第一印象 powered by ピリカさん

noteを徘徊していると、相当エグいカミングアウトをされている一方、別の記事ではメチャクチャ明るかったり、その逆で、おちゃらけキャラかと思っていたら、急に弱音を吐きだしたり、つかみどころがない人が多い。

そのような人が変わっているというのではない。人間の本質はむしろそっちなのだろうということ。小説の登場人物のようにキャラクターの定まった人物などそうそういない。誰にでも、多かれ少なかれブライトサイドとダークサイドの両面があるものだ。自分や家族、旧友を見ればわかる。TPOに応じて、それらを見せたり隠したり、出し分けているだけである。

大人になってからの出会いでは、第一印象が大切というが、第一印象だけに引きずられすぎるのも危険だ。一見明るい人にも辛い経験や悩みはあるし、一見コミュニケーション下手な人にも光輝く側面がある。そんなあたりまえのことを、noteを通じて再認識させられている今日この頃。リアルでの人間観も改める必要がある、と思い始めてきた。

このように、noteは人間というものを丸っと理解する手助けになるのだが、アイコンや最初に出会った記事からの第一印象というのもある。私のアイコンが気になってフォローしました、という人がたまにいるのだが、中の人が50過ぎのおっさんでよければどうぞと返している。

そんな私も、今日の肩書欄ピリカさんのことを北海道在住60代主婦と勝手にプロファイリングしていた。ピリカさんは、いわずと知れたショートショートピリカグランプリの主催者だ。今年の大会では私も参加させていただき、僭越ながらルーキー賞を頂戴した。

ピリカさんを北海道在住としたのはピリカ(アイヌ語で美しい)というお名前からだ。60代としたのはパステル調のアイコンがなぜか膝を抱えたおばあさんに見えたからだ。よくみると二人の子供を抱えたお母さんではないか。

グランプリ作品を書き終えて、あらためてピリカさんのnoteを読みにいくと、バリバリのキャリアウーマンとか書いてある。戌亥さんとラジオもやってらっしゃるらしいので聴いてみると、看板に偽りないバリバリのキャリアウーマンだ。しかも九州人だ。思い込みは怖いのである。

私はピリカさんのことを誤解しまくったのに、ピリカさんは個性学というパーソナリティ診断が得意で、文章のパターンからでも一定の傾向がわかるらしい。noteの記事を通じて私のことも丸裸にされてしまう。

ずるい。


ピリカさんとピリカグランプリ2022を応援しています。


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