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サイコロで決めてる(3D6)


こういうツイートが流れてきました。

ADHDは多動とか集中力の欠如とかもあるけどその大前提として「しんどそうなことは重要なことではないと認識する傾向」みたいなのがある、という話。

心当たりありすぎる〜。

努力への動機を見出せない種族

二ヶ月後の課題とか原稿とか税金の支払いとかNISAとか、やんなきゃいけないしやったほうがいいとわかっててもしんどいとやらない〜〜。
ていうかそれADHD特有の傾向なのほんとに? みんなそうじゃなくて?

と思うけど私はガチじゃなくてその傾向があるから重い人はそうなんだろうな。重要な面接があるとわかっててもメイクと服選びがめんどいからばっくれるとか、そういうかんじになるのかもしれない。

本記事には「努力への投資意欲が低いのがADHDの特徴」みたいに記事で書かれてます。
多動ぎみなのはそもそも動機づけが弱いから集中が続かないんだという因果が逆の話だったのでは、とも。
記事ではアンフェタミンで報酬系の回路はほぼそのままに努力への意欲だけ高めることに成功したっぽいようなそういうような実験が出たような…… というかんじ。

サイコロで決めよう

で、最近わたしがやってる遊びの話。

努力や継続にげきよわで「その瞬間の快楽」にしか従えないのはもう十分にわかってます。ダイエットのために筋トレはできないけどフィットネスランナーでゲーム的に「おもしろい動き」をやや不規則に提示されれば体を動かせるし、単なる調査はできなくてもタイムアタックにしてしまえばできる。

要はなんらかのランダム性を与えてしまえばいわゆるゲーミフィケーション、「おもしろい」になるんじゃないか? と、ドーパミンの性質(なにかおもしろいものを収穫できるかもしれない、という予感で分泌)などを考えながら思っていたので、最近はこちらを使っています。

6面ダイス3つ。TRPGでいう3D6ですね。やらなきゃいけない掃除とか皿洗いとか作業とかをリストにして、「それをとりあえず何分やるか」を3D6で決めます。まあだいたい出目は12前後になります。

毎回別々の分数になるんですがそれはスマートウォッチのタイマーですぐに設定できるし腕の振動で感知できるのでけっこうよさげ。アラーム無視しても何分経過したのかも残り続けるし。

ポモドーロ・テクニックもねーー、何度かやったんですけどねー。
飽きるんですわ。
ポモドーロで順調にやる、やらない、を決められるのって、そもそもやるときめたらやる、ってことができる人が区切りをつけるためのものでしかないんではとすら思う……間に運動を挟むといいのは発見ではあったんですが、毎回25分の作業、ていうのがもうすでに「決まった手順」になってしまっておもしろくない。

3D6で決めるとけっこう6分とか出てきたりもして「6分かーー」と思いながら着手して案の定トータル23分とかになるけども、動き出すためのトリガーとしてはだいぶ肌に合っている気がします。

それにしてもトランプとかカードとかダイスとか、つくづくランダムというか乱数というかギャンブル的なものが好きですね。というかこれはゲーミフィケーションというかギャンブルに近いかもしれない、うまくいえないけど要素として。
そういえばフェリシモのこともギャンブルって呼んでたし、楽天の買い物で一番好きなのも中身不明の福袋だなあ。

作業時間のログをとるにはあんまり向いてないかもしれない方法なんですが(やれなくはないが少しめんどくさい)、トリガーとしては私にとって優秀です。とにかくやり始められないと意味がない。
サイコロは今はダイソーにも6個セットとか売ってるみたいだし、バトルえんぴつを使ってもいいし、占い用のパワーストーンのやつもあったりするので、気になる方はぜひ。

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