逆システム学とベーシックインカム

依頼がありまして、ベーシックインカムについて書いていました。以前、簡単な整理をエコノミストに書いたことがあったんですが、それは文字数が少なかったこともあって、比較的表面的なことに終始していたんですね。で、今回は結構突っ込んで書いてみました。神野派も金子派も、現金配ればハイおしまい!みたいな政策じゃダメでしょってことで一致はしているわけですが、その部分をチューニングしていったらどうなんだろう?と言うことには十分に答えてこなかったと思うんですよね。で、もっというと、給付付税額控除には賛成してきたわけじゃないですか。最新の私の学び、貨幣論と不均衡の経済学を加味した給付付税額控除論として考えてみました。

お金もらって書いている原稿なのでここで公開することはできないのですが、要点は以下の通り。

・biは入れ物でしかなく、中に何を入れるのかをみなければならない

・捕捉率向上を狙うなら、行政コスト削減とセットにしてはならない

・負の所得税型は擁護すべき点がない

・累進税のもとではrtcよりもbiの方が再分配効果が高い(もちろん消費税減税よりも)

・負担増になる世帯は中低所得層からで、それなりにしんどい。が、その方がいい初回だと思う。

・無条件より、申請主義が良い。ケースワーカー増やして、申請してこない人を全員伴走支援することとセットで。

・反緊縮型もあり。モノ不足になる財もあるが、食料不足にはならない、被服も足りる、中期的に調整、投資は進み、非正規が増える⇦ここが逆システム学

・インフレにはなりそうもない、経常収支が問題、消費税で調整可能


今日もまた、届かぬ手紙を投げ捨てる



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