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兵庫で一句 #ふるさと自慢

94年から3年間住んでいた兵庫県西宮市、及び瀬戸内海に面した兵庫県南部地域でエントリー。

期間としては短いが、社会人になって最初の赴任地。すぐに結婚したので本籍もここ。また、新婚3ヶ月目には阪神・淡路大震災があった。密度の高い3年間を過ごしたところ。
悲しい出来事があったが、温和な気候と穏やかな海に恵まれたこの地域が、私は大好きである。



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遭難の新居まで寒風無言


地震直前、私と妻は関空上空にいた。海外旅行の深夜便が着陸寸前だったのだ。空港上空でしばらく旋回待機した後ようやく着陸。関空大橋が使えなかったため、淡路島経由甲子園浜までフェリーに乗った。船着場から新居の社宅まではかなりの距離を歩いて帰ったが、道中は言葉が出なかった。




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母なるやいや父なるや須磨の夕凪


「母なる海」という言葉がある。こと瀬戸内海はあまり波のたたない内海。若い頃は、荒々しい太平洋や日本海の外洋は男性的で、穏やかな内海は女性的と考えていた。しかし年齢とともに、ゆったり落ち着いた内海にむしろ父性をおぼえるように変わる。たとえ大地震のような混乱、危機にあっても、どっしりと構え、人に安心感を与えられる存在でありたいと思う。




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築地で鮪瀬戸内で鯛を食ふ


美味しいものが多いのもこの地域の魅力。山の幸は神戸牛、海の幸は身の引き締まった鯛が美味い。まさに瀬戸内の恵みである。関東の寿司屋では鮪が楽しみだが、関西では鯛。鯛めしや中華風刺身が特に好き。



【企画概要】



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