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糖質制限て「小麦を食うな」って話なのでは?

減量がそれなりに順調な気がしています。
で、「糖質制限」についてだいぶ懐疑的で、思ってることのメモ。

糖質制限ってのは「アトキンスダイエット」とも言われており、まあ炭水化物抜けば糖質が蓄えてる水分もガッと減って体重もシュッとしていいことずくめみたいなやつ。

が、その提唱者が亡くなった際にBMI35という肥満体型だったことで本国では一気に下火になり、日本では「とにかく主食を抜け」みたいな形で広まったやつですね。わたしもやったことがあって、一ヶ月で5キロくらい落としました。

でもその後炭水化物との永遠の別れなんてできるわけなくて無事にリバウンドしたし、今回は米を食べる、なんなら餅だって食うという方針でやっています。

↑この本にも「ずっと米食ってきてるアジア人は食事で米の割合が多いのに伝統的に細身」とあり、日本人の腸は米の消化吸収に特化していて、むしろ米食ってるほうが痩せるとすらする研究結果まであります。
あと大幅減量に成功した個人のエッセイなど読むと「米食べるようにしたとたんやせはじめた」という例がいくつかある。

あとはまあ私は米をなしにするとそのぶんおかずでいいもん食おうとして油分やら量やらが多くなってしまうし食費もかかるので、「この国でずっと生活していくなら米を食うほうが楽」と判断しました。芋と根菜もめっちゃ食う。

でも上記の糖質制限本国バージョン、いわゆるアトキンスダイエットでは確かに効果が出ている人もいる(提唱者は晩年に肥満だったとはいえ)、これは欧米では有効度が高いからなんじゃないか、と思ったんですよね。

↑今回のダイエットの指針のひとつにしているダイエットミシュラン、この本では「小麦は太る」と明言し、避けるべき食材としています。

ゆでて蒸すだけでおいしく食べられる米と違い、小麦はそのままでは食べられず、粉にして糖と油分を加えなければ美味しく食べられません。
加えてシンプルなトーストにしたって、それをおいしく食べるにはさらにバターとかジャムとかが必要になってくる。ピザもチーズが乗るしパスタも和食に比べると油分が多くなりがち。
なので小麦はやめとこ、みたいな話。

つまり、主食が小麦製品の国なら、糖質制限! ていえば、パンとそれに塗るものとかピザとかクッキーとかが自動的に排除されるしでけえ肉とサラダとコーヒー、せいぜい野菜スープみたいな献立に誘導される(自炊にかける手間が日本とそれ以外の国は全然違うから)、それは確かに健康になりやすかったんでは……
でも日本の場合、米を避けると逆にシリアルとかオートミールとかドレッシングとか、手間がかかる洋食ナイズされた献立に誘導されてしまう。そんなのストレスとフラストレーションがたまるにきまってる。
おとなしく米と味噌汁をベースとした和食にしたほうがいいのでは、2000年食ってきた文化を採用するのが最もいいのでは……

と思いながら週末は餅焼いて雑煮作ろうと思っています。どうなんだろな実際。



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