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21卒・コロナ禍の就活生から5つのメッセージ ~内定ゼロからSONY内定までの軌跡を辿って~

0章:はじめに、目次

ずっとずっと書いてみたかった、このテーマ。なぜなら、私にとって2020年の最大の出来事と学びであり、他の人にとっても何かの行動へのヒントにも繋がるのでは?と思っていたからです。

このnoteを読んで、「22卒やコロナ禍で就活に悩み・苦しむ人達、やりたいことの見つけ方がわからない人達」にとって「次とるべき行動や道筋を明確化、エネルギーや希望を与えられる」ことに繋がれば嬉しいです!

早速、本題に入りますよ!目次はこの通り↓

1章:自己紹介

私自身についての概要はざっくばらんにこんな感じ!

■大学
神奈川県の公立大学、経営学科
■学業
経営管理論(今は起業家人材論)」を学ぶ芦澤ゼミに所属
産学官連携のプロジェクトや国際会議での代表者プレゼンを経験
■その他、活動
ドイツに1カ月の国際ボランティア(環境整備)、カナダに8カ月の留学(ベジタリアン研究)
→ドイツで7ヵ国の人達と共同生活する中で「食の多様性」に興味関心を持ち、さらに学びを深めたいと思い、カナダへ8か月間大学のプログラムで留学していました。ブログを書いたりしていました🖊
テニスを中高と部活でガッツリ。大学ではほどほどに。
■進路
ソニー株式会社から内定。2021年春に行われる組織編制の関係から、配属として半導体を扱うソニー・セミコンダクタ・ソリューションズ株式会社に「経営管理職」として配属
*ちなみにソニーは全採用で「職種別」を行っているので気になる方はコチラへ。

振り返ってみれば、“成長”や”視野を広げる”ことに積極的に取り組んでいた学生だったかな、と思います。後に書きますが、ゼミ活動の産学官連携プロジェクトで「テクノロジー×農業」を実践する企業で、この企業との出会いが後に就職の軸となっていきました。そのため、学生時代の経験の質や量は直接的に就職活動に大きく影響するものになると思います!

2章:就活の流れ
2章ー1:就活の流れ(前半戦)

2019年にカナダ留学から帰国し、日本での就活を本格化したのは2020年1月。ですが、カナダ留学中の2019年11月にアメリカ・ボストンで行われる、バイリンガル向けの就活イベント「ボストン・キャリアフォーラム」に参加するため自己分析などは2019年6月頃から行っていました。

そのため、ボストンに向けて準備~内定まで苦しんだ期間はこんな感じ↓

就活_前半戦

*細かい字が見えない方は、コチラからご確認ください!(以下に出てくる全ての図をまとめて載せてあります)

7月末、大学の先生にZOOMで相談した際に、画面を見ただけで涙が止まらない&過呼吸状態に
→「就職活動の一旦休止」と「カウンセリングの受講」を提案される。
この時に初めて、休んでいいんだと気づき、8月丸々はお休みをとることに。

,,,と、書いている中でも、胸の奥がきゅーと掴まれていて苦しく、先が真っ暗な世界が戻ってきました。本当に前半戦は、いい結果が無くさらにメンタル面もエグられ本当に本当に辛かった。

ここからは後半戦。

2章ー1:就活の流れ(後半戦)

画像8

*細かい字が見えない方は、コチラからご確認ください!

通算、約50社受けて、1社内定という結果。
勝率は悪いかもしれませんが、入社するのは1社であり、「納得内定」を目指していたので
自分では大大大満足の結果となりました!!

