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PENTAXのカスタムイメージ「クロスプロセス」を使ってみる

昨日久々にPENTAXを使ったので勢いでクロスプロセスの話をします。

カスタムイメージについて以前書いた記事もありますのでお時間のある時にでも。

そもそもクロスプロセスってなに?

クロス現像(クロスげんぞう)、クロスプロセス(英語: Cross processing, 略称英語: Xpro)は、銀塩写真フィルム(銀塩写真・写真フィルムを参照)、特にカラーのそれの処理において、リバーサルフィルムをネガ現像の工程で、あるいはネガフィルムをリバーサル現像の工程で現像する方法である。色合いやコントラストに本来と異なる像が現れることを意図する手法である。Wikipedia引用

…………私はフィルム現像の経験がないのでピンと来ないのですが、要は通常と異なる現像方法を行うことで正確ではない色を出す、ということでしょう。多分。さらにこれの仕上がりは変則的、つまりガチャです。どんな色が出るかは現像してみないとわからない、と。現像でそれをやるのはなかなか勇気のいる行為なのではないでしょうか。

実際に使ってみよう

PENTAXのクロスプロセスはそれをデジタルで再現しています。
あまり使ったことがない人も多いんじゃないかなと思う機能の一つだと思います。実際の画面をみてみましょう。

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まずは「ナチュラル」で撮った写真です。ホワイトバランスはマルチオートで、これがプレーンな色とします。

ここからカメラ内RAW現像をしていきます。

IMG_7590のコピー

カスタムイメージをクロスプロセスに設定します。

IMG_7591のコピー

クロスプロセスを選ぶと横にいくつかアイコンが並んでいます。
左からシャッフル、プリセット1、2、3、お気に入り登録1、2、3、となっています。

まずはプリセットを1から選んでみます。

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IMGP9896のコピー

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IMGP9897のコピー

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IMGP9898のコピー

プリセット3なんかはかなりサイケな色になっていますね。

次にシャッフルを選んでみます。シャッフルを選ぶたびに色が変わります。GIF動画にしてみましたが伝わるでしょうか。

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このようにどんな色になるかわからないモードがクロスプロセスのシャッフルです。また、クロスプロセスは写真の明るさ(カスタムイメージ内の言葉でいうと”キー”)もランダムで変化します。

「え、じゃあ気に入った色が出ても二度とその色にはならないの…?」

と思う方もいらっしゃるかと思います。
ご安心ください。そんな方のために”お気に入り登録”があります。気に入ったクロスプロセスの結果を3つまでお気に入りに登録することができます。

登録は簡単で、気に入った色になった写真のメニューを開き、このアイコンを選ぶだけ。

IMG_7595のコピー

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どこに登録しますか?と聞かれるので好きなところに登録してしまえば、次からその色を使えますし、RAWで撮っておけばカメラ内現像でその色にすることができます。
何度もシャッフルで色を変えて自分好みの色をぜひ見つけてみてください。

以上がクロスプロセスの使い方となります。
PENTAXを使っていてもクロスプロセスをよく使っている人はあまり見かけないですがハマると良い画になります。昨日も思いましたがオールドレンズとの相性が特に良いと思います。

撮って出し-9591

撮って出し-9680

私が使うと居心地の悪い白昼夢のような写真になります。ちなみに私はお気に入り登録を1つ使っていて、それとホワイトバランスを大きく崩すことで色を作っています。

PENTAXはオールドレンズを使えるし、現行のエントリーモデルもお買い求めしやすく、中古も多く出回っています。あまり知られていないかもですが、電子接点の無いオールドレンズを使っているときに、カメラがその時の絞り値とISO感度からシャッタースピードを設定してくれる機能もありますのでお手軽にレンズ遊びができます。

オールドレンズの描写がエモい!と思う方にはぜひ一度PENTAXを使ってみてもらいたいです。光学ファインダーを覗く楽しさが、シャッターを切る楽しさが一眼レフカメラにはあります。

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