【読書術】まとめてみた-メンタリストDaiGo「心理分析してみた!」
放送名:【超速読術】本当に使える3つの速読テクニックとは
読書スピードを決定する因子
読書スピードは遺伝子で概ね決まることが分かっている。
・文字の認識力:遺伝子の影響が33%
・単語の意味の理解力:遺伝子が50% 環境が50%
・読書スピード:遺伝子の影響が75%
努力で改善できる速読の要素
遺伝子ではなく自分の努力で速読のスキルを上げるためには、以下の2つのスキルが重要となる。
1.スキミング:自分にとって重要となる部分を素早く見つける能力
2.文章力:文章を組み立てる能力
上記2つの要素を鍛えるには読解練習=読書量を増やすしかない。
読書に集中するための3つのテクニック
速読スキルを鍛えるためには一定以上の読書量が必要となるが、それを実現するには、読書に集中する必要がある。ここでは読書に集中するための具体的な方法が3つ紹介されている。
1.スキミング
自分にとって重要となる部分に意識を向けながら読む。具体的には以下のように進める。
目次や各章を確認し、以下の要素が含まれるページに付箋を貼る
・各キャプチャごとの結論はどこか?
・メインテーマはどこか?
・分からない単語はあるか?
・自分にとって重要なものはどこか?
上記で付箋を貼った部位を意識しながらさらに読み込んでいく。
事前に重要な箇所をスキミングしておくことで、注意深く読むべきポイントがわかるため、より集中して読むことができる。
2.パーソナルレリバレンス
日本語では「自分ごと」と訳されるテクニック。本と自分の関連性に注目して読むことで、情報に対する認識の優先度を高めることができる。具体的には以下の3点について読書前に考え、読書中にも意識する。
1.動機の確認:この本から学びたい事は何か?
2.人物像との相関性:この本を読む人の一般的な人物像と自分との間に共通点はあるか?
3.人生への影響:この本を読了したことで人生にどう影響するか?
3.キュリオシティギャップ
人は好奇心を感じる物事を71%も記憶していられる。また、既知と未知の間に隙間(ギャップ)があると、それを埋めたくなる心理が働くため、それを読書に応用させたテクニックが紹介されている。
キュリオシティギャップのポイント
1.未知の情報を楽しむ
2.無駄なプレッシャーをかけない
キュリオシティギャップを作るポイント
・周辺情報の収集:その本に関連する情報(レビューや著者の情報など)を収集する
・既知情報の確認:周辺情報のうち、すでに知っている知識をリストアップ
・未知情報の確認:周辺情報のうち、知らない知識をリストアップ
本の内容を記憶するためのテクニック
学んだ本の内容を実践する前に忘れてしまっては意味がないので、読書後に行う行動を少し工夫するだけで記憶の定着を図るテクニックが紹介されている。具体的には以下の手順。
1.読書を終えてから、10分後に要点を復習する
2.読書を終えてから、2日後(48時間後)に要点を復習する
3.読書を終えてから、7日後に要点を復習する
復習の時間の15分〜30分程度を目安とすると良い。
放送名:どんな本でも読み切れるようになるクリティカル読書術
ウォータール大学が学生に推奨する「SQ4R」(エスキューフォーアール)という読書テクニックについて解説された放送。
SQ4R読書術とは?
以下のポイントの頭文字をとった読書術。読書に対するモチベーション意地だけでなく、誤読を防いだり、知識の裾野を広げる効果も期待できる。
S:Survey 調査
Q:Question 問題化
R(1):Read 読書
R(2):Respond 能動化
R(3):Record 採点
R(4):Review 再読
1.Survey:調査
本格的に読み込む前に、本全体の把握を行うことで、本をどのようにして攻略していけば効率よく読み進めることができるのかがわかる。
目次、章題、見出し、チャート、文字装飾、図画などから本の構成を確認し、作者の意図を読み取りながら読破の戦略を考える。
2.Question:疑問化
各セクションの見出しを質問に変換することで、答えを探そうという意識が強く働く(興味付けや動機付け)。
単純に疑問形にしても良いし、各セクションごとの重要な要素を質問化しても良い。ただし、この時点ではあまり読み込みは行わない。
3.Read:読書
Quesutionで作った質問に答えるように各セクションごとに本を読み進め、質問の回答を導いていく。
4.Respond:能動化
Readで導いた回答を自分なりの表現に置き換えていく。その知識を自分で活用する時に具体的にどう利用するのか、第三者に説明する時にどういう説明をするのかなど、アウトプットを意識して情報を整理する。
5.Record:採点
Respondで自分なりに置き換えた内容と、本に書いてある情報に齟齬がないか確認を行う。間違っていた場合は内容を修正する。
6.Review:再読
一連の流れでまとめた内容を、定期的に復習することで知識の定着を図る。週に1回は時間を設ける。
コンセプトカードについて
SQ4R読書術をサポートするアイテムとしてコンセプトカードの利用が推奨される。
インデックスカードに読書をしながらキーコンセプトやキーワードを書き込んでいくことで作成していく。
裏面には概要や解説などを書き込み、復習する際に利用することができる。また、そのまま本のしおりとして利用することができるので、本に触れるたびに復習するができる。
クリティカル読書術について
知識をただインプットするのではなく、自分なりに思考しながら多角的な視点で判断をしながら読書をしていく方法。以下は一例。
・メインテーマは何か?
・作者が想定している前提は何か?
・どこに重点をおいているのか?
・触れていない要素はないか?
・論拠となる要素はあるか?
・論理的な観点の主張か?
・引用されている知識は何か?
・エビデンスは何か? など
放送名:読書家のための【記憶術】読んだ本を確実に頭に残すための方法
できるだけ早く読書をし且つ、記憶にも残るようにするための5つのテクニックについて解説されている放送。
1.読書スピードを上げるには身体を動かす
運動不足であったり、体脂肪率が高いと読書スピードが低下することが分かっている。
常日頃からの運動量にも注意が必要だが、読書している間もじっと座って行うのではなく、身体を動かしながら読むことで読むスピードが向上する。
ステッパーやスタンディングデスクの利用などがオススメ。
2.コンセプトマップを活用する
自分と知識との関連性を高める(パーソナナルレリバレンス)ために、記憶に残りやすいノートを取ると理解力が高まる。
マインドマップと同じ要領で学んだ情報を相関関係で表しながらノートにまとめていく(コンセプトマップ)。
重要なのは自分なりにまとめていくことであり、やり方に正解というものはない。
他のノートの取り方としては、自分に向けて質問を書き、それに対して回答するような対話形式での取り方も有効。
3.アイドリング時間の利用
読書をした後にすぐに別の情報に触れると知識の定着が悪くなる。
そのため、読書をし終えたあとは10分ほど目を閉じて静かに過ごす=アイドリングが推奨される。
こうすることで記憶の定着率が10%も向上する。
4.プロダクションエフェクトの活用
自分の興味を引いた箇所を読んだときに、意図的に音読することで記憶の定着力を高めることができる。
独り言のように読書をすると、長期記憶に残りやすい。
5.アウトプットの効果
読書した内容を誰かに話す(アウトプット)することで、14%も記憶に多く残ることが分かっている。
インプットする際は誰かに説明するつもりになって学ぶと良い。
どうか有意義でチャレンジングな日々をお過ごしください。
メンタリスト見習い カドマツタカシ
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