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【ライブレポ】2024/04/22 ドラマチックレコード ドマはじめちゃおっツアー 東京FINAL公演 振り返り

連ドラを見た記憶は、「逃げ恥」で止まってる。

社会人になってから、めっきりテレビを見なくなった地下アイドルオタクのかべのおくです。


2024年4月22日、ドラマチックレコード(ドマレコ)の「ドマはじめちゃおっツアー 東京FINAL公演」に、行ってきました。

みんながみんなメインキャストだ。


メンバー、スタッフ、オタク、その他関係者全員が総力を結集させて作り上げた最高のツアー集大成でした。


ライブ概要

2024年1月から始まった「ドマはじめちゃおっツアー」のファイナル公演。

7大都市ツアーのフライヤー

特に東京公演には力を注いでおり、単独フライヤーも完成。

ツアーFINAL東京公演のフライヤー

連動企画として、無銭ライブと、駅前での無料写メ会も複数回開催。


ハッシュタグ「#4月22日ドラマチックレコード新宿BLAZE単独公演」の投稿を増やすための、ドマレコとしてはお得意の施策。スタッフとメンバーが原点回帰して汗をかいていることをまさに肌で感じ、オタクの熱量も高まったうえで公演当日を迎えた。


セトリ振り返り・所感

会場に掲載されていたセットリスト

ひとことでまとめると、今まで見てきたアイドルのワンマンライブにおいてもっとも美しいセトリだった。熱さあり、笑顔あり、そして最後には涙あり。まさにひと続きのドラマを見ているかのように、一曲たりとも無駄がなかった。

19曲というワンマンでギリギリ歌い切れる曲数であるこの時期に、全曲ライブをやったことにはとても意義があった。特にこれから毎月新曲リリースがあるので尚更。実施すると判断した運営サイドは英断だし、演じきったメンバーには感謝しかない。

ここからは流れに沿って、気になった曲を振り返る。


0. SE ~ 8. 瞬間ドラマチック

一曲目が「っちゃお!」だったのは少し意外だけど、振り返ってみればここしかない、という大正解の選択だったことがわかる。

会場が温まってきたところで「生きて存在証明」を入れてくるのは個人的に最高の流れだった。ドマレコに魅かれたきっかけの曲だし、金子さんの曲振りにも心震えた。

「退屈なドラマキラー」の繋ぎ、銃声が鳴った瞬間に悲鳴が聞こえたけど、それだけ新居さんの表情、演技には鬼気迫るものがあった。

半年ワンマン、1周年ワンマンでは決め球的な使われ方をしてきた「瞬間ドラマチック」を中締め的役割で使えるのは、レパートリーがそれだけ増えたことを感じさせる。もうこの時点でグループの良さは全開、満腹感を感じつつあったが、まだまだ中盤。


9. どうしようもないね ~ 13. 無敵あざとイズム

聞き手の集中力が切れてくるタイミングで目線を変える「どうしようもないね」「シャッターチャンス」「アガル!ガルッ!Girl」はすごく効果的だった。

「GIVE ME HUG」「無敵あざとイズム」と王道寄りの2曲を続けざまに投入。「ドマレコってこんな可愛かったのか」と、メンバー個人の魅力を十分に堪能できる中盤パートであった。


14 .メインキャスト ~ 17. 君はソナチネ

新曲「メインキャスト」「陽炎」「夜空のよすが」の新居さん三部作の流れは、予想はついていたけど鮮やか。よすがの前のつなぎ特効、これが新居さんの頭の中にある夜空なのかなと。

「君はソナチネ」、1Bで全力のメンバーコールに、金子さんが堪えきれなくなってたのはオタクにもグッとくるところだった。ドマレコの真骨頂ともいえるこの楽曲を本編最後に持ってくるのは大きな意味を感じたし、17曲目をこのクオリティで歌いきれるメンバーの集中力はスゴすぎる。新居さんの落ちサビ、どうやって入ったんだ?


[アンコール]18 . ゆーとぴあ ~ 20. メインキャスト

「メインキャスト」の2回目の披露、歌詞つきMVをバックにしてて、言葉を見てもらいたいんだなってことがすぐに分かって、これくらいのわかり易さがちょうどいいと思う。

新曲の歌詞は新居さんのnoteを参照のこと。


エンディング(重大発表)

発表内容は以下の通り(抜け漏れあるかも)。

  • 2周年ワンマンライブ開催

  • 6か月連続新曲リリース

  • 定期公演開催

  • ファンサイトオープン・ファン名募集

  • 新メンバー追加

詳細はあまり明かされなかったが、ライブですでに大満腹だったので、これくらいフワッとしててむしろ助かった。今後の発表を待ちたい。


感想

冒頭でも触れた通り、メンバー、スタッフ、フロアが一体となって作り上げた最高の空間だったと感じました。

こうなると昨年10月のワンマンライブと、どうしても比較したくなるわけです。

上記noteのライブ評では、「運営のスタイル『基本に忠実に全部やる』が徹底されている」と語っています。これは今でも変わらず、むしろスタッフの顔が見えやすくなってファンの要望や質問が汲み取られやすくなったように感じています。

加えて今回のツアーファイナル公演は「MCほぼなし全曲ノンストップ」という型破りな一面が見られました。まさに「守破離」で言うところの「破」を強く感じます。一つ上のステージに進みつつあるのではと。


もう一つ特筆すべきはフロアの変化です。ツアー公演を経て、オタクが主体的に盛り上げようとする場面が増えたように思います。

前述のnoteで半年前のドマレコ現場について「最前管理・地蔵・推しメンしゅきしゅきオタク・ピンチケと多種多様で、それが一つの生態系のように共存している不思議な空間」と評しています。当時は自分も含め、フロアはステージを見守る脇役で主体はメンバー、空気感でした。今になって振り返ると、TIF2023メイン争奪の時も「こんな感じでいいのかな?」とおっかなびっくりライブを見ていたような気がします。

しかし今のフロアは、ツアー公演やリリイベなどのクローズドな現場を経て、多くのオタクに暗黙知が共有されたように感じられます。これは「夜空のよすが」のラスサビマサイ、「GIVE ME HUG」の会場全体メンバーコールなどから分かります。

結果として、他グループから流入したオタクも、全てドマレコの色に染まってしまうような強い引力が生まれていると考えられます。オタク達が「自分たちもメインキャストなんだ」と気づき始めている気がして、とてもいい雰囲気を感じます。


突き抜けるために求められるのは、着実な成長ではなく、爆発的な成長。2周年へ向けて加速するドマレコをこれからも見守ってゆきます。

ワンマン関連の投稿まとめ


おわりに

まとめます。

ここから楽しいぞ。

以上です。

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