見出し画像

見えないゴールテープを目指して走るには

あなたは、「目標」という言葉を聞くと、どのような感覚になりますか?
ふつふつと内から熱いものが込み上げてきたり、エンジンがかかるようなポジティブな感覚?
反対に、その言葉に対してアレルギー、ストレスを感じる人もいるかもしれません。

わたしにとっての目標とは、短距離レースの目の先に張られているゴールテープ、というイメージなんです。

ゴール地点は見えている。
あとはそこに向かって全力で走り切る!
そして、見事テープを切れたとして。
それこそが成功体験となり、自分自身に、自信をもたらし、また次のレースに参加しようと思う意欲にも繋がる。


一方マラソンのように、スタート地点からは、そのゴールテープが見えないレースもあります。
例えばそれは、「目標」という域を越えた、「使命」「ビジョン」「夢」などと置き換えられるようなものです。
さらには「人生」も然りです。

見えないゴールテープを目指して、ひとり走り続ける。
これは、なかなかにハードです。

脇腹が痛くなったり。
足がつりそうになったり。
最初は聞こえてきていた沿道の歓声も、いつしか聞こえなくなったり。

そして…

あれ?そもそも、何でこのレースに参加しようと思ったんだっけ?
何のために走ってる?
この道で合ってるよね?

不安な声が、内からどんどんどんどん聞こえてくる。

そうして、いよいよ足が止まりそうになったり、
迷いが生じてしまう。


長いメタファーで書いてしまいましたが。
わたしがコーチになろうと決意した理由、そして自身もコーチングを今も受け続けているし、今後も受け続けようと思っている理由は、そういうところにあります。


わたしにとってのコーチは、「伴走者」でもあり「給水所」のような存在でもあるんです。


自分で走ると決めたレースは、
できる事なら、楽しみたいし、
ゴールテープも切りたい!

でも、ゴールテープが見えないレースを一人走り続けるには、安心できる何かが必要。

そんな時に、給水所の存在は、本当にありがたい。


水分や栄養を補給して、改めて「よし!」と自身の気持ちや思いを再確認して、走り出す事ができるし。
この道で合ってるぞ、と確信することもできる。
良いペースで走れているのか、もう少しペースダウンしても良いな、と振り返ることもできる。
気持ちや感覚、意思を見つめ直して、さらに一歩を踏み出すことができる。
このレースに参加しようと思えた自分、そしてさらに走ろうとする自分に誇りを持つことだってできる。


わたしがコーチングさせていただくクライアントさんは、真っ直ぐな思いを抱えて、それぞれのレースに挑み、走り続けています。
だから、わたしという給水所で水を受け取り、さらに走ってゆく、その後ろ姿は本当に眩しいです。

また、わたし自身も走る側として給水所で足を止め、コーチと対話をすることで、心から安心でき、さらに走り続けるための背中を押してもらっています。

自分の使命がはっきりしてきているからこそ、
どのように生きていきたいかが見えてきているからこそ、
これからもこのレースを走り続けるためには、
給水所の存在、コーチという存在が必要だな、と思っています。


そして、ゴールテープを切ることだけではなく。
道中の素敵な景色、風を浴びる感覚、他の走者の息遣いなど、五感で得られるあらゆる素敵なものも大切に味わいながら走れたら。
あぁ、幸せな人生だったな、と思えるんだろうなぁ。


公式LINE始めました


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?