天国で休まれてる星野さんの姿
この取り合わせを是非味わって頂きたいです。

白南風

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