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読書感想文「記憶脳」(樺沢紫苑著、サンマーク出版)

ここ数年、熱い気持ちが消失し、
日々を何となく生きてきてしまっている。
コロナも「何となく」を助長したと思う。

そんなとき、本書を手にとった。
パラパラをめくり、目がとまったのは「脳メモリ」のところ。
もしかしたら、自分の脳メモリを活発にすれば、
変われるかもしれない、と思えた。

「脳メモリを最大化するための方法」として

  1. 未完了タスクをためるな

  2. 机がキレイな人は仕事ができる

  3. 気になることをすべてき出す

の3つが気になった。

まずはこの3つを実践してみようと思う。
これで、現状から脱することができたら。。。
藁をもすがる思いである。

毎日、モヤモヤしている。
あれもやってない、これもやってない、
催促してくる人も、もはや催促してこなくなった。
それをいいことに、ますますやらない。
でも、やれていないことを一番気にしているのは
実は「自分」なのだ。

他人の信用を失うこと、
他人にストレスをかけさせていることも
本当はとってもいやなのだ。

でも、できない。始められない。
もうかれこれ5年は経過するだろうか。。。

ある人に、
「完成させられないことがクセになっているんだ」
とあきれられたことがあった。

言われたときは、「何を言うんだ!失礼だ!」
と心の中で思ったが、結局、悔しいけれど、
言われた通りになってしまっている。

未完了タスクの存在自体がエネルギーを使う。
常に頭の隅で気にしている自分がいる。

どうしてできないのだろう?
なぜあのとき、勢いにのせて終わらせなかったのか?
一瞬の「ま、いっか」という悪魔のことばで、
放置させてしまった自分。
情熱という炎を消したのも自分。

一度止まってしまった機械を再稼働させるのに、
こんなにエネルギーが必要なのか、と呆然としている。

そしてふと現実をみると、
机の上は、人生最大にぐちゃぐちゃになっていた。
片付けができない人になっていた。

自分は片付けるのが得意だったはず。
職場も自宅の机も、コロナ前まではきれいだった。
しかし、長い停滞モードで、
片付けもどうでもよくなってしまっていた。

これでは仕事もできるわけがない。(苦笑)

本書「記憶脳」がそのことを気づかせてくれた。

だから始めようと思う。

まずは、机の上を片付ける。
そして、きれいな机の上で、
気になることをすべて書き出し、
未完成タスクを終わらせるのだ。

正直、机の上を片付けるのさえ、
今の自分にはものすごく大変である。

でも、樺沢先生が「脳メモリ」の存在を教えてくれた。
脳メモリを活発にすることで、現状を打破できるかもしれない!
やってみます、樺沢先生!
失った情熱を取り戻すために、やってみます!

この本のタイトルは「記憶術」。
資格試験の勉強などのための本のような
印象を持ちやすいかもしれないです。

だけれど、記憶にいいことを実践することは、
実は、健康にいいことであり、
必然的に、人生を豊かなものにしてくれることであることを
教えてくれている本でもあります。

今、どう行動していいか立ち止まっている人には、特に、
是非一度、手にとってもらいたい本です。

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