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10回しかない20代のクリスマスイブを寝て過ごした男

いや、クリスマスなんてどうでも良いんだ。強がりなんかじゃなくて。ホントに。

2020年の12月24日はクリスマスよりもよっぽど大きなイベントがあった。


NBAの開幕だ。


コロナ禍により2ヶ月ずれ込んでの開幕となったが、待ちに待った新シーズンの始まりである。
本当は昨日から始まってるんだけど、私が応援してるチームは全部今日初戦を迎える。だから今日が開幕の日なのだ。

私が愛して止まないオクラホマシティ・サンダーは、昨オフシーズンにキャリアにおけるゴールデンタイムを迎えた選手たちを次々に放出した。
勝てるチーム作りから勝つためのチーム作りへと舵を切ったのは明白で、数年の間は若手の育成に力を注ぐことになるだろうと目されている。

それでも良いんだ。若手主体のチームで試合に勝てたなら最高に嬉しいし、勝てなくても成長が見られたら実質勝ちみたいなもん。なんてお得なんだ。
NBAは優勝してナンボの世界だけど、選手たちが優勝を目指して努力し、成長を重ねていく一連の過程こそ私が見たいものだから。

そして今シーズン楽しみにしているのはオクラホマシティ・サンダーだけではない。日本の至宝、八村塁擁するワシントン・ウィザーズもまた楽しみでならないチームだ。

実は昨オフにスター選手同士の大型トレードが起きて、ウィザーズの不動のエースであったジョン・ウォールに代わりラッセル・ウェストブルックという男がウィザーズに加入した。2016-17年シーズンのMVPを獲得した男だ。

今年の1月にヘリコプターの事故で亡くなったコービー・ブライアントというNBA屈指の名選手は、類稀なる闘争心を持って試合に臨んだことで知られている。
勝ちを決定的にするショットは必ず決める、悪い流れをたった一つのプレーで覆してしまう、試合終盤の勝負所ではオフェンスにおけるフィニッシュの全てを担う、などなど。コービー・ブライアントとはそんな選手であった。

海外のプロスポーツ界では一般的にこのような姿を"killer instinct"と呼ぶが、NBAではコービーの”ブラックマンバ”という愛称から、こういった負けん気が強く勝ちにこだわる選手を”マンバ・メンタリティ”と呼ぶ。

ウェストブルックは現役選手の中で最もマンバ・メンタリティを備えた選手であるとコービー自身が生前に語っていたほど熱く激しい選手。ハイライトを見てもらえば分かる通りとにかくよく走る。

よく走り、よく叫び、しばしばそれらが行き過ぎてしまいテクニカルファウルを取られてしまったり、有り得ないタイミングでシュートを打ってしまったりすることもあるが、それはご愛嬌。
とにかく見ていて飽きないし、応援にも力が入る。そんな選手がウェストブルックだ。

そしてウィザーズには八村やウェストブルックだけでなく、昨季リーグ2位の得点を記録したブラッドリー・ビールをはじめとした名選手が揃っている。
八村は目の病気で離脱を余儀なくされているものの、「結果が期待できる」という意味でも楽しみなシーズンになることは間違いない。

ちなみに今日の試合は、ウィザーズは惜しくも負けてしまったらしい。

なんで「らしい」なのかって?俺まだ試合観てないんよ。

昨日徹夜したおかげで寝坊したから。

試合開始が9時。起きたのが15時半。なんやねんそれ。

壮大なフラグとなってしまった今朝のツイート。

今日という日を楽しみにしていたからこそ前日までに急じゃない仕事に一定の目処を立てて、早めにやらなければならないことは夜中に全て終わらせた結果。

寝坊した。

そしてサンダーに至っては試合すら行われていない。

なんと対戦相手であったヒューストン・ロケッツにコロナ陽性者と濃厚接触者が立て続けに発生、ベンチに入る最低人数を揃えられなくなってしまったかららしい。なんやねんそれ。

ロケッツのエースであるジェームズ・ハーデンは、ノーマスクでストリップクラブに出入りしていた姿がSNS上で拡散され5000ドルの罰金。代理人曰く「友人のラッパーの誕生日を祝うため」だったそうだ。なんやねんそれ!

ということでサンダーの開幕戦はさらにずれ込んで26日の9時から。次の試合はちゃんと起きる!そしてちゃんと観る!


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