ここに辿り着くまでがほんとーに長かった...ここからは、「結果・成果」を出せた「勝因」について5つをまとめて書いていきます🖊

3章:5つのメッセージ
3章ー1:「休むこと」の重要性から「就活の捉え方」について

メンタル面の落ち込み回復を図るために、カウンセリングの方や両親と話し合い、8月は1カ月まるまるお休みをしました。

ここで、1カ月休むにあたって決めていたのは
・8月末には「21卒」「22卒」「大学院進」など様々な選択肢の中から、決断をする
また、両親と約束したのは
・規則正しい生活 (7:00起床~24:00までに就寝)をすること
それ以外には、決まりをつけず
・就活を終えた同期、就活した先輩、留学生仲間、仲良くしてくれる社会人とface to faceで会う
ことをメインとして、BBQ,花火をしたり映画をみたり、夏っぽいことを楽しみました。

ここで大きな気づきがありました。

「Face to faceで人と会うことで、感じる温もり」。

そして、「人生楽しそう!」と気づく

4月に緊急事態宣言が発令されたことを皮切りに、私は約4か月間、両親+3~4人以外とface to faceで話すことをしていなかったことに気づきました。←8月に休むまで気づかなかった...

私は家族が大好きで、両親にも苦しいことをしっかり伝えられていましたが、このコロナ禍独特の就活事情(全ての活動がオンライン化、10時間近くPCと向き合う日々)、就活経験の無い両親の理解制限(両親共に理系で、企業には推薦で入社しているため、ガクチカ?何それというレベル)の状況では、自分の苦しい状況を把握して和らげることは相当困難でした。

ですが、8月には緊急事態宣言も解除されていたため、上述したような色んな人にface to face で会いました。一緒にご飯を食べながら、何時間も話を聞いてくれて....全員が就活経験者だったため、自分の苦しい状況を理解してくれました。人と対面で話すことで、抱えていた苦しさが段々と和らいできて、きっと大丈夫。という感覚が自然に湧いてきました。

また、この期間に色んな人に会いました。参考までに手段と経緯については以下↓

・大学OBで、面白そうだと思った社会人にメッセージ。社会人BBQに呼んでもらう
・バイト先で就活終えた先輩にメッセージ。ご飯に行って相談受けてもらう
・Facebookで見つけて、面白い活動(グラレコ)をしている大学のOGにメッセージ。グラレコをしてもらうと同時に、次の日にはご飯の約束。さらにOGが住む留学生のシェアハウスに招待してもらう。
・友達が誘ってくれた社会人が沢山集う、情報のインプット/アウトプットを学ぶオンラインコミュニティに参加

そこでは、

・就職浪人をして、納得いく成果を出した先輩
・留学経験者のコミュニティハウスにお邪魔した時、ほとんどの皆さんが大学を5年くらいかけて卒業していた人
・26歳から本格的に、働き始めた人
・ベンチャーを1年で辞めて、大企業に就職した人。就活終了が4年の2月だった人
・色んな業種・企業の社会人を集って、シェアハウスをして夏を謳歌している人

ほんっとーに、色んな人がいました!!笑
そして、気づいたんです。

「選択肢って沢山あるんだ」「そうだ、私まだまだやれる」

「こんなに人生楽しんでいる人いるんだから、私も楽しみたい!!」と。

就活だけに集中しすぎて、企業で人生が決まると思っていた自分。楽しい世界や未来への希望を忘れている自分。から完全に開放されたのです。

これは大きな大きなことで、私の行動へのエネルギーになりました。

そして、色々と自分で考えた結果、「21卒・22卒」の同時並行で12月まで就活をもう一度、やってみることを決断しました。

3章ー2:「目的」と「手段」の理解

「就活を通して、一番の学びは何?」と聞かれたら、真っ先に「”目的”と”手段”の理解したこと」を私は挙げます!

前半の就活スタイルでは、「ガクチカ,強み, 自己PRの内容をどうするか」「ESの書き方」「業界の選び方」「自己分析のやり方」「志望動機をオリジナルにしなきゃ」などに固執して、1日の時間の大半を使っていました。

ですが、就活のメンターさんに相談した時に、これは全て「 ”手段” でありその先の ”目的” が無い」と強くアドバイスを受けました。
「まずは仕事で成し遂げたいこと(目的)を定めないといくら手段を磨いても、意味がないこと」にやっと気づきました。

どういうこと?という方のために以下の写真が参考になります。

ロジック図

就活前半の私が力を入れていた部分は、写真の中の②~⑥にあたる部分をより具体化するための作業。つまり、「手段」や「手段を見つけるために取り組むこと」でした。

ですが、この先の①の夢にあたる「目的」が定まっていないと、全く一貫性の無い、さらには超・超非効率的な就活をして、結果、成果が全く出ないのです。

就活メンターさんは、初回の面談で私には「目的」と「手段」の理解不足を見破りました。その後のコーチングでは、まず1カ月程度かけて、「仕事を通して実現したい”目的”」を明確化に定義するために、自己分析をやり始めました。

この「仕事を通して実現したい”目的”」をどう炙りだすかを、次に書いていきます!

