【初心者向け🔰買いシグナル&売りシグナル】


⭕RSI(相対力指数)

・RSIは0%~100%の間で推移。RSIの数値が大きい程、上昇分の値幅が大きく、相場が強いと判断します。反対に数値が0%に近いほど相場は弱いと判断します。

・RSIが70%を超えると買われ過ぎ、反対に30%を割り込むと売られ過ぎと判断し、逆張りの目安として使われる手法が一般的です。


⭕RCI(順位相関指数)

・過熱感を測り、現在の価格が割安か割高かを判断するときに使われる代表的なテクニカル指標の一つです。

・RCIが底値圏で上がり始めてから、-90%ラインを越えてから「買い」と判断し、天井圏では、下がり始めてから90%を下回ったら「売り」と判断します。


⭕一目均衡表(いちもくきんこうひょう)

・先行スパン1と先行スパン2に挟まれたゾーンのことを「雲(抵抗帯)」と呼び、「雲」とローソク足との位置を見るだけで、相場の動向をチェックすることが可能なテクニカル指標の一つです。

・ローソク足が雲の上方にあれば強い相場、下方にあれば弱い相場と判断します。

・ローソク足よりも雲が上にある場合→上値抵抗線

・ローソク足よりも雲が下にある場合→下値抵抗線

・ローソク足が雲を下から上に突破した場合は上昇サインとなり 「好転」、逆にローソク足が雲を上から下に突破した場合は下落サインとなり「逆転」。相場の転換点として重要なポイントとなります。

・雲は抵抗帯の名のとおり、厚い場合は突破には日柄を要し、薄い場合は、影響が少ないので抜けやすく、転換しやすくなります。


⭕移動平均乖離率

・移動平均線乖離率は、現在の価格が移動平均線からどれぐらい離れているかをパーセンテージ(%)で表したものです。

・価格の天底を判断し、そろそろ相場が反転すること予想し、主に逆張り投資に使われます。

・一般的には、5日移動平均線で10%、25日移動平均線で15~20%以上離れると、移動平均線に近づこうとするといわれています。


⭕移動平均線

・移動平均線が上向きなら上昇トレンド、横ばいなら方向感のないもみあい局面、下向きなら下降レンドと判断します。

・価格が移動平均線の上側にあれば強い相場、下側にあれば弱い相場と判断します。

・ゴールデンクロス→短期移動平均線が長期移動平均線を下から上へ突き抜けること。直近の価格傾向が上向きに転じたとみられるため買いサインとされます。

・デッドクロス→ゴールデンクロスとは逆に、短期移動平均線が長期移動平均線を上から下へ突き抜けること。直近の価格傾向が下向きに転じたとみられるため、売りサインとされます。


⭕サイコロジカルライン

・投資家の心理を数値化した指標で、計算式も簡単でわかりやすい指標です。

・12日間のうち、株価が前日に比べて高い日が何日あったかを調べ、その比率を算出します。高い日が6日なら50%、3日なら25%となります。

・相場の強弱の見極めや、買い場、売り場を判断するのに有効的です。サイコロジカルラインは、0%~100%の間で推移しますが、50%は通常で、25%以下は売られ過ぎであり、75%以上では買われ過ぎと判断します。


⭕新値3本足

・終値が高値を更新した場合には陽線を、安値を更新した場合には陰線とします。

・基本的な見方は、陽線に転換すれば「買い」、陰線に転換すれば「売り」と判断します。

・目先の小さな価格変動に捉われず、トレンドの転機を把握するために開発されたテクニカル指標で、時間の概念をなくし、終値ベースで所定の価格変動があった時のみ、足(陽線・陰線)を記入していくものとなっています。


⭕ストキャスティクス

・相場の買われ過ぎ・売られ過ぎを判断する分析手法。基本的には、ボックス相場で最も効果を発揮し、逆張りシグナルとして利用します。

・「Slow%D」が0~20%にある時は、売られすぎゾーンと見て「買いサイン」と判断。「Slow%D」が80~100%にある時は、買われすぎゾーンと見て「売りサイン」と判断します。


⭕騰落レシオ

・市場の過熱感や強弱感をみるときに使われる指標。値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って算出します。

・値上がり銘柄数と値下がり銘柄数が同じであれば騰落レシオは100%となり、120%を超えると買われ過ぎで高値圏と判断し、70%を下回ると売られすぎで底値圏にあるとみられています。


