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表現者との溝

非常事態宣言後、毎週土曜日はSAKANATRIBEで一人トランス状態になっている。
今日も飛んではねて熱唱していたワケだけど、ファンのみんなの手を見ていると大体2つに分かれているんだなと思った。

👆(人差し指を立てるパターン)と🖐(手の平を下に向けて招き猫のパターン)がほぼだと思う。
ちなみに私は、人差し指を立てるほうの人。

LIVE中はアーティストが奏でる音に全身を委ねているので、指をどうしているとか本人たちは何も気にしていないだろうし、あるがままの状態だと思う。
だけど、手の平を下にし仰ぐ招き猫スタイルは、本能でアーティストと自分の距離を縮めようとしているんじゃないかと思う。

決して埋まることのない溝を。

だけど、アーティストの手(🖐手の平を上に向け自身に招く感じ)はみんなをこっちに来いよ!と言わんばかりの仕草で鼓舞している。(実際には拳を握ろうとした仕草)

アーティストがファンを呼び、ファンはアーティストを呼ぶ。

抗いようのない溝がそこにはある。

表現者と言われる人々は、平凡な人には持ち得ない超越した感性を持っていると思う。
平凡である人々は、表現者たちが見る景色をみたく取り巻き、近づこうとする。
そんなことしたって、みれるはずもないのに。

表現者は、孤独でありながら時にはその辛さに耐え、この世界に革新を産み出し続けてきた。
近づきたくても近づけない。夢や憧れの先にいた表現者たち。私たちは、その姿に歓喜し追いかけ今日も踊り狂うだろう。

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