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【2020年12月】つみたてNISA(インデックス投資)をやってみた感想・やり方(口座開設等)について

つみたてNISAを2020年の7月から始め5ヶ月ほど経ちました。

5ヶ月なのでまだまだ長期間の投資とは言えるものではなく、これといって大きな成果もないのですが、年末ということもあり良い節目だなと感じ、少し振り返ってみることにしました。

「つみたてNISAやインデックス投資に興味があるけど、ちょっと不安で手を出せない。」

こうした思いを抱えている人は読んでみてください。

1.NISAとは?

NISAとは、2014年1月にスタートした個人投資家のための税制優遇制度になります。

つみたてNISAは、少額からの長期・積立・分散投資の支援に特化した非課税制度で、2018年1月からスタートしています。

通常では、値上がりによって得られた利益には約20%の税金がかかりますが、NISAを利用した場合はこの税金が免除されます。

これがNISAを使うメリットになります。

1.1 NISAとつみたてNISAの違い

NISAとつみたてNISAの主な違いは「非課税投資枠」、「非課税期間」、「投資可能商品」、「投資可能期間」の4つです。

・非課税投資枠
まず、NISAの非課税可能投資枠は1年で最大120万円になります。

それに対して、つみたてNISAは1年で最大40万円になります。

また双方とも未使用分があっても、翌年に繰り越すことはできません。

・非課税期間
NISAの非課税期間は、最長5年間です。
従って、非課税で保有できる投資総額は600万円となります。

一方、つみたてNISAの非課税期間は、最長20年間です。
従って、非課税で保有できる投資総額は800万円となります。

・投資可能商品
投資可能商品ですが、NISAに関しては、
株式投資信託・国内・海外上場株式、国内・海外ETF、ETN(上場投資証券)、国内・海外REIT、新株予約権付社債(ワラント債)
が対象になります。

また、つみたてNISAは長期積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られます。

・投資可能期間
投資可能期間ですが、NISAが2023年までで、つみたてNISAが2042年となります。(現在)

2.つみたてNISAを始めたきっかけ

つみたてNISAを始めたきっかけは、政府がコロナ給付金として国民に一律に配った10万円でした。

10万円をいただけたこと自体は嬉しかったものの、私自身が実家住まいの大学4年生ということもありお金には困っておらず、使い道に困っていました。

最初は普通に銀行預金として貯金することを考えたのですが、お金を眠らせておくことに勿体無さを感じたこと数年後にいわゆるコロナ税として10万円以上の税金を巻き上げられることに恐怖を感じたことから、何か将来につながる有用なことに使いたいと思うようになりました。

そして、その選択肢としてインデックスファンド(インデックス投資)が浮かび上がり、最終的につみたてNISAの利用につながりました。

2.1インデックスファンドとは

インデックスファンドとは、特定の市場平均指数(=インデックス)と連動する運用成果を目指す投資のことです。

*市場平均指数とは、市場全体の平均のパフォーマンスを示す指数のこと
(日経平均株価やS&P500など)

要は、特定の銘柄を決めずに市場全体に対してざっくりと投資していくスタイルのことで、1つの会社に対して投資をしていくものではありません。

また、多くの人がイメージする投資は、1つの1つの会社の株を買って運用する個別株投資だと思います。(TOYOTAの株買った!とか、そんな感じ)

2.1.1インデックス投資の利用を決めた理由

投資の中でもいわゆる個別株投資ではなく、インデックス投資を始めた理由は主に3つあります。

①積立投資との相性がいい
インデックス投資は積立投資との相性がいいです。

積立投資とは、価格の高低を無視して、設定した金額分だけ毎月ごとに商品を買い増していく投資方法のことです。(ドルコスト平均法)

従って価格が高い月は購入量が下がり、価格が安い月は購入量が上がります。

このように毎月コツコツと積み上げることで平均購入単価を引き下げ、じわじわと利益を増やします。

(ある月は10,000円で20,000口、また別の月は10,000円で5,000口といった感じ。
同じ値段で買える量が価格の変動で変わる)