3章ー3:「やりたいこと」「目的」の炙り出し方

就活中、OB訪問や面接でよく聞かれて苦しかった言葉があります。それは...

「人生をかけて成し遂げたいことは何?」「やりたいことは何?」

「うぅ...そんなことわからない、無いよ...」と就活前半の私はずっと悩み、胸がとてもとても苦しかったこと今でも鮮明に覚えてます...

でも、就活メンターさんとの相談の中で、
「やりたいことは何?」=「仕事を通して実現したこと」つまり、”目的”
を聞いている
、ということを教えてもらいました。

これを見つけるにあたっては、私は以下3つのフローを繰り返すことで納得したものを導き出すことが出来ました。

目的の出し方

私は、21卒の就活は12月までと決めていたので、9月丸々1カ月かけて(1)~(3)をひたすら行い、目的を定めました。それが以下↓

目的*テクノロジーの力で生活の可能性を広げ、未来のあたり前を創り出し、心を動かす
(原体験)
→コロナ禍でデジタルやテクノロジーの力が未来の当たり前を創り出すことにワクワク感を感じたこと
→ゼミ活動でテクノロジーの力で新しい産業様式(農業×テクノロジー)を創り出すことを目の当たりにしてワクワクし、自分も創り出す側に回ってみたいと思ったこと

就活前半では「食」をテーマにしていたのですが、コロナによる影響から「テクノロジー」の力を実感し、自分の価値観が変わっていることに自己分析をしていく中で気づきました。
(1)ではこうした、「ワクワクする対象の違い、価値観の変遷」を丁寧に切り取って「目的」を定めていくことが大切です。


そして、(3)も非常に重要なポイントです。
私の個人的な意見ですが、就活生同士や就活経験はあるが1度限りの人との深堀りのし合いは「個人の価値観に固執」「どう掘ればいいかわからない」に繋がると思います。

何百人、何千人もの自己分析を担当してきた人であれば、色んな視点や切り口。更にはどう掘れば本質を導き出せるかを熟知しているので、私個人の意見としてはプロに頼むのがおすすめです!
Mathcerなどで「人事」と検索したり、就活メンターに頼むなど。

深堀りをしてもらい、なぜ?を客観的に見てもらい、他人にも理解してもらい、論理的に説明できるようにしてください。

さて、ここまで「目的」を出す作業が一番大変かつ時間がかかります...でも、ここが決まれば後は、企業の目的と自分の目的が一致しているか、それを実現できる「業界」「企業」「挑戦したいこと」「自分の強み」を”手段”として捉えて、ESや面接に落とし込むのみです!!

私の目的を実現できる業界は「電気メーカーやIT企業(ざっくり)」だったので、SONY/Panasonic/NEC/富士通、さらにIT業界はベンチャーから大企業まで沢山見ていました。こんな感じ↓

画像5

就活進行まるわかり表

そして、目的からSONYに至った経緯はこんな感じです↓ 

ロジック図_ソニー

これを活用しながら「ES/面接での想定問答」を作成し、論理的かつ一貫性を持ちまとめることが出来ました。本当に、本当にオススメです✨

3章ー4:「就活以外の活動」を充実化させ、自分を客観視。人脈広げる。


就活前半では「就活」以外の活動を全ストップしていました。しかし、8月に休んだことで得た「就活とは違い活動を挟むこと」で自分を客観的に見つめることができることを活かし、就活後半戦では就活以外の様々な活動に積極的に取り組みました。

・社会人のシェアハウスにお邪魔する
・国際会議での発表
・情報のインプット/アウトプットを学ぶオンラインコミュニティへの参加
・関心のある「ウェルビーイング」のオンラインコミュニティ運営
...etc

「興味のあるもの(英語力/アウトプット力向上)」「社会人と繋がりを持てるもの」を目的として、取り組んでいきました!
タイムマネジメントはとても大変でしたが、社会人と多くの繋がりを持つことで仕事に対する自分の価値観が具体的になったり、息抜きとして楽しむ時間が増えたり....