⭕ボリンジャーバンド

・株価の勢いの変化や反転の目安、方向を見るテクニカル指標です。ボリンジャーバンドの売買パターンは、大きく分けると株価が下がった底値を狙う逆張り法と、バンドが拡大しながら株価が急騰するポイントを狙う順張り法があります。

・ボリンジャーバンドでは株価がバンドの範囲内で上下に動きやすいという特徴があります。それを利用して、バンドの下限まで株価が下がったら買いで狙い、上限まで株価が上昇したら売るという方法です。(逆張り手法)

・株価が-2σ付近まで下落したら底値の買いポイント、株価が+2σ付近まで上昇したら高値圏の売りポイントとみます。

・価格がバンド内に収まる確率

ボリンジャーバンドの±1σの範囲内に収まる確率 → 約68.3%

ボリンジャーバンドの±2σの範囲内に収まる確率 → 約95.4%

ボリンジャーバンドの±3σの範囲内に収まる確率 → 約99.7%


⭕MACD

・MACD(移動平均収束拡散手法)は短期の移動平均線と中長期の移動平均線を使用することで、買いと売りを判断する手法。

・基本となる線である「MACD」が下向き(右肩下がり)で、その移動平均線「シグナル」が「MACD」より上にある時、相場は弱いと見ます。

・その後、「MACD」の調整がなだらかになり、「シグナル」を上抜けるとゴールデンクロスといって買いのタイミングです。

・「MACD」が上向き(右肩上がり)で、「シグナル」を上回っている時は相場が強いと見ます。その後、「MACD」の上昇がなだらかになり、「シグナル」を下抜けるとデッドクロスといって売りのタイミングとなります。

・MACDは、ゴールデンクロス・デッドクロスといった「買い」と「売り」を判断させるタイミングが単純移動平均線と比べて格段に早くなります。相場の転換をより早く判断するのに有効です。



⭕IR取材×銘柄分析🔍


【5915 駒井ハルテック】

時価総額 98億円 株価 1986円
PER 16.85倍 →11.30倍(予) PBR 0.3倍
配当利回り 3.52%
自己資本比率 44.5%

⭕インフラ関連
⭕洋上風力発電関連
⭕国土強靭化関連
⭕高配当株(3.52%)
⭕割安成長株◎
⭕四季報銘柄◎
⭕受注残◎
⭕PBR1倍割れ銘柄(0.3倍)
⭕ミックス係数10以下(5.0)
⭕中期経営計画◎
⭕2バガー期待銘柄◎
⭕IR取材◎


⭕橋梁・鉄骨を主体に大型工事で高実績を誇り、超高層建築での活躍が目立つ。風力発電とスカイソーラーなど環境事業にも注力。

⭕明石海峡大橋をはじめ、数々の長大橋を手掛け、施工実績は国内トップクラス。

⭕鉄⾻の業界トップ企業として、官公庁庁舎や超⾼層オフィスビルの建設に貢献。

⭕近年は鋼橋分野だけでなく、鋼・コンクリート複合橋梁や⽼朽化した橋梁の⻑寿命化のための予防保全⼯事などにも積極的に取り組む。


⭕24年3月期の業績予想 前期比 (会社)

売上高 397億円→540億円
・+35.9%↑

営業利益 3.1億円→9億円
・+2.9倍↑

経常利益 4.8億円→11億円
・+2.3倍↑

純利益 3.2億円→6億円
・+82.9%↑


⭕25年3月期の業績予想 前期比 (四季報)

売上高 540億円→570億円
・+5.55%↑

営業利益 9億円→13億円
・+44.44%↑

経常利益 11億円→15億円
・+36.36%↑

純利益 6億円→8.2億円
・+36.66%↑


⭕26年3月期の業績予想 前期比 (中期経営計画)

売上高 570億円→600億円
・+5.26%↑

営業利益 13億円→50億円
・+284.61%↑

経常利益 15億円→47億円
・+213.33%↑

純利益 8.2億円→33億円
・+302.43%↑


⭕直近の3Q決算は⼯事原価の先⾏や工事の遅れなどにより、利益⽔準は低調だが通期ベースでは大幅な増収増益。(※IR確認済)

