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【オタクのトリセツ③】自分の資質が生きた場所

オタクのストレングスファインダー活用、第三弾です。

自分の他にも「同じ資質持ってた!」とか、「もしかして自分も同じ資質持ってるかも?」という方は活用・参考にしてもらえると幸いです。


前回の記事では、ストレングス・ファインダーにおける、自分の上位資質の考察と、下位10資質の補い方について考えました。


僕の上位10資質は以下の通りです。

1. 慎重さ:意思決定や選択に、リスクを予測して細心の注意を払う
2. 学習欲:常に学習し、向上することに駆り立てられる
3. 内省:知的な活動や議論が好き
4. 収集心:収集し保管するニーズを持つ(情報、アイデア、人間関係など)
5. 適応性:状況をあるがままに受け入れ、「今」を生きる
6. 運命思考:あらゆるものにつながりがあると確信している
7. 戦略性:状況を予測してシナリオを描き、先の計画を立てる
8. 分析思考:パターンを調査し、インサイトを得て、原因・理由を特定する
9. 公平性:明確なルールを設けて、人々を平等に扱おうとする
10. 親密性:他の人との親密な人間関係を作ることに満足感を得られる

今回は、これらの資質がどういう時に強みとして発揮されてきたのかについて考察してみました。


自分の資質はどういう時に発揮されてきたか?

前にも述べた通り、資質とは強みとはイコールではありません。資質に投資したり、正しく使ったときに初めて強みになります。


では僕の上位資質は、どのような時に強みとして発揮されてきたのでしょうか?


①事前にリサーチが必要で、着実な進捗が求められるタスク(慎重さ×学習欲×内省×収集心×戦略性×分析思考)

主に勉強や研究、仕事において発生しやすいシチュエーションでした。とにかく事前準備をめちゃくちゃします。あと、必要な情報・知識はとにかく取り入れておきます。


特に、僕のアンテナが働くキーワードは「前人未到」「前例のない」といった言葉です。

お前、「慎重さ」の資質はどこいったん?と思われるかも知れません。しかしこの資質は、むしろ新しく取り組むことに対して強みとして発揮されます。入念に準備を行い、未然にリスクを取り除くことができるからです。

しかも先例が無いことなら、人に比べられることはないので、自分のペースを維持することが出来ます。そして、「前例の無いことにどうやって取り組むのか?」ということを考えるという過程は、僕の学習欲や戦略性を満たしてくれていたのです。


あと、これはオタクで遠征に行く時にも当てはまります。だから僕は、先々の予定を見てチケットを取ったり、飛行機や宿を予約することにあまり抵抗がありません。生まれつきそういうことが苦にならないというか、好きだったからなのだとわかりました。


②人にまつわるストーリーや物事を学んで整理すること(学習欲×収集心×運命思考×分析思考×親密性)

これは僕のオタク的な趣味にかなり強く影響しています。

思えば、昔からやたらシリーズ物の漫画や本が好きでした。ドラえもんやコナン、ハリーポッター、最近だと進撃の巨人とかは大好きです。


しかし僕の興味はひみつ道具やストーリーよりも、「その道具や技術をどうつかうのか?」「その思想は背景によって生まれたのか?」という人同士の結びつきの部分でした。

これは僕が運命思考の資質を上位に持ち、「全てのつながりには理由がある」という意識が強かったためです。


そして興味深いのは、アイドルオタクという趣味はこの条件をしっかり満たしています。

・新しいグループ、アイドルを知ることができる(学習欲、収集心)
・人との結びつきを強く感じられる(運命思考)
・このフォーメーションは!!??(分析思考)
・特典会で仲良くなれる(親密性)

僕がオタクになることは、もはや遺伝子的に決まっていたということです。


これに気づいたときは、震えました。


③自分が学んだことを、必要な人に還元すること(学習欲×内省×収集心×分析思考×親密性)

これの一番大きい成功例は塾講師や、大学のプログラミングの授業のTAといった作業です。


学習のカリキュラムや、新しい受験方式、また新しい技術や学問といったものは絶えず出てきます。そういったことを学んで自分なりに整理して教えるというのは、今思えばとても有意義でした。


また、集団では不特定多数を相手にしなくてはいけませんが、個別指導ならば一人の生徒にじっくりと教えることができるので苦になりません。

ただし、高い点数を取らせてあげたり受験で勝ち抜く方法を教えるのはちょっと苦手で、どちらかといえば授業の補習やフォローアップの方が得意でした。こういったところも含めて、資質の傾向が出ていると言えます。


具体的にどういうアルバイトをしていたかは、こちらの記事に譲ります。


④肩書や立場ではなく、人と人として接してもらえること(慎重さ×公平性×親密性)

これは、決して「フランク」な職場が好きというわけではありません。しかし、いわゆる縦の関係というものがもともと苦手でした。多少ドライで、なおかつ自分を自分として見てくれる場所を望み続けていたように思います。


例えば、その部活やサークルやバイトに1年や2年早く入っただけで偉そうにしている先輩は好きになれませんでしたし、学歴を異常に意識して評価される人間関係は嫌いでした。

逆に居心地がいいと感じていたのは、在籍歴とかに関係なくみんなが意見を言い合う環境であったり、肩書や立場を全く気にせずに接してくれる友達だったりしました。


したがって、高校・大学時代の同い年・同期の友人を大切にしたり、「どのような人であるか」ではなく「何をやっている・やってきた人か」で評価してくれる環境が大事でした。

その意味で音楽というのは有効なツールであったように思います。芸術の性質上、その人の能力や個性を重視する空気感が育まれていたからです。


これってオタクの人間関係にもありませんか?

現場歴とか、社会的な身分に関係なく、全員が一人の「オタク」楽しめる現場が、僕は好きです。


⑤正しく人が評価されるような仕組みづくりに、初期段階から関わること(慎重さ×適応性×運命思考×公平性)

どういう組織に所属するかを選ぶ上で、ぼくが自然と重視してきた事柄です。


どちらかといえば小さめの組織に立ち上げ段階から関わり、お互いをよく知って、リソースを配分するということにこだわってきました。そして、ブレーキ役となったときのほうが上手く立ち回れていました。

逆に、大きな組織に所属して歯車になったり、顔が見えない人的リソースを機械的に振り分ける、ということはあまり好きではありませんでした。


体制の変わりにくいAKBや坂道よりも、入れ替わりの激しい地下アイドルに応援しがいを感じるのも、これが要因なのかも知れません。



以上、僕の資質が強みとして発揮してきたシチュエーションをまとめてみました。


今まではこれらの自分が居心地のいい場所を、半ば本能的に選んできました。しかし資質を知ったいま、これらの条件がそろった環境を「自分で選ぶ」または「作り出す」ことだって可能です。


次回は、これらの経験から僕が実力を発揮しやすい場所・逆に発揮しにくい場所について考えてゆきます。

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