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TradingViewの使い方:その5(PERとEPSを分析しよう)

 こんにちは😊
 TradingViewを使っている皆さんに、今日は番外編としてPERとEPSを分析するためのツールをプレゼントします。

PERとは

 PERというのは「株価収益率:Price Earnings Ratio」のことで、株価がEPS(1株当たり純利益)の何倍の価値になっているかを示しています。いまの株価が、その企業が稼ぎ出す利益に対して割高なのか割安なのかを分析するための指標で、PERは「株価÷1株当たりの当期利益」によって求められます。株が安いのに1株当たりの利益が大きければPERは小さくなってお買い得(割安)ということが分かりますよね。逆に、この数値が大きいということは、市場がその企業の成長率に期待して株価が上がっているということなのですが、期待が過熱しすぎて既に株価が割高になっているケースもあるので、これまでのPERの推移や同業他社とのPER比較(セクターの成長率、個別企業への期待度を確認します)をして気を付けましょう。以前の投稿でも紹介していますので見てくださいね😉。

※ PERの読み方は、CF(キャッシュフロー)分析と合わせて、別の機会に紹介したいと思っています。

EPSとは

 EPSというのは「1株あたり純利益:Earnings Per Share」のことで、1株当たりの企業の利益(当期利益)がどれくらいかを示しています。 企業が期間当たりに稼いだ純利益が、株主が保有している1株当たりでどれくらいの金額かを分析するための指標です。例えば、純利益が大きくても発行株数が多ければEPSは小さいですから株価は上がりません。逆に、発行株数が少ないのに純利益が多ければEPSは高くなって、期待度の高い企業として株価が上がります。EPSは「当期純利益÷発行済株式数」によって求められます。

PERとEPSを使った銘柄探し

 ここまでの説明で既に分かったと思いますが「EPSが高いのにPERが低い銘柄」が今後の株価上昇を期待できる銘柄ということになりますよね🤩。
 しかし!世の中はそんなに甘くありません😣。そういう企業が決算発表してしまうとスクリーニング(いろいろな条件を入力して銘柄を検索する方法:どんな証券会社のアプリにも装備されています)で簡単に見つかりますから、市場の投資家にはすぐに見つかってしまいます。そういう銘柄はすぐに株価が上昇しますので、そうそう見つかりません🥹。
 つまり『EPSが高くなってきているのにまだPERが低い銘柄』を事前に探すことができれば、とっておきのお宝銘柄にすることができるはずです😊。

 ところが、PERもEPSも、四季報のような情報媒体や証券会社サイト・アプリから数値は調べることができるのですが、一目で推移を把握するのは難しいのが実際です。グラフにしてくれれば分かりやすいのですが、そのようなサービスはほとんどありません。

 ということで、今回、TradingViewでPERとEPSが表示できるインジケータを作成しました😉。下にはおじさんがよくトレードするフルヤ金属(コード:7826)の例を示していますが、PERとEPSがグラフで見られるようになっていることがお分かりいただけると思います。今回も、この投稿の最後でインジケータのコードをご提供しますね🥸。

PERとEPSのインジケータ

 今回はインジケータコードの紹介ですのでこれでおしまい。

 ではまた!😊

[プレゼント]

 前回と同様、紹介したインジケータのコードをご提供します!(※ 自由にカスタマイズしてもOKですが、無断再配布は禁止します。)
 TradingView無料版を使っている方はインジケータの使用数に制限がありますので、残念ですがこれらを使うとインジケータを2つ使ってしまうことになってしまいます😢。必要なときに工夫して使ってくださいね。

 今回もインジケータの改良中なので、配布は期間限定(3カ月)にします。(期間が過ぎてもリクエストがあればお送りします。連絡してくださいね😊。)


[コードの再配布]

 このページのコード無料配布期間は終了しました。
 おじさんのページで公開したTradingView向けのすべてのファイル/コードを有料ページで配布しています
😊
 配布ページ:TradingViewオリジナルインジケータの配布

画像ですのでダウンロードできません!


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