⭕国⼟強靭化策に伴い⾼速道路・鉄道などの橋梁⼯事の増加。

⭕⾼度成⻑期に建設された建造物の維持管理(メンテナンス)需要が増加。

→当社が強みを発揮でき、⾼度な技術を要する⼤型案件の発注が増加している。

⭕東京オリンピック・パラリンピックで延期されていた⾸都圏再開発案件が再開。

⭕⽇本橋、⼋重洲、⼤⼿町、品川、新宿、六本⽊などで超⾼層ビル建設が、今後⽬⽩押し。

⭕現在は売上高の99%が橋梁事業と鉄⾻事業であり、インフラ環境事業(再エネ)は1%以下に留まっている。

⭕今後橋梁・鉄⾻事業で培った⾼度なノウハウを活かし、電⼒需要に合わせた事業を推進していく。

⭕洋上⾵⼒発電は、再⽣可能エネルギーの主⼒電源化に向けた切り札として期待され、その市場拡⼤が⾒込まれる。

⭕ウクライナ復興→駒井ハルテックは風力発電などの分野でウクライナ側との連携を目指す。


⭕設備投資80億円(2023〜2025年度)

→⾵⾞事業の製造設備

→橋梁と鉄⾻の⼯場改⾰投資


⭕株主還元策 配当⽅針

→競争⼒向上や事業拡⼤の投資を⾏いつつも、適切な還元を⾏う⽅針。業績の拡⼤に応じた増配を検討。

⭕営業キャッシュフローを原資に積極的な成⻑投資と株主還元を⾏う。(おそらく来期以降に増配あり)


〜⭕IR電話 担当者様◎〜

Q、3Qでは⼯事原価の先⾏や工事の遅れがあったが現在の状況はどうか。

A、その分受注残が積み上がっておりペースとしては問題ないです。


Q、中期経営計画の26年3月期の業績予想が前年比で純利益4倍とかなり高い目標だが現実的に可能な数値なのか。

A、はい。可能です。現在の主力の橋梁・鉄骨が伸びていき、設備投資をしている洋上⾵⼒発電についても設備が整い次第、利益の方も増加していくと思います。(※中計に関してはかなり自信がありそうな感じでした)


Q、現在PBR0.3倍と東証が要請しているPBR1倍を大きく下回っているがなにが原因だと思うか。また株価対策をする予定はあるか。

A、株価に対してはやはり売上高は大きいものの利益に繋がっていないのが原因だと思っています。26年3月期には、売上高600億円、営業利益50億円となっており、この点は改善されると思います。株価対策につきましては只今検討中でございます。


⭕現在の株価は1986円、一株あたりの純資産は6563円。

⭕PBR0.3倍とかなりの割安感があり、PERも来期には11倍程度。

⭕26年3月期の予想では、株価2000円と仮定するとPERは3倍以下に。

⭕簡単にPBR1倍の6500円まで上昇するとは言えないですが、せめて0.5倍の株価3200円付近は目指したいところ。


⭕時価総額(98億円)に比べて売上高(570億円)が大きいものの利益は低調→先行投資を活発にしているのでそれが反映されるのが来期以降。(※営業利益50億円)

⭕本格的に上昇するのは来期以降だと思うので、今のうちに安いところを拾っておくと◎(私見)


⭕中期経営計画通りだと来期には現在の株価では到底買えなくなるでしょう。

⭕26年3月期の売上高600億、営業利益50億円(営業利益率8.3%)だと時価総額300〜400億円以上あってもおかしくはないです。

⭕その26年3月期の予想が出る1年後まで保有できるなら株価2倍以上も十分にありえます。 

⭕時価総額の目安として『売上高の0.9倍が適正な時価総額』『営業利益の10倍が適正な時価総額』というのがあります。

※もちろん材料や思惑もあるので、必ずしも当てはまるわけではありません。


上記を当てはめると、

⭕売上高600億円×0.9= 540億円

⭕営業利益50億円×10= 500億円

→現在の時価総額98億円から5倍になる計算になります。(1〜2年後)


⭕あくまで机上の空論で、実際には他の要因も絡みますが、現状かなりのポテンシャルを秘めていることには間違いないでしょう。

⭕短期(1年以内)でも2倍以上を狙える銘柄だと思います。


〜四季報ガチ勢独自予想〜

⭕短期の目安

下値 1900円 上値3000円

⭕長期の目安

3200円以上



いつもありがとうございます。