また先ほど説明したように、インデックスファンドは市場全体に対して投資をするスタイルです。

その市場にある1つの会社がダメになっても、市場が全体として成長しているのであれば利益は増えます

つまり、インデックスファンドでは個別株投資のように細かい分析をする必要はなく、長期的に見てその市場が今後成長していくかどうかをざっくりと見通せていれば、投資する価値があるかどうかを簡単に予測できるのです。(合ってるかどうかは別)

もちろん市場の成長の過程で下落はしますが、そういう時もコツコツと定額投資をすることで買い口を増やし、再上昇した時に大きく利益を増やすことができます。

②頭を使わなくていい
インデックス投資は始めたら基本的にはほったらかしなので、個別株投資のようにいちいち細かく頭脳労働をする必要がありません

銀行預金と同じ感じで放置できるので、コスパが良く日常生活に全く支障が出ません。

このように「お金に働いてもらう」というフレーズがぴったりとハマる投資なので、「投資に前のめりってわけではないけど、預金はヤダ!」って人におすすめです。

※日頃から社会に関心を持って世の中の流れを理解する努力は必要

③ローコスト
インデックス投資は少額から始めることができるので、非常にとっつきやすいです。

コストもほとんどかからないので、ストレスもあまりありません。

2.2つみたてNISAを選択した理由

つみたてNISAを選択した理由は4つあります。

①金融庁が定めた商品
つみたてNISAで利用できる商品は、金融庁によって厳選されたものです。

金融庁が長期の積立投資に向いていると判断した投資信託が利用できるので、自分で1から商品を選ぶ手間が省けるため便利でした。

②「買付」「売却」の手数料が無料
金融庁の定める基準により、「買付」「売却」の手数料が無料である点も非常に魅力的でした。

利益が出ても手数料でいちいち引かれるとストレスだなあと感じていたので、そうした点でもプラスに映りました。

③非課税
非課税という点もポイントでした。

あくまでつみたてNISAを終えた時にきちんと利益が出ていればの話ですが、そうした際に本来なら徴収されるはずの税金が免除されるという点は非常に嬉しいです。

④iDECOがまだできない+iDECOより瞬発力がある
元々iDECOに興味があったのですが、学生ということもあり利用できなかったため、つみたてNISAから手をつけ始めました。