さらには、内定先企業となるSONY社員の方々と偶然にも沢山知り合いができ(夏に大学OBに招待してもらった社会人BBQで出会った人、Macherでソニーと検索して出会った人)、仲良くなったことで面接対策に尽力して頂けたり....

今、振り返ると「就活以外の活動」が自分の活動エネルギー・空白を生める楽しみ・人との縁を創り出し、就活でも成果に繋がったと考えました。

そのため、就活生の皆さんも「就活だけ」の期間にせず、興味あるものや社会人との繋がりを創り出せる「就活以外の活動」を充実させることをオススメします!!

3章ー5:「自分で考え、意見を持つこと」

就活前半の私は「色んな人に話聞きまくり、ESの文章を作成してもらったり、自分で考えられていない状態」でした。ある企業の面接中に「角さんの素が見えない」「それほんと?」と言われるほど....

そうなんです、他の人に考えてもらったガクチカ・自己PRの言葉を鵜呑みにしてそのまま書いたり、話したりしていました。

ここを大きな敗因だと考えた私は、就活後半では他人からアドバイスを貰った後に、必ず「自分で考える時間」を設けていました。さらに、自分で腹落ちする言葉・エピソードで難しい言葉は使わずに、ES作成や面接をしました。結果、面接中は自分の言葉で自信と根拠を持ち、話すことが出来ました。

すると、ソニーの最後面接後に頂いたFBでは「角さんの努力した姿が鮮明に伝わってきまて、会社にも大きく貢献してくれると思い、是非一緒に働きたいです。」と言っていただけるまでになりました。

相手に自分を伝えるためには、自分でしっかり考え腹落ちする言葉を使っていくことの重要性を学びました。

是非、皆さんも、自己分析・ES作成・面接では「自分で考え、決め、腹落ちする言葉を選んで」臨んでいってください。

4章:終わりに

皆さん、ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

最後に、私の就活経験から就活総まとめ・流れのフローを掲載します!
是非、参考にしてみてください(^^)/

就活総まとめ図

こちらは私が所属するオンラインサロンメンバーの【佐藤 彰悟|北海道の複業人事】さんの就活総括の図を引用、参考にして作成しました。佐藤さん、ご提供頂きありがとうございました!佐藤さんのTwitter非常に就活生にとって参考になるので訪ねて見てください。

就活は本当に本当に本当に苦しいですよね。私も約50社に落ち、自己効力感は0。うつ状態になりました。自分なんて社会で必要とされてないのかな?生きる意味って何だろう...とまで考えるほどに...。

ですが、人それぞれ個性を発揮できる場所は必ずあります!
つまずいているのは、前に進んでいる証拠です!!←Niziuの歌詞の一部、胸にささった...


沈んだ後、必ず人間は立ち直ります!!!

私は今、自分の目的に沿った企業からご縁を頂き、さらに入社前から同期や先輩方と交流する中で価値観が合い、本当にこの会社に出会えて良かったと心の底から思っています。

これも、色んな業種・企業を見てきて自分の目的・価値観を知ることができたからです。


辛い道のりは、必ず未来に繋がっています!!

そして、私の5つのメッセージが、みなさんの行動を少しでも前に進める力になれば大変嬉しいです!

皆さんにとって納得のいく成果を得られる就活になることを、心から応援しています。

*最近、Matcherというサービスを初めて就活生の相談にも乗っているので、何か少しでも不安やお力になれることがあれば、連絡してください!(角あゆみ又はソニーで検索)
辛い経験をした分、みなさんのお力になりたいです!

*記事に出てくる図の細かい字が見えない方は、コチラからご確認ください。(記事に出てくる全ての図をまとめて載せてあり、クリアに見れます)

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