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カゼミーロが首締めで一本勝ちです。〜マンUvsクリスタルパレス(22節)〜

スタッツ

まずは、スタッツから確認していこう。

                       マンチェスターU  クリスタルパレス
ポゼッション   53           46
シュート(枠内) 14(5)         10(3)
オフサイド    1                    4
パス(成功率)  487(85%)      426(80%)
カード      🟨1  🟥1                   🟨2
GOAL

スタッツに関しては、全体的に大きな差は感じられない内容となった。
その要因としては、カゼミーロの退場が挙げられるだろう。
前半に関してはマンチェスターユナイテッド(以下マンU )が優勢のように感じられたが、後半途中から数的不利の状況になり、押し込まれる展開となった。
マンUのシュート14本のうち、半分の7本はラッシュフォードが放ったものであり、今シーズンの好調ぶりを継続している。
ちなみに、彼の人差し指を側頭部に突き立てるゴールパフォーマンスは、前シーズン不調の原因であった精神的な問題から解放され、クリアな状況になっていることを意味しているらしい。
「おれって、超クレバーだろ?」と示しているようでかっこいいなと思っていたが、もう少し深い意味が隠れていた。

前半

キックオフ直後から高いインテンシティとトランジションの鋭さを見せ、6分には左サイドの崩しからPKを獲得し、ブルーノが落ち着いてゴールを決めた。
この試合を通じて言えることだが、ラッシュフォードが陣取る左サイドは効果的に崩すことができていたように思う。
彼がボールを持つと必ず1人斜め前に抜け出しサポートの形を作る。
この抜け出しにパスを合わせるシーンが多かったが、DFがついてくれば自分で仕掛けてカットインからのシュートを狙えるという理想的な形が作られていた。
今シーズンの好調からくるチームメイトからの信頼が日に日に可視化されている。
昨シーズンのプレーからは考えられないほどの変貌ぶりに、興奮で胸が高鳴るユナイテッドファンは多いだろう。
ヴェホーストをはじめとした前線からの献身的な守備は今日も光った。
アントニーも、ファンタジスタでありながら守備の手を抜かない。
チーム全体として良い流れで前半を終えることができていたと思う。

後半

問題の後半だ。
ヴェホーストの献身性はとても魅力的であるが、攻撃の際には未だはまりきれていない感がある。
ワンタッチでの落としが微妙にずれることがあり、彼を経由せずに再度を突破した際、またはコーナーキックでの高さのみが脅威という状況だ。
まだチームに来て間もないこともあり、求めすぎているのかもしれないが、彼を起点にしながら攻撃できると、ラッシュフォードのサイドから中央への抜け出しなど攻撃に幅が出るように思う。
献身性以外に評価ポイントが上がることをこれから期待している。

後半59分にヴェホーストに代え、ガルナチョを投入する。
ガルナチョを左ウイングに配置し、ラッシュフォードをCFに動かす。
得点能力の高いラッシュフォードがよりゴールに近い配置となったことで、2点目が生まれる。
右サイドから中央を目掛けてアントニーが持ち出し、
ブルーノ→アントニー→ワンビサカ→カゼミーロ→ガルナチョ→ショー
と繋ぎ、フィニッシュはラッシュフォード。
見事なゴールであった。

「これはもう安泰だね。」
そう思った矢先、アントニーへのアフターチャージから両チームが交錯する。
その際に、カゼミーロがヒューズの首を両手で閉めたとし、一発退場。
このシーンに異議があるのは僕だけだろうか。
前後のハイライトが放送されなかったため定かではないが、どちらかというと止めに行ったように感じた。
確かに首を掴んでいることは印象が悪かったかもしれないが、相手選手の顔付近を触って宥めているシーンはよく見られる。
僕がユナイテッドファンであるからそんな感情を抱いてしまうのだろうか。
みなさんはどう思いましたか?

ここからはクリスタルパレスの猛攻を受けることとなる。
テンハグは守り切ることを選択し、リンデレフとマグワイアーを投入することで、ゴール前に5バックという強固な壁を作った。
しかし、76分に乱闘の発起人であるシュラップにゴールを決められ1点差に迫られる。
彼に決められたことで腑が煮え繰り返りそうだったが、我らがLマルティネスが収めてくれた。
数的不利ながらも、圧倒的な気迫を感じさせる守備は、安心感と共にときめきが芽生える。
いつの日か、
「マルティネス推しです!」と言うような女性に出会いたい。
きっとあなたは、僕の運命の人だから。
そんな妄想を頭に浮かべているうちに、献身的な中盤と強固な最終ラインにより守り切り、貴重な勝ち点3を勝ち取った。

推し選手①

最後にこの試合においての押し選手を紹介しよう。

リサンドロ・マルティネス(アルゼンチン/25歳)
最終ラインでの落ち着きは今日も一級品だった。
ワンビサカから供給される無茶振りパスも難なく処理し、安定したビルドアップを実現させる。
そんなクールな足元のテクニックとは裏腹に、アルゼンチン人らしい闘志溢れるディフェンスでピンチを救うシーンは、ギャップ萌えそのものである。
草食男子が肉食に…、普段クールなのに2人の時は甘えん坊…、は正直もう古い。
足元うまいのにゴール前で体張れる!
これがギャップ萌えの新定義です。

推し選手②

マルセル・ザービッツァ(オーストリア/28)
今冬、バイエルンミュンヘンからレンタルで獲得したMF。
以前、ライプツィヒ所属時にCLで初めてプレーを見た時、その華麗なプレーにすごく苛ついた覚えがある(ライプツィヒの対戦相手を僕が応援していたため)。
トレーニングには1度のみ参加だったようだが、プレミアリーグ特有のプレー強度にも臆することなく戦っていた。
エリクセンの負傷が痛すぎるため、彼に代役、いや今夏に買い取りたいと思う活躍を期待している。

これからの日程

直近1週間は2試合予定されている。
2/9(木)   5:00~   vsリーズ(プレミアリーグ第8節延期分)
2/12(日)  23:00~   vsリーズ(プレミアリーグ第23節)

新戦力のフィットを少しでも感じられる2試合になると、上位2チームの背中を虎視眈々と狙う1番ドラマっぽい立ち位置かんが増すかなと期待している。
さらにガルナチョが得点に絡めたら嬉しいですね。
ユナイテッドファンの皆さん、またお会いしましょう。

〜参照〜


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