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かぶねこ投資日記(4月)

お疲れ様です、かぶねこです。
4月相場を振り返りたいと思います。

個人的な投資パフォーマンスは、
残念ながら中断しているため、
相場観察記録として続けることに。

まだまだ素人であるため、
主観的な考えを多く含んでいるので、
読む場合は注意してください。

✅ 4月のアノマリー

アノマリー的には「収穫の春」における最後の月となる。過去の傾向としては上昇しやすい月だが、2024年については下落となった。

第1四半期の決算が注目されポジティブサプライズが期待されやすく、決算発表に先立って上昇しやすい。ただし、大統領選の年は上昇は少ない傾向にあり、月半ばは相場が弱く忍耐力が試される。

『アノマリー投資』より要約

✅ 4月のチャート

📈 NYダウ

📈 S&P500

📈 日経平均

✅ 各週の動向

📅 第1週

○機関投資家の期初益出し観測
○ISM非製造業景気指数は51.4
  ➡市場予想を↘︎
○米雇用統計30.3万人増
  ➡市場予想を大幅↗︎

個人的に気になったのはNVDAの動き。今の相場の主導株だが3月上旬から勢いを失っていた点に注目。これが今の調整のサインだったかもしれない。


📅 第2週

○米CPI前年比+3.5%
  ➡市場予想を↗
○米PPI前年比+2.1%
  ➡市場予想を↘

4/10(水)のCPIは市場予想を上振れ、早期利下げ観測が後退した。この結果、国債の利回りは上昇、米株式市場にはダメージとなった。為替は1.5円ほど円安に動いたようだった。

https://media.monex.co.jp/articles/-/24210

4/11(木)のPPIは予想を下回り、米株式市場は一時的に若干買い戻し。しかし、翌日にはまた下落する結果に。この時点で6月の利下げはほぼ無く、年内の利下げも2回以下との見通し。

https://fx.minkabu.jp/indicators/US-PPI

2年債と10年債の逆イールドは2022年7月から続いているらしい。ということは既に1年と9か月が経過している点は注意したい。


📅 第3週

○中東情勢悪化でリスク回避的拡大
○ASMLは決算予想を下回る
  ➡半導体製造装置株に売り圧力
○TSMC決算好調
  *市場の成長見通しは若干↘︎

この週は地政学リスクが大きな話題に。イランが13日(土)夜、在シリア大使館空爆への報復として無人機等での大規模攻撃に踏み切ったことで週明けは大幅な下落。18日(金)にはイスラエルのミサイルがイラン領内に着弾したとみられるとの報道で、日経平均は一時1,300円を超える下げ幅を記録。

また、FRBのパウエル議長は16日、利下げに必要な確信を得るのに「想定よりも時間がかかる」可能性があると述べ、今年は利下げが全くないかもしれないとの懸念も出ている。

半導体関連でも多くの売りが見られ、特にASML決算後のレーザーテックの大幅下落は印象的。この週だけで-8950円(-20.7%)なので恐ろしい。ただ、これも大きな出来高を伴う陰線(上髭)を数か所で観測できた。


📅 第4週

○大手企業決算前の
  ➡IT・ハイテク株に買い戻し
○日銀会合は金利据え置き
  ➡ドル円は大幅な円安にシフト
○米GDP+1.6%
  ➡予想2.5%を↘ *前回3.4%  
○PCEコアデフレータ+3.7%
  ➡予想3.5%を↗ *前回2.0%

第4週目に入ってからは大手企業の好決算報告が多く、この1か月の下落の流れは少し落ち着いたような雰囲気もある。

[GOOG] 1Q増収増益↗︎
 *売上高15%増、営業益46%増
[META] 1Q増収増益↗︎
 *売上高27%増、営業益91%増
[MSFT] 3Q増収増益↗︎
 *売上高17%増、営業益23%増
[TSLA]1Q減収減益↘︎
 *売上高9%減、営業益56%減

AAPL、AMZNは未発表

個別で補足すると、Metaは好決算にもかかわらず大幅安。「予想を下回る売上高見通しとAI投資引き上げを嫌気」とのこと。業績が好調な企業ほど市場期待が高まりやすく、決算で失望売りになることはよくあると思うので注意したい。

TSLAは反対に減収減益でも「低価格モデルやAIに成長加速の期待残す」とのことで新モデル前倒しで急伸。下落続きから悪材料出尽くしなのかもしれない。個人的には製品自体の評判が良くないのであまり推せない。やはり製品やサービスは企業の根幹だから。

日銀会合は市場予想通りで追加利上げはなし。今後も追加利上げに踏み切る可能性は低い気もする。会合後から一時160円台を付けたが、そこから現時点では一気に155円台に戻している。SNSでは介入とか騒がれているようだ。

投機的な動きはさておき、以前にFXの配信者のコメントを覚えているのは、あくまで基軸通貨のドルの動き次第ということ。米国の利下げが遠のけば、円安方向に向かうのがセオリーではないかと思う。

✅ まとめ

全体として、やはり月半ばの中東情勢の悪化により、株式市場全体にネガティブな空気が漂っていたように感じる。ただ、前回も記事に書いたが、地政学リスクはあくまで限定的で、利下げ期待後退と半導体市場の見通し鈍化当たりが警戒されつつあるのではないかと思った。


💬おまけ(つぶやき)

newjeansの"Bubble Gum"の
MVが公開されていました。

大人の事情に巻き込まれて、
この先どうなるか分からないけど、
変わらず居てくれることを
願うばかりです。



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