また、iDECOは一度始めたら定年まで引き出すことができないのに対して、つみたてNISAはそういった縛りがない為、万が一の際に投資を止めることができます。

こうした瞬発力の良さも好意的に見ることができました。


3.投資を開始するまでの流れ

投資を開始するにあたって証券口座を開設するのですが、今回私はネット証券の楽天証券を利用することにしました。

ちなみに積立NISAの利用を決断してから、証券口座開設→種銭投入→投資開始の流れを経るのに2週間~1ヶ月ほどかかります。

ですので、すぐに積立NISAをやるかどうか迷っている方証券口座の開設だけはしておいた方がいいです。

なお、楽天証券を選んだポイントは、

①楽天銀行の預金口座との間での出入金のやりとりがスムーズであること
②初心者に見やすい画面であること
③専用のアプリで日経新聞が無料で読めるようになること

の3つになります。

まずネット証券は、他者の介入が入らない点基本的なコストがほぼない点が魅力でした。

そして、利用先としてSBI証券も検討していたのですが、楽天銀行とのアクセスの良さから楽天証券を選びました。

また個人的には、日経新聞が無料で読めるようになることがとても魅力的でした。

これは、楽天証券が扱っているispeedというアプリを利用することで可能になります。

4.選んだ銘柄と投資額

4.1全世界株式

積立NISAを始めた際に選んだ銘柄は、楽天全世界株式インデックスファンドでした。

このファンドは世界の市場全体に投資をするものです。

基本的にインデックス投資をする際に、全世界株式を選択するのは鉄板です。

なぜなら、世界は成長し続けるからです。

世界にある1つ1つの国は、基本的に成長し続けることはありません。

長い年月が経つと栄えている国は衰え、別の国が勢いを増してきて覇権が入れ替わります。

悲しい話ですが、過去50年の日本の動きを見ればイメージしやすいと思います。

しかしながら、こうした国同士の序列の入れ替わりとは無関係に、世界は成長し続けます。

それぞれの時代で覇権を握る国が世界を成長させるからです。

実際、日本の国力が衰退している現在でも、スマホの台頭など物質的な面で私たちの生活は豊かになっていることが分かると思います。

また、2050年まで世界の人口は増え続けると言われています。

こうした人類自体のさらなる繁栄という点から見ても、世界は成長し続けるということが理解できます。

しかしながら、私は全世界株式への投資を最初の1ヶ月だけ行い、次の月から全米株式へと投資先を変更させました。

4.2全米株式

全米株式は米国の市場に投資する株式です。

全世界株式から全米株式に変えた理由は、

①現在の世界を牽引している国で今後20年も恐らくその地位は変わらない
②最終的に全世界株式よりも良い結果が出せる
③全世界株式の内訳の6~7割前後は米国株なので変化が殆ど一緒

と考えたからです。

米国も50年後はどうなっているかは正直分かりません。

しかしながら、現在も米国市場ではイノベーションを生み出す会社が入れ替わりに続々と生まれていることや(GAFAやテスラ)、それを後押しする米国社会の風土(最近だとgoogle・facebookが反トラスト法とかで訴えられてる)、そして世界から多くの優秀な人間が1発当てようと米国に集まっていること(それに伴う人口増加)から今後20年はトータルで見れば右肩上がりで成長すると判断しました。

また、全世界株式よりもリスクは大きいですが、順当に行けば最終的に全米株式の方が大きな利益を得られます。

そして、全世界株式は世界といっても、そのうちの6~7割前後が米国株で構成されています。

他の先進国などの株ももちろん入っているので一応リスク分散はされていますが、やはり米国に影響が出ると成長が鈍化しますし、20年という期間を考えるとあまりリスク分散としての効果も期待できないなと考えました。

5.投資を始めてからの金額の推移

7月に1万円で全世界株式を始め、その後売却して8月から2万円で全米株式に投資を始め、9月以降は毎月の上限額の33,333円をフルに入れて回しています。

投資をしたのが初めてということもあり、このように少額のお試しをして様子を見てから本腰を入れました。

以下に貼ったグラフは、7月から現在までの投資状況を表すものです。

5.1私のここまでの運用状況を示したグラフ

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2020年12月13日時点で8,033円のプラスが出ています。

とはいえ、9月(基本9月は米国は良くないらしい。あと、テスラがS&P500はじかれた後に、なんかすごくブレた)や11月頭(大統領選挙の頃)は大きくマイナスが出ており4・5,000円マイナスになってました。

ただ、大統領選挙後は市場が安定して好調であったため、現在の位置まで上昇しました。(ちなみに、大統領選挙後の11~1月くらいの米国市場は1番良い時らしい)

しかし、株式の好調が現実世界の状態とあまりにも乖離していることや、1月にバイデンが大統領が就任する時に風向きが変わる可能性があることから、ここから1,2ヶ月でまた状況が一変するかもしれません。

このように短期で見ると安定しない、ないしプラスにならないように見えますが、インデックス投資は5年10年やることで強い成果が生まれる投資なので、気長にいこうと思います。

6.つみたてNISAを始めたことによるメリット

つみたてNISAを始めたことによるメリットは、社会の流れに敏感になったことです。

つみたてNISAを始める前と後で、この点は本当に大きく変わりました。

ちょっとした社会の変化や出来事も自分事のように感じることが増えたので、こうした感覚が身についただけでも、お釣りが来るくらいのメリットを享受できていると感じています。

7.今後の展望

今後の展望ですが、まず就職後にiDECOを始めようと考えています。

そして、iDECOは始めたら40年以上開くことがないため、全世界株式で運用しようと考えています。

その後は、まだ全然勉強していませんが高配当株あたりに挑戦してみようかと思います。

今回はとりあえず以上です。

今度は、2021年の4月あたりに振り返りを書いてみようと思います。

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