OLにっき

保湿はかかさず肌感覚

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最近の記事

25歳OLと七夕

「たしかにあれがみんな星だと、いつか雑誌で読んだのでしたが、このごろはジョバンニはまるで毎日教室でもねむく、(略)なんだかどんなこともよくわからないという気持ちがするのでした」 そんな「銀河鉄道の夜」の冒頭が思い出されるほど、このところ毎日眠い。後ろから重たいヴェールをかぶせられてるみたいな感じで、朝の電車で寝て、1時間の昼休みは簡単にご飯を食べたらあとはめいっぱいまで爆睡しちゃっている。今度予定している自費出版のために、朝と夜ひたすら文章を書いたり消したりしていたからかも

    • 25歳OLと夜ご飯

      いつも会社から帰る電車の中で、今夜食べたいもののことを考えている。 今日脳内に浮かんだのは、スパニッシュオムレツ、れたしゃぶ、ハンバーグ、そして肉じゃが。 うわーどれも食べたーいどうすっかぁって思いながら車窓を眺めると外はまだ明るい。ちゃんと空は青く、7月が連れてきた白い雲はおっこちそうに重たげだ。 そんな平凡ですてきな景色が水曜日にみれちゃう初夏って、最高だな。 ああほんとにうれしい。わたし、夏、うれしいよ。 うれしさとは別の話で、夏服はない。衣替えが、めんどうくさくてで

      • 全然もっとちゃんと生きれるなっていつも思ってるよ!

        昼休み、コンビニのおにぎりのごみを捨てて仕事場へ戻る道すがら、ポカポカした日差しと北風の中で聴いた、神経をそっとなでて流れるニールヤング。 残業を終えて最寄駅のホームに降りた時に、電車の屋根の上に三日月が見えて、その瞬間にイヤホンから聴こえていた高円寺のシンガーソングライターの曲。 家に帰りヒートテックにモコモコズボン姿で毛布をかぶり、すっすっと文字を打ちこむスマホから鳴ってる椎名林檎の「○地点から」。 かな。今日1日で印象に残った場面と音楽!   ♢ ♢ ♢

        • あたしの1番いいときはいつかしら

          今年いっぱいでヴィレヴァンギャルちゃんまで退職することになってしまい、とうとう本格的に、同世代の女のコは後輩だけになってしまった(まだここ来て1年経ったとこだよ?!)。 それが原因というわけじゃないけれど、かなりこの頃は元気が尽きてきている。もう無印で買ったばかりのやわらかい敷マットと毛布にはさまれてかいこになりたい。。。 と、そんなことを本気で思うような中で、ちょっとだけすてきなことがあった。 全然大きなことじゃないけど、たとえるなら誕生日パーティの後の床に一粒だけころが

        25歳OLと七夕

          出くわした よごれた十字路にシャボン玉

          高校時代の男友達と久しぶりに会った。 上野の居酒屋でもつ鍋を食べながら近況報告をして、アメ横へ出る。 アメ横、とってもカオスだったなぁ。これがアジアの夜!って感じで、コロナ対策なのか屋台風に外で飲めるように通りにテーブルを出してるお店が増えていて、どこの卓も酒気帯びた大人たちでいっぱいだった。おばちゃまが叩き売り風に声を張り上げている店先に並んでいたのは果物とかじゃなく、"豚の顔"なる茶色い肉厚のものだった。せんちひ(千と千尋)みたいだった。 人混みすごいねー!笑と進んでい

          出くわした よごれた十字路にシャボン玉

          ノベンバー・ナイト・ステップ

          Netflixで「ボクたちはみんな大人になれなかった」を観て私を思い出した、会いたいとLINEをくれた友達がいた。 LINEを見たのは帰り道。私は同期会という名で仕事場の二つ下の子達と飲み会をして帰るところで、駅に向かう途中、すごく物寂しい気分だった。空き缶があったらすかーんとけっとばしているところだ。月があったら吠えてるところだ。かわいらしいしにぎやかだね、と思えどやっぱりどーしてもタイプの異なる子たちとテーブルにつき、ちゃんとしたお姉さんぽくいなくちゃと平和な表情を浮かべ

          ノベンバー・ナイト・ステップ

          しらふで秋の中にいるよ

          2021/10/某日 日常は、お惣菜みたいな色をしてるな。。。 と、朝駅を降りて仕事場に着くまでの道とか、ふと仕事中に窓の外を眺めては、昨日もおとといも一年前から変わらない見慣れた景色をおもったりした。 朝来たらもう日が暮れていて、日々が巻きで進むうちに人生も消化されてゆくような感じがして焦るので、とりあえず流されないように、よく立ち止まっている。 それはけっして仕事場の人間になりきれていないようで面倒でもあるのだけれど、私はきっと、この最後の意地を手放したらおわりである

          しらふで秋の中にいるよ

          割れたハートを捨てよ、そしてハートへ

          2021/10/某日 支店でのお当番日。 それまでのどんな私のユーウツをも打ち破る、主婦のミヤギさんと喋りまくった。 主に恋バナ。もはや仕事の手を止めて恋バナ。ヤマトさんが集荷に入ってこられてる時も恋バナ(ちょうど一番白熱していた)。大好きな人にふられるってつらかった、とか、ミヤギさんは過去の失恋の後遊びすぎちゃった、とか、旦那さんとのなれそめなど色々話した。 ミヤギさんは、お会いするごとにどんどんあっけらかんとした感じが増している気がする。この日も支店に大きなクモが出て

          割れたハートを捨てよ、そしてハートへ

          歌って すべてのクズ共のために

          2021/10/8(金) 仕事帰りやなせ先輩と仏のパイセンと、居酒屋の外にあるカウンターに並んで飲んだ。 夜風に当たりながら、美味しいつくねやレバーを食べて怒涛のお喋り。 楽しすぎた。あっという間に時間が経ってしまった。 やなせ先輩が、「今日このメンツになった経緯はね、」と元々彼女が私を飲みに誘おうと思ってくれていたことを教えてくれた。 それで仏のパイセンに 「そういえば〇〇ちゃん(私)に退職すること伝えた?」 と連絡を取って、パイセンも私との前のランチで話し足りなかった

          歌って すべてのクズ共のために

          私はずっとプリズム的なものが好きだな

          仕事帰り、ステージに満月の浮かぶ『青山月見ル君想フ』に、応援しているシンガーソングライターのライブを観に行った。 すっごい良かったな、、 たった三年ほどで、両手で収まるくらいの数のライブしか見たことがないけれど、あぁ変わられたんだなぁと思った。 もちろん素敵な意味で。 はじめてライブを見たのは、高円寺の駅近のアーケード内?にある「無力無善寺」というライブハウスだった。 その時のことはかなりショーゲキ的に覚えている。 壁には何かのコトバが手書きで書かれた紙やお人形が所狭しと

          私はずっとプリズム的なものが好きだな

          体が二つあったなら あっちでシャンパン こっちでビール

          なんと、、、ビートルズのパイセンと仏の先輩に飲みに誘われた、、、!!! 仕事を早めに終わらせて帰りの支度をしていたら、突然ビートルズのパイセンから声をかけられたのだ。 「〇〇さんこの後予定なかったらなんだけど」と、けっこうな早口で。 メンバーは、正確にはその二人と受電グループのおじさま社員。もう一人を加えて四人で飲むつもりが急遽その人が来れなくなってしまい、お呼びがかかったようだ。 それを包み隠さずに言うパイセン。笑 あら、なんだぁ、と一瞬思ったけれどやっぱり嬉しかったな

          体が二つあったなら あっちでシャンパン こっちでビール

          OLにも届く木星の光

          昨日の夜、というより最近あまり眠れないので寝不足の頭痛と、いつもよりもちょっと強い月曜日のナーバスで"ああ一歩歩くごとに労働の一週間に吸いこまれる、、、"と足取りが重かったのだけれど、仕事場に着いたらすぐに上司に話しかけて、パイセンに話しかけて、気分よりなにより先手を打った。 それが功を奏したのかパイセンからも今日は沢山話しかけてくれて、けっこう喋った。うれしかった。心なしか私の名前が軽やかに呼ばれるようになった気もする。うむ。これからももっと喋りたい。 普通に働いて、ザン

          OLにも届く木星の光

          マイ・サンデイ・ナイト・ルーティン

          今日はただ一言。。。 明日仕事かーーーー。 ずっと休みならいいのに!!! 【追記】 ふと思い立って、ベッドの中でNEWSの「恋を知らない君へ」の生歌動画を観た。 増田さんの歌声がとてもスイートなことを発見。何度も何度もこの曲を繰り返し聴いたおかげで、月曜前夜のOL、いやただのしがないオンナの曇った心は、いつの間にかとっても癒されました。 今はあまい気持ちです。 やすらかに眠れそう、ありがとう増田さん。

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          台風の後を透明で渡れ

          遅く起きて、昨夜に台風が吹き荒らした街へ出た。 道の真ん中は風が通った後みたいにがらんとしていて(ひっそりと犬夜叉の"風のキズ!!!"を思い出した。犬夜叉は私の初恋)、傾斜のついた端っこに、空き缶やデカビタドリンクのごつめの瓶がごろりと転がっているのを見かけた。 今はポイ捨てに厳しいし、道にあったゴミ箱さえ撤去されたりして街が綺麗めだから、最近ではなかなか見られないちょっと懐かしい光景だった。 一昨年、同じようにこのくらいの季節に台風が来たことを思い出す。 あの時はまだバイ

          台風の後を透明で渡れ

          インスタで君の街の海を見ている

          読んだ本の中にとある中東の国が出てきた。 今もその周辺は情勢が乱れているし、なんなら私の幼い頃からショッキングなニュースが報道されていたのを覚えているから、どことなく"アブナイ地域"とぼんやりインプットされていた場所。大学でひとりこの国の宗教の講義をとってからやっと、彼らにとって大切な信心とか、同じように街があり暮らしがあることを知った。 ふと、今はどんなふうになっているんだろうと気になって、Instagramを開いた。 ボーダー無く地球上のナウを見たいとき、けっこう私的に

          インスタで君の街の海を見ている

          飲み屋で「ラフ・メイカー」が聴こえた

          今日、仕事楽しかった。 上司とパイセンと三人で、エントランスの模様替えのことを考えたりした。 アイデアをだし合う時に、頭脳派のパイセンは上司を「何そのファンタジスタな考え方」と言わしめていたし、その上司は色々凝るのにへんなところをとても面倒くさがっていた。私はそこにいて、パイセンのふっくらした耳や頬をちらっと見たり、上司がとにかくジョーダンを言うのに笑ったり、笑うことが幸せでなんとなく"これ以上はストップ"と謎のブレーキがかかって、マスクの中で口をクッとゆがめてひっかかったよ

          飲み屋で「ラフ・メイカー」が聴こえた