見出し画像

今年のクリスマス

今年のクリスマスはうどん県の小豆島にいる予定。
といっても決してロマンティックで優雅なクリスマスではない。

小豆島には父が晩年買った別荘がある。別荘といっても、老後に釣りをするつもりで買ったあばら家なので、やっかみの対象にあらず。

今年の春に父が他界して以来、この別荘がほったらかしなので、年末帰国するついでに整理しに行くことにしている。

父は、流行りの断捨離や終活などするどころか、むしろものが捨てられない昭和タイプ。ものはたまる一方だ。母も子も住むことがない家なので、いずれは家ごと処分することになるが、取り急ぎ不要なものは処分しておきたい。
わざわざ今やらなくてもというのもあるが、私がまだしばらく海外暮らしであること、体力も年々衰えていくであろうことを考えると、帰国時に少しづつでもやっておきたい。

しかし、これが気が重い。家財を処分するというのは簡単なことではない。

わが家では某国への異動が決まったときに、ほぼすべての家財道具(家具・電化製品・洋服・その他)を処分した。今では家なし、車なし、家具・電化製品もほぼマンション備え付けである。
このときには、大型家具を解体し、分別し、借りた軽トラで処分場まで何往復もし、処分費用に何十万円も支払った。時間、手間、金がビックリするほどかかったのだ。つくづく、買い物するときには処分のことまで考えないといけないと思った。

そのときの記憶がよみがえる。
そんなわけで、クリスマスは「苦しみます」である。覚悟してかかる。

しかし、本人だけでなく遺族のためにも終活は大事やわ。両親が健康なうちに、家や墓や遺産のことをしっかり話しあっておくべき。

5人家族が住んだ大阪の本宅も母親一人住まいになったが、二階の学習机など大型家具はどうするんかなぁ。いずれは処分しないといけないし、どうせ処分するなら私が体力があるうちの方がよいと思うが、母の気持ちを考えると言い出しづらくもあり …..



旬君、クリスマスらしくない記事ですまぬ。


励みになります。 大抵は悪ふざけに使います。