みなさん、はじめまして。カチケンの平山です。
記事を見ていただきありがとうございます。
この記事にたどりついた方は、今も看護師として働いていて職場に困っていたり、これから看護師になる方も多いのではないでしょうか？

私たちは「看護師の職場選びを変えたい！」という思いで活動をしているカチケンという東北大学の研究チームです。

初のnote投稿になりますので、今回はプロジェクトの発起人である平山から、私たちのこれまでの活動やメンバー紹介をさせていただきます！

私たちが活動している理由「看護師が自分に合った職場で働けるように」

私たち「カチケン」のメンバーは、ほとんどが看護師経験を持つ大学院生と教員です。

これまでに、職場と合わずに転職していく看護師さんがいる一方で、その人に合った職場をみつけて生き生きと働いている看護師さんを見てきました。

そうした経験から、「すべての看護師が自分に合った職場で働ける」ようにしていきたいという思いで、日々研究をしています。

しかし、研究をしているだけでは世の中を変えることはできないという思いから、研究成果の実装を目的にしたサービスの開発にも取り組んでいます。

noteでは、看護師の働く環境や看護管理に関する研究の紹介を中心に、私たちが行っている取り組みも発信していきたいと思います。

今回はこれまでの活動の紹介やチームメンバーの紹介から始めたいと思います。ぜひフォローや、お気に入りの記事がありましたらスキ！をお願いします！

カチケンのこれまでの活動

①看護師のメンタルヘルスに関する取り組み

私たちの活動は2021年から始まりました。
当初は「明日仕事に行きたくない人の心を楽にする」ことを目標に、メンタルヘルスに特化した解決策を考えていました。

これは私自身が「仕事に行きたくないな」と思う時期に、出勤前に吐き気があったり、同僚にハゲを指摘されたりしたのですが…
周りの同僚も似たような状況で頑張っていたという経験から、強い問題意識を持っていました。（みなさんも経験ありますか？）

看護師の仕事は「感情労働」という側面があり、避けることが難しいストレスも多くあります。

精神看護を専門とするメンバーやがん看護CNSを目指すメンバーとともに話し合いを重ねて、適切なストレス対処法を学ぶことによって、ストレスが軽減できるのではないかと考えていました。

この時のアイデアは東北大学のビジネスコンテストで賞をいただくことができました。しかし、色々なアドバイスもらった結果、対症療法的なストレスへの対処ではなく、根本的な解決を目指すために別の方向性で動くことになりました。

②明らかになった職場選びに関する看護師の困りごと

改めて、看護師が具体的にどのようなことにストレスを感じているのかをインタビューやアンケートで調べてみました。

すると、看護師のストレスの原因は人手不足で仕事が多くなっていることだったり、人間関係の問題が大きいということが分かりました。

そこで、私たちはその人に合う職場を根拠を持って提案することができれば、人手不足の問題の解決の一助になるのではないかと考えています。

そして、人材が定着することと同じくらい、「違う所で働きたい方に良い職場を提案すること」や「人手が欲しい時に良い人材が見つかること」も大切だと思います。

また、人間関係の問題は簡単に解決できるものではありませんが、その点も現在議論をしている所です。

現在、私たちは看護師の持つ価値観や、満足度、働く意欲が職場とどのように関係するかなどの研究をしています。

カチケンのメンバー紹介

私たちは教員１名と大学院生９名で活動しています。

東北大学医学系研究科（星陵キャンパス）を拠点として活動を行っています。仙台市にあるコワーキングスペースのenspaceさんや、東北大学青葉山キャンパスにある青葉山ガレージにもお世話になっています。

それぞれのメンバーについて詳しく紹介する記事も後ほど書きたいと思います。

初期メンバー

平山英幸
所属：東北大学　緩和ケア看護学分野　博士２年
看護師。プロジェクト発起人

籭（とおし）恵太
所属：東北大学　精神看護学分野　博士２年
看護師。総合病院、精神専門病院での臨床経験
平山の大学時代からの同期です

髙橋美樹
所属：国立がん研究センター東病院（看護師）
看護師。緩和ケア看護学分野の卒業生（がん看護CNSコース）

2022年加入

原ゆかり
所属：東北大学　公衆衛生看希護学分野　助教
看護師。看護師の離職や、看護管理が専門

菊池里美
所属：東北大学　緩和ケア看護学分野　修士２年
看護師。アロマテラピーに関するプロジェクトも運営

下川大輝
所属：東北大学　画像診断学分野　博士３年
AIエンジニアもできる診療放射線技師

2023年加入

内田彩希
所属：東北大学　公衆衛生看護学分野　修士1年（保健師養成コース）
看護師。起業に関しても勉強中

小林冴
所属：東北大学　教育学研究科　修士1年（臨床心理学コース）
労働者のメンタルヘルスに興味あり

青木千佳
所属：東北大学　緩和ケア看護学分野　修士1年（がん看護CNSコース）
看護師。自身も転職経験があり、課題に共感

柏田祐樹
所属：東北大学　画像診断学分野　博士１年
エンジニア

現在はこの10名で活動をしています。
それぞれ専門の違うメンバーですが、看護師が抱える課題の解決という同じ目標に向かって取り組んでいます。

今後の発信について

今後の発信では、私たちの取り組みに関連する研究など学術的な情報や、どのような考え方（手法）でプロジェクトを進めてきたのかをお伝えしていきます。

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