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【ライブレポ】2024/5/5-6 歌舞伎町UP GATE↑↑ 2024

五月病なんてやってる場合ではない。

地下アイドルオタクのかべのおくです。


2024年5月5・6日、新宿歌舞伎町エリアで開催された「歌舞伎町 UP GATE↑↑ 2024」に、行ってきました。

なんだろう、この高コスパ。

慣れ親しんだ(?)歌舞伎町で行われるフェスだけあって少し新鮮味に欠けた面は否めませんが、特設ステージでライブが見られたり、普段見られないアイドルが見られたりと充実の2日間でした。



概要

2023年から始まった、新宿歌舞伎町エリアを使った都市型サーキットフェス。企画は@JAMとテレビ朝日(六本木アイドルフェスティバル)。

2023年にオープンしたZepp Shinjukuをメインステージとし、新宿BLAZEその他のライブハウスを巡る。

幸いに2日間とも天候には恵まれ(1日目は27℃晴、2日目は23℃曇時々雨)、野外では縁日など各種コンテンツが用意された。

目玉となっているのは東急歌舞伎町タワーの前面に設置された野外ステージで、チケットを持っていない一般人も観覧可能、かつ一部撮影可能。

リストバンド引き換えはZepp Shinjuku近くの特設テント。前年度は引き換えにかなりの時間を要した(らしい)反省からか、今年はかなりスムーズであった。


1日目

タイテはこちら。

1日目(5月5日)のタイムテーブル

わーすたの歌舞伎町タワーから参戦。先日、同会場でワンマンを開催したばかりのドラマチックレコード、初参加ながら歌舞伎町タワーにまで進出し、獅子奮迅の活躍が期待されるSWEET STEADY、ツアーを完走して勢いに乗っているCANDY TUNEに注目だった。

以下、ライブを見たグループの感想を簡単に記す。

わーすた(東急歌舞伎町タワー、Zepp Shinjuku)


ドラマチックレコード(新宿BLAZE)

セトリは新居歩美さんの投稿をお借りします(いつもありがとう!)。

ドマレコの中でも振りが激しめの4曲を全力投球できるのは、ツアーファイナルで養った体力と芽生えた自信がなせるものなのでは。大きなフェス1回1回で満足度の高いライブを出来ることは確実に次につながってくると思う。


SWEET STEADY(新宿 BLAZE、東急歌舞伎町タワー)

今年デビューのすいすて。しかしメンバーの経歴は皆かなり長いためか、それぞれのオタクの応援スタイルが明確に異なる。この現場の多様性が収斂する方向に行くのか、それとも独自路線を進むのか。ちょっと注目したい。


可憐なアイボリー(新宿BLAZE)

訂正: 「背景ライバル」→「拝啓ライバル」。

カレアイは実施中の全国ツアーリード曲「遠キョリ。だって本気」を猛プッシュ中。MCでしれっと「ツアーやってますよ〜」と告知するんじゃなくて、1曲まるまるでツアーの宣伝をしてしまうのは上手い戦略かと。


CANDY TUNE(Zepp Shinjuku)

ふるっぱーも当然すごい(というか別格)だけど、外部対バンに出た時に一番化けるのって、もしかしてきゃんちゅーでは?などと感じる。「キス・ミー・パティシエ」のメジャーリリースで一般にも見つかるかどうかは、事務所どころか地下アイドルの命運を多少握ってる気がする。


2日目

タイテはこちら。

2日目(5月6日)のタイムテーブル

1日目にもましてビッグネームが集結。FES☆TIVEは歌舞伎町タワーでも伝説となるか。JamsCollection、FRUITS ZIPPERの並びは、果たしてZepp Shinjukuが耐え切れるのか。新宿BLAZEのネコプラとの選択は、オタクの趣向がでるところ。

Peel the Apple(Zepp Shinjuku)


FES☆TIVE(東急歌舞伎町タワー、Zepp Shinjuku)


yosugala(Zepp Shinjuku)

個々のレベルの高さもあるけど、パフォーマンスの修練度がほかのグループよりも一段上だと感じた。フロアとステージのコミュニケーションがすごく取れている気がしたし、メンバーもマイクのその先をイメージしてパフォーマンスする意識が強いんだと思う。


かすみ草とステラ(Zepp Shinjuku)

かすテラのタイテの並びは明らかに主催からの期待を感じたし、それに応えるパフォーマンスであった。最初は「11人って多すぎない?」と感じていたものの、最近は1期と2期、それぞれのメンバーのドラマ・群像劇を眺めているような心境になっている。


JamsCollection(東急歌舞伎町タワー、Zepp Shinjuku)


FRUITS ZIPPER(Zepp Shinjuku)


総括

一言でいえば、「フェス感はあまりなかったけど、コスパのいい対バンライブ」という印象でした。


良い点を挙げるとすれば、アクセスのよい歌舞伎町で人気のアイドルを一度に見られたことです。6会場にオタクが分散しているためか、高嶺のなでしこやFRUITS ZIPPERでも、ちゃんと狙っていけばかなり前方でライブが見られました。それもZepp Shinjukuや新宿BLAZEの音響で聞けるのは満足度高めでした。

カブキアゲの一番の特徴である歌舞伎町タワーステージも、十分な差別化になっているように感じました。良くも悪くも、一般人が「アイドルのライブってこんな感じなのか…!」と目にする機会になったのではないかと感じました。あと個人的には、大衆の面前で大声でコールすることへの解放感もありました。


反面気になった点は、ステージによって収容人数の格差が激しいことです。今年のカブキアゲで使用されたステージのキャパは以下の通りです(公式サイトより)。

とにかくZeppだけが特別に大きいため、結果として人気のグループは殆どZeppと、次点に大きいBLAZEに集結し、人流が滞っているように感じられました。僕はフェスと言えば、会場のあちこちで色んな音楽が鳴り響いているのが楽しみの一つだと感じています。なので、「ZeppとBLAZE往復してるだけなんだが、これって本当にフェスだよな…?」という感覚になりました。

もちろん東京開催で人が沢山くることが予想される以上、大きな会場を用意するのは当然です。しかしそれなら普通に対バンでもいいわけであって、わざわざフェスとして開催する必要があるのか甚だ疑問です。単にイベンターがGWにデカいことやりたいだけだったのでは?と思われても仕方ありません。

もちろん、資本を投下して広告宣伝を打って、東京の中心地で話題となるイベントを開催することは、アイドル界全体の活性化に寄与すると考えられます。フェスがフェスたる所以は何か?これはあらゆる都市型サーキットフェスの課題でしょう。


カブキアゲに関して言えば、今年7月で新宿BLAZEが閉店してしまうことがもっぱらの悩みかと思われます。BLAZEだからこそ収まりきっていたグループが、来年は一斉に流浪の民と化します。その分流動性が高まってよいという見方もできますが、小規模会場がパンパンになって満足度が下がってしまう懸念もあるでしょう。

ただ、ひとまず話題性があって、今の自分にはコスパの良いイベントであることに変わりはありません(DD並みの感想)。何かしらの形で来年も開催してほしいなと個人的には願っています。


おわりに

まとめます。

歌舞伎揚げは、レモンサワーのちょうどいいつまみ。

以上